2006年07月31日

期待し過ぎた?

「カーズ」が良かったので、期待して見に行ったのがマズかったのか‥‥対象年齢に合わせたからなのか‥‥
ブレイブ・ストーリー
原作の方がメチャメチャ良かったです。あの厚い原作だから仕方ないと言われればそれまでですが、原作はユング心理学みたいなトコがあって、もっと深いメッセージがあったのに‥‥もう少しテンポを良くして、切るべきではナイ部分は残して欲しかったですね。まぁ、これをキッカケに原作を読んでもらえるならば言うコトはナイですけど。

現実には、子供の虐待を趣味にしているとしか言えないような夫婦もいたり、子供は親を選んで産まれて来るコトは出来ません。

オカシイと判っていても、子供との面会が出来ない現行法を改正すべきだと思います。

日本は、子供を道連れにして心中しようとして生き残った親に対する刑も甘く、海外では考えられないホドです。子供と言えども、別人格。子供は親の所有物ではありません。それが、海外の考えです。無論、児童虐待は日本だけではありません。

ともあれ、子供がみすみす虐待されているのを見過ごすコトは、我々にも責任があるのです。

虐待らしきコトを発見したら、児童相談所や警察に通報しないと、罪のナイ子供達がドンドン犠牲になっていってしまいます。

それにしても、身勝手な親はどうしてこんなに増えたのでしょうか‥‥  

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ブスを考えると世界が判る

夏休みと仕事で午前の更新時間は乱れまくっております。申し訳ありません。
さて、かなりオモシロ本を見つけました。
太古、ブスは女神だった

写真の本とタイトルの本は一致してるか微妙ですが、色違いの写真に上のタイトルがつけられた本を現在読んでおります。

現在も実に平安時代に似ていると思う一説から‥‥貴族に関する記述を自分の周囲の会社とか、学校とか、地域と置き換えて読んで頂きたく思います。

平安文学には狄佑錣蕕忰瓩里曚狄佑錣蹐鍬瓩箸いΩ譴睫槊つ。「人」に対して体裁が悪い。みっともない、という意味だ。
「人」とは庶民を含めた国民全体のことではない。女房であり公達のことだ。
そういう閉ざされた貴族社会の「人」にどう見られるか。「人目」にどう映るのか、猴佑茲瓠張ッコよく…、爐覆世蕕に瓠通菊颪法帖↓狄余个呂譴覆蕕梱瓠朕佑望个錣譴未茲Α帖貴族は生きようと心がけた。

ともあれ、平安時代は庶民には高価な紙も与えられてなければ、書くものも与えられず、まして、文字だの学問などは、ホンの一握りの階層にしか教えられなかったに違いなく、大半の労働者は食うや食わずの生活を余儀なくされていたであろうと思われます。(江戸時代とは違って文書がそれゆえホトンド残ってないので‥‥)

で、平安な時代だったと教えられているワケなのですが、今回ソコを論ずるつもりはナイのでその辺は割愛させて頂くとして、現在の状況ととても似ている様に思えます。

生きて行くに困らぬほどの生活をしつつも、他人の目ばかり気にして、自己の主体性がホトンドない様な生活。才能とはいうものの、チャンスがある人が出世して、クジに当たらなかった人は損をしてしまう様な生活‥‥

日本の宗教が現世的、御利益主義に取り入れられているので、マスマスその傾向が強く繁栄されていた時代なのですが、「皮の一枚下は骨」「人は生きる糞袋」と唱えた仏教思想は本来はもっと深遠なものであるにも係わらず、表面だけを理解するがゆえに、この様な過ちを平安時代はしたのでしょう。

まだ、全てを読み終えてないので、この本についての論評は避けますが、老年になればなるほど美醜を超えて、人間の器がオーラとなって現れて来ます。そのオーラのある人に、人間は引き付けられるコトが多い様に思われます‥‥
  
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2006年07月30日

歳を取るだけで立派になれるワケではナイ

世の中には、「今時の若者が」というコトを言う人は、太古の昔から居ますが(そういう歴史的資料もあるので)、大体そういう若者を育てたのは、その親の責任が大部分だし、言わせて貰えば「イイ歳をして‥‥」という人も大勢います。

長野県は温泉がイッパイあるので、本日も午後からある温泉に入りに行って来ましたが、ソコでの話です。

今の子供達は、家のお風呂に一人で入っているから、大衆浴場というか、大勢の人のトコで入る時はなどと言われてますが、本日はワタシよりもかなり年かさのもう初老に届こうかという人々に驚かされました。(俗にオバタリアンと呼ばれるのも、モットモな話と思いましたね)

若い皆さんも、入浴のエチケットとして読んでおいて下さいね。社員旅行とかで恥をかきたくナイとか、地域の旅行で常識のナイ人と思われたくなければの話ですが‥‥思われても構わない方は、この話をパスして貰ってOKです。

最初に驚いたのは、とっても狭い洗い場の温泉だったので、浴槽との幅が無いにも係わらず、入浴していたら、ソコへ入って来たオバサマ方が二人とも、平気でバシャンバシャンと桶で温泉を汲んで身体にかけるのです。何が悪いかというと、浴槽は低いワケですから、その勢いでお湯をかけられるとそのお湯が跳ねて、入浴している人の顔にかかるのです。仕方ナイので、背中を向けて入ってましたけどね‥‥

その後、ソコはサウナぽくなっているトコがあるのでソコから出て来たら、主人の母が驚いてました。別の人が入って来て、石鹸が置いてなかったから、ワタシが持っていったボディシャンプーを貸してくれといったから、貸したのだけど、なんと使い終わったらアリガトウでもナク、出て行ってしまったそうです。若い姉ちゃんならともかく‥‥こういう話を聞く度に、若者が悪いのはその周囲の大人(特に親)が悪いのだと思います。

そして、娘も上がる時に、湯桶の水をバシャバシャと捨てたので注意しておきました。「一人で入っている時は、どうやってもイイけど、他人がいたら水滴が跳ねない様に気をつけて!!」と。「子供だもん」と答えてましたが、「子供のうちに覚えておかないとね」と言っておきました。何度かは注意したはずなのだけど、こんなモノです。それでも、そういう小言を言う人も居ないと、世の中は「物知らず」ばっかりになってしまいますから‥‥

今、「あるある大辞典」で納豆特集してますが、ワタシは今も夜に食べるコトを継続してます。体調はすこぶる良くなっていると思います。皆さんもお試しください。  
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カルシウムを吸収したかったらイチジク!!

遅くなりましたが、日曜朝の定番「日本農業新聞」の「アンドユー」の「くだもの図鑑」からイチジクです。

カルシウムの摂取を助けてくれるマグネシウムも100グラム中1.9グラム。その中には、血糖値の上昇を抑えたり、腸の動きを良くしたりする水溶性食物繊維が0.7グラム含まれている。日本人の食物繊維摂取量は少ないといわれてるし、カルシウムも生果100グラム中26ミリグラム含まれているので、骨を作り、イライラを解消してくれるカルシウムを体内に取り込むにはとっても理想的。

ロシアの研究では、イチジクは細胞を正常に保ち、がんなどへ変異をしにくくする物質が含まれているという報告も。

葉や果実を切った時に出てくる白い液体(樹液)は、フィシンというたんぱく質分解酵素。肉を柔らかくする作用で加工に利用されることもあるので、肉食と共に食べると消化を助ける。

同じ新聞の本日付けの記事の中に、イギリスの心理学者が世界各国の幸福度を示す「幸福マップ」を作成し、その中で178カ国の90位に日本がランクされたと書かれていました。平均寿命や経済状況、教育レベルなどに関する各国の事情を調査し、数値化してランク付けしたそうですが、一位がデンマーク、二位がスイス。アジアでは中国が82位だとか‥‥

やっぱり、社会的繁栄と、人間の幸福度は一致するとは考えられないようです。

経済の拡大欠乏恐怖症になって、「もっと、もっと、よりもっと‥‥」と考えてばかりで、他人のコトになど目を向けられない様な生活をしていたのでは、決して幸せにはなれないでしょう。

身近な人、そしてその周囲の人、地方の共同体から祖国、そして世界全体への優しい心配りと、将来の世界を見越した生活、そうしたバランスのとれた思想が、人間をリラックスさせ、不安を無くし、協調による真の平和を生み出します。

他人の顔色を伺ってオドオドと暮らすのではナク、全ての人が対等で人間らしく暮らすコトが、幸福への第一歩ではないかと思います。  
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2006年07月29日

アメリカの良心に期待したい‥‥

今日は子供を連れて「カーズ」を観て来ました。
カーズ完全ガイドブック
夏休みなので、映画館に子供がイッパイ!!

ともすれば、便利さ故に高速道路にばかり目を向けるのではナク、「スローライフを!!」というメッセージが聞こえてきそうな映画でした。とても楽しめる映画です。

イスラエルに対するダブルスタンダードの問題もありますが、イスラエルの空軍は米軍よりも強いかもしれないという話もあり、何とか平和への道のりを開いて欲しいものです。

力では決して相手をねじ伏せることは出来ません。でも、宗教が絡むと話がナカナカ進まないでしょうね‥‥一神教だと、自分の信じる神以外を信じる人は、邪宗の輩としか思えなくなりますから‥‥日本人の根底には、多神教だった時代があるので、そんなに他人を憎まなかったり(領土が狭く、周囲が海、そして多くの山ゆえに、移動が制限されているから、我慢して暮らすことを余儀なくされてたからかも‥‥)しますから、理解し難いトコがありますが。

古き良きアメリカを懐かしみつつの現代という映画を見ると、真の世界の警察だった頃のアメリカに戻ってもらいたいかも‥‥

話は全然違いますが、今朝の甲子園に行くミラクルを起こした監督は、高校時代に隣のクラスの人だったコトに、主人に気付かされました。ならば、もっとしっかり応援させて貰うつもりです。それにしても、長野商業の百年目も部長で甲子園、そしてマタ今年とは、強運の持ち主ですね。

出ると負けの長野県ですが(関西暑いからな〜)、まずは一勝して欲しいです!!!  
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創立百年・甲子園初出場おめでとう!!

おはようございます。長野市の松代(マツシロと読みます。真田十勇士で有名で、島村抱月と交流があった松井須磨子の生誕の町で、戦時中には皇居を移そうと朝鮮人を強制連行して大本営を地下に掘らせた歴史の街です)にある公立高校が、創立百年という記念の年に初めて甲子園への切符を入手しました。

相手は、中高一貫教育の私立高校だったので(長野は私立高校は昔はホトンド見向きもされませんでしたが、最近は文武両道を目指したり、校則が厳しいことでかなり私立高校が伸びてきています)下馬評では、決勝戦敗退だろうと思われていて、しかも、序盤から劣勢な戦いだったので無理かな〜と思っていたのをひっくり返しての初出場でした。

主人の知り合いには、同校卒業生も多く、「百周年の寄付が大変‥‥」とおっしゃってましたが、こうなると応援の寄付金も増大してより大変でしょうが、嬉しい悲鳴のようです。ローカル紙の「信濃毎日新聞」に息子が野球部に在籍していたからと勝利の度にスイカを差し入れていた八百屋さんが店先に喜びのビラを何枚も貼り付けている様子が写真入りで載ってましたが、既にトラックの全て並びに御自分の身体にまで、ビラを貼り付けて市場を闊歩なさっているそうです。

昨夕、娘の古本屋に同伴していきながら(何度も行ってるので)
ドラゴン桜 (1)
を十一巻まで立ち読みで読み終わりました。その中で「あの人達でも大丈夫なら自分も」と思って東大に行くことがあると書かれた部分があり、上記の新聞にも四国遠征を春にして、甲子園優勝経験がある愛媛の松山商や今治西と対戦して「同じ公立校、同じ高校生。自分たちにもやれないことはないと感じた」との主将談話が載っていました。

上記のマンガ本は過去に「東大一直線」を書いて世に出て、「ゴーマニズム宣言」を書いている小林よしのり氏のような話では全くなく、≪コーチング≫とか≪アイ・メッセージ≫の大切さとか心理学も色々紹介されてますので、受験生でなくてもタメになるような話がイッパイ書いてあります。このマンガを読むキッカケもワタシの母校の文学部(ソコに在籍してましたから)に行ったら、ホトンドやる気がナク極わずかの文庫本とマンガ本を読ませるコーナーだけだったのにガックリしつつも、ウォーターボーイズぽいコトをやるので見に行ったタメ、窓からプールが見れるとそのままただ座っていても何なのでと手にして読んだマンガだったのですが‥‥(NHKの「人間どきゅめんと(?)」だかで文化祭を取材に来て、この夏放映だとか)

やっぱり、「人間やれば出来る。出来なくても、努力したコトは無駄にはならない!!」というコトかも‥‥
  
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2006年07月28日

寓話なんだろうけど‥‥

初出が『小説推理』なんですけど、≪布施≫を描いた宗教の本みたいな話です。
ゴサインタン―神の座
日本人の宗教は大半が御利益宗教(利益を求めて神にすがる)ですが、宗教とは本来は魂の平安を求めるものです。その姿を見事に描ききったというべきなのか‥‥

ともあれ、日本男性の頑なな思い込みを改めさせてくれる本です。

親の世代と、自分の世代は違っているコトを認識してないというのか、根本的に婚姻の意味を理解してない人が多いからなのか‥‥

日本へ国際結婚して来ても、上手くいく人と、いかない人がいるのは当然です。日本人同士ですら上手くいかない人が多いのに、他国の風習で暮らして来た人と上手くいくハズもなく‥‥しかも、母親の代わりを妻に期待されても‥‥というのが、大方の妻からの意見でしょう。

昔の日本女性は、耐えて耐えて生きて来たのであって、喜んで耐えてたわけではナイのです。時代がそうさせただけで‥‥

寓話ですから(著者はそう思って書いたかは不明ですが)、現実にはありえない方向に話は進みます。しかし、ある意味これこそが究極の布施なのでしょう。

御布施というものは、御布施をしたから何かを頂くのではナク、御布施させて頂いたお蔭で、自らが救われるのです。西欧の人々が寄付するのも似たようなコトなのです。寄付出来る自分への感謝と考えてもいいかもしれませんが、日本にはその辺の教育があまりされてナイので、自分が利益を得たとしても、神の御加護とはホトンド思わない人が多く、されど困った時の神頼みだったり‥‥

意識を転換しないと、日本の未来はダメになるよという著者からの警告のメッセージなのかもしれません。  
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マイホームとはいうけれど‥‥

更新が遅くなりました。既に二仕事終わっております。

画像がありませんが、「一億二千万の闇(本岡類著・講談社刊)」の話です。

バブルで土地が高騰し、高嶺の花になればなるほど、欲しくなるというマイホームが産んだ、かなり切ないミステリーです。

ともあれ、自宅があればイイだろうと思っても、終末医療にお金が掛かる様な時には、持ち家の人は逆に大変になったりもします。

真面目にコツコツ働いて、やっとローンを返して、これからだという時に、配偶者にベッドで寝たきりになられてしまうと身動きも出来ず、医療機関は期限付きで空き待ちしか入れてくれず、特別養護老人施設も満床で待機待ちなんて話はざらにあります。

もっとお金持ちで、金に糸目を付けないでいられたならば、何も考えずに色々な施設があるんだけれど‥‥ということです。

年金なんか返上して、生活保護を受けたくても、持ち家だとそれも出来ず‥‥なんて、ボヤキも聞こえてきます。

全額負担じゃなくても、介護などにお金を払えるのは、ある程度のお金持ちだけで、低所得者は介護保険だけを取られ損などという話も現実にあり、こっちの方が怖い話かも‥‥

小説に戻って、大手企業のサラリーマンは、犇迫性落ちこぼれ恐怖症瓩乏櫃っているという話や、CMは狒ばれたあなた瓩妨かってラブコールを繰り返し、犒辰泙譴討い覆ぜ圻瓩聾覆恵まれていないことを、テレビのCMを通じて毎日のように再認識しているのではないか、という話を読むと、日本人全員の心の中に闇が存在していても、全然オカシクないような‥‥

豊かさを求めて走り続けて来た日本人は、ドコで道を間違えてしまったのでしょうか‥‥  
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2006年07月27日

人を殺すというコト

前から読みたいような気はしていましたが、なんとなく読んでなかったのが、
繋がれた明日
という本です。
偶発的に殺してしまった加害者と、その家族、友人、被害者になった家族など、様々な人がそれぞれに苦しむ様子が的確に描かれています。

交通事故だったとしても、死亡事故だと、やっぱり殺人事件になるのですが、業務上過失致死になればそんなに罪は重くなかったり‥‥日本の刑罰は更生するコトを目的にしてますから、そんなに重罰主義ではありません。

だけど、家族が巻き込まれたら、それは理性では抑えられないものもあるでしょう。

とはいえ、殺した者は殺してもイイのだと考える復讐の論理で、世の中の殺人事件は無くなるワケでもなく‥‥

少年法を変えて、厳罰にしたところで、実際には殺人事件は無くなってませんし、下手をすると自殺する勇気のナイ人が、他人を殺すコトで世間の注目を浴びつつ、死刑にして欲しいなどという手前勝手なコトを考える始末。

青少年には、一度ゼヒ読んで欲しい本ですが、活字離れが進んでいるので、かなり難しいコトかもしれませんね。

でも、人生を見つめなおす意味でも、一度は読んで欲しい本だと思います。ともあれ、「君子危うきに近寄らず」というコトなんだろうと思います。後悔は「後から悔いる」と書きますが、そうならないタメにも‥‥  
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切ないミステリー

おはようございます。前にも書きましたが、オススメ本の数が増えすぎてますので、細分化しようとしています。で、「ミステリーならコレ」というのを新たに作りましたが、以前のモノはとりあえずそのままですので、御了承ください。時間が出来たら、分類したいとは思ってますが、どうかな〜‥‥

あまりに有名になってしまいましたが、横山秀夫さんの本です。
影踏み
この本を読んだのは、二度目なんですが、しんみりとした読後です。スカッとしたい人は、「第三の時効」がいいかも、何度読んでも、「上手い」と思います。

何度でも、同じ作品を繰り返し読みたいミステリー作家はそんなに居ないのですが、種明かしだけが妙味の作家とは違い、深い味わいがあります。

横山さんの大半の小説は読んでますが、どれもしんみりとした読後感があります。「半落ち」は映画になったので、観た方も大勢いらっしゃると思いますが、ほのぼのとした余韻が残る作品です。

映画だけしか観てない方は、ゼヒ、原作を読んで欲しいものです。よくもこんなに細かいトコまで伏線を張っておけるものだと感心します。

以前、TVに出ていらしたのを見たコトがありますが、体調を崩されたコトもあるとか‥‥

傑作を読ませて貰う方は、気楽でイイですが、創るには想像を絶するほどの葛藤があると思います。

そうはいっても、身体を留意しつつ、これからも素晴らしい作品を書いて頂きたいと願う作家のお一人です。

ミステリーは内容が書き込めないので、何時もこんな感じになってしまうのがツライのですが‥‥  
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2006年07月26日

終末医療の難しさ

今晩のNHKのクローズアップ現代で、富山県の射水市民病院の医師が、安楽死させたコトの是非を特集していましたが、本当に難しい問題だと思います。

植物人間になってしまった御家族の方を存じ上げていますが、医療費もバカになりません。どうやって工面しようかとか、三ヶ月づつしか入院出来ないので、どうしようとか‥‥

生かしておいてあげたいと思っても、それなりに大変なコトがあります。

自宅療養されている方の介護をされている方のとにかく大変なコトは、オムツを替えたり、入浴させたりするコト‥‥

その時に合わせて、ヘルパーさん達を頼むコトも出来るのですが、家族が無理すれば無料ですけど、お願いすれば有料。

30kg以上の子供のオムツを変える人は、ホトンドいらっしゃらないでしょうが、大人だと最低でも30kgを超えます。体格のイイ人だと、病院でも三人がかりでオムツを交換するのですから、自宅で診られる人は限られてます。

長生きするコトは、本当は喜ばしいコトなのに、そうとばかりも言えない現実もあり‥‥

主人の母は、コトある度に「延命治療はして欲しくナイ」とは言ってますが、家族とすれば出来るコトなら、ただ生きているだけでもイイ様な気も‥‥でも、そんな気持ちも、実際にそうなった時には、どうなるのか?

中には、厚生年金欲しさに、生かさず殺さずで長生きさせて欲しいという希望を臆面もなく述べて、ホトンド面会にも来ない家族もいるとか‥‥そういう人は、良くされて家に帰されても困るのだとか‥‥なんというか、そういうギリギリのトコに行くと、人間の醜い部分が全部出て来ると言うか‥‥

ホンの少しばかりの遺産を巡って、バカバカしい争いをする人も多く‥‥

一生をキチンと終えるコトは、とても大変なコトになりつつあります。人生の最期は、自分では決めるコトも出来ないというか、どうなるか判らないのが現実です。

そんなコトを考えると、末期医療をどうするべきなのか、嫌なコトかもしれないけれど、皆でしっかり考えないとイケナイ時期に来ていると思います。

特別養護老人ホームに入れたくても、待機待ちしている人も多く‥‥少し前に、母親の介護をしようとすると仕事が出来ず、生活保護も断られて母親を殺してしまった男性に温情判決も出ましたが、決して他人事ではナイと思います。誰でも、明日は我が身になりかねないのですから‥‥  
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自分も相手も大事にしよう!!

おはようございます。昨夜の本を読み終わりました。

過労死する人、自殺する大人、いじめで死に追い込まれる子供達‥‥全ての根は繋がっていると思います。

個人よりも、所属する場所を優先すれば、個は行き場所を失って、生き生きと暮らしてはいけなくなります。

イジメは在ってはならない、過剰な残業はさせてはならない‥‥それは理想だとは思います。実際には、そうはイカナイ。だからこそ、それでイイのだと開き直ってしまっては、世の中が悪くなるばかりです。

理想通りではないからこそ、戦わなくては‥‥

過剰な残業を強いられそうだからこそ、それを是正する監督省庁があるのであり、イジメを防止するべき行政の長が、「いじめの標的になる子を見ると意志薄弱で、生活に独立独歩の毅然たる態度がない」と町の広報誌に書いてしまう神経‥‥

≪強いから生き残れる、強くなきゃ死んでもしょうがない。≫という論理に染められてしまうと、世の中の全てが、そうした歪んだレンズを通さなければ、見れなくなってしまう。

≪人はどうしたって一人では生きられない。相手の意見を聴く。相手の気持ちを想像する。自分が行なったことを反すうする。≫、≪がむしゃらに走ってきた日本が忘れた人間関係の基本に、相手を大事にすることに、もう一度、一人ひとりが戻ること。人間にとってごく当たり前のことが、結局のところ有効な具体策だと私は考えている≫

ともあれ、現実的に考えると、ヒド過ぎる集団にそうと知らずに入ってしまったら、ある期間は我慢しても、脱出するコトを考えるべきだと思います。学校は、一生ソコに居ることはありませんが、それでも我慢の限界になる前に、不登校よりも転校を考えるべきだし、一生しなければならない会社がそうなら、ある程度は我慢しつつ、転職の口を見つけるべきでしょう。

改善してくれそうなら、努力するべきですし、不可能なほど硬直しているトコならば、こちらから見限るコトも一つの方法です。柔軟な思考で、自分を防御するコトも大切だと思います。  
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2006年07月25日

人間は自然に対して無力なのに‥‥

久しぶりに鎌田慧さんの本を読んでみました。大好きなノンフィクションライターの方です。
ひとを大事にしない日本
序章にこんなことが、書かれています。

「市場原理主義」とは、弱肉強食の論理をやや上品にいっているだけのことだ。世界の富をひとり占めするために、敗者をどんどんふやしていて、なんらこころを傷めることのない連中が世界を支配しているかぎり、テロリストを産みだす無限の憎しみをなくすことはできない。

ひとりの男を捕まえて殺すために、なん百億ドルものカネをかけ、なん万人もの兵隊を送り込み、なん万トンもの爆弾を投下し、なん千人もの人間を殺し、なん百万人もの膨大な人間を、明日をも知れぬ難民にしている。家と仕事を奪われ、恐怖と飢えと寒さのなかから、憎しみの火がさらにひろがっているのは、かんたんに想像できる。

と‥‥人間が環境破壊しているコトにも、強い憤りを感じた文章を書かれています。

山の中で生まれ育ったワタシが言えるコトは、土砂崩れの大半は、無理なコトをしたのが一番の原因だと思います。

道を広げようと、斜面を削った途端に山が崩落するコトがあります。これは、効きドコの岩を取り除いてしまったコトが最大の原因だったりします。

将棋のコマを使った遊びの中に、将棋のコマを山積みして、山を崩さずにコマを取り出したら、そのコマは自分のモノ、崩したら交代するという遊びがありますが、それと似ています。

人間には、それが大切なのかどうか判らなくても、自然は大切なモノが無くなれば、それなりにします。自然は、人間の都合を考えてくれるワケではありませんから‥‥

まだ、3割くらいしか読み進んでいませんが、頷くコトばかりです。開発や便利さと引き換えに、人間は失ったものも大きいと思います。日本の平均寿命が短くなったと、ネットニュースで読みました。インフルエンザだけでなく、自殺の増加、自然環境の悪化も、その要因の一つではないかと思います。自然を壊せば、人間も破綻して行かなくてはならないのだと思います‥‥  
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生きてみないと判らないコトもある

おはようございますというには少し遅い時間になりました。

超朝一の仕事をしてました。

それにしても、人生というのは、実際にやってみないと判らないコトもイッパイです。読書したり、話を聞いたりすれば、それなりに判ったつもりにもなりますし、ただ全く白紙の状態でコトに当たるよりも、それなりに役には立ちますが、実際に経験すると、思いもよらないコトが次から次から出て来ます。

親が死んだ辛さと孫の生まれる嬉しさは、やってみないと判らないコトの最大かと思いますが、さすがにマダ孫の生まれる歳ではナイのですが(メチャメチャ早婚の家なら可能かもしれませんけど)、親が死んだ時には、本当にその通りだと思いました。

今、介護問題も社会的な問題になってきてますが、我が整体にお見えになる方々も、介護の仕事(病院関係も含め)や、自宅で療養させていらっしゃる方々、そして自宅では看きれずに病院等でという方々を全部合わせると、半数以上になるかと思います。

誰しも、老いたくて老いるわけではないのですが、死を迎えるまでに、老という問題がしっかりと人生の最大の難関になりつつある現在、それらの方々の御話を聞いていると、人生の側面が見えてきます。

考えてみれば、日本は世界で類をみないほどの長寿国になり、医療の進歩で、ある意味では簡単に死ねなくなってきています。

そんな話を聞いていると、やっぱり元気でいるコトの大切さを痛切に感じます。

自分の身体は自分で守るしかありませんし、自分の身体は自然治癒力をもって自分で治すという強い気持ちが必要になります。

アナタ任せの気持ちでは、どうしてもダメなんです。元気で長生きしてらっしゃる方々を拝見すると、どなたも前向き、やる気‥‥そういったものが、みなぎってらっしゃいます。

持って生まれた丈夫さは、何ともし難いコトです。でも、大事にさえすれば、必ず身体は応えてくれます。そんなコトを思いながら、毎日暮らしております。  
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2006年07月24日

人間はドコを目指すのか‥‥

全く知らない作家の、思いもよらない本に巡り合うのが大好きです。だから、図書館や書店、古本屋巡りはヤメラレナイかも‥‥
神の柩
知ってる人は、知ってるのかもしれませんが‥‥

ミステリーなので、ホトンドあらすじは書き込めません。バイオテクノロジーとその対極にある様な自然農法やら、死後凍結の世界、出生前診断‥‥色々なコトが書かれています。

本筋とは、全く無関係なのですが、驚いたのはロスアンゼルスについての記述。

1920年代まで、世界一という通勤鉄道網が整備されていて、電車も地下鉄もあり、とても便利だったのに、鉄道会社の株が、自動車や石油資本によって買い占められ、自動車を売るために、鉄道を少しずつ廃止して、鉄道線路の跡地を利用して、フリーウェイ網が作られたという話。

自由を最大限に発揮しようとすることが許された経済というのは、そんなコトも出来るのだ。

勝ち組に入れば、やりたい放題、何でもできる王様みたいに暮らせ、人間の欲望は止まるコトを知らない。

アメリカの後追いばかりしてきた日本も、このままアメリカの様になって行くのだろうか‥‥

科学の進歩は、良いコトばかりなのか?

人間は、何処まで自然をコントロールする権利を持っているのか?

実に色々と考えさせてくれる本です。こんな素敵な本に巡り合えてラッキー!!

予想もしてないのに、こんなにイイ本を一気読みできると、本当に至福の気持ちになれます。内容は、手に汗握る感じなんですけどね‥‥  
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財政破綻した自治体を想う‥‥

おはようございます。ローカル新聞の記事など、全国の皆さんは読まないと思いますので、あえて小さな村が財政破綻で困っている特集を連載している「信濃毎日新聞」の記事を取り上げたいと思います。全国的にも、似た様なコトがあると思うので‥‥

夕張市ほど騒がれもしませんが、バブルの波でリゾートの夢を見て、バブル崩壊と共に、財政が破綻してしまったのです。

それにしても、『公費となると、本当に平気で多額のお金を支出してしまうのだなぁ』と改めて感じました。

スキー場に魅力を付加させようと入浴施設をスキー場の中心部に作った額は、約六億円。入場者数は初年度から、予想の十一万六千人余りを大きく下回る三万二千人弱。まるで、高速道路に巨大な橋を何本も架けた計画の様な話です。

ちなみに、ワタシの感覚でこういう計画を見ると、約六億を借りたとしたら、金利が1%でも、600万円、そんなに安く貸さないだろうから、それに貸してくれる利率を掛けなければならない。それを年間の営業日数で割るとケッコウな金額になり、元金も返済しなければならない。

予想を大きく下回ったと言うけれど、三万二千人入ったというコトは、一日平均、100人を切る程度。そんなに悪い数字とは思えない。最初の予想が甘かっただけ?

そして、階段を上がらないと入れない施設の写真を見ると、交通のアクセスのヨイ場所で、車でさっと乗り入れて楽に入れる様な場所に、スーパー銭湯みたいに作ったら、もっと利用者は増えただろうにと思う。

「無駄だったと言うのは、結果論」当時の課長さんはこう反論してらっしゃるけれど、『そうかな?』と思う。バブルの絶頂期に、『こんなに儲けていいのかしら』と思いつつ、次々出来る施設の多さに、『そんなに遊ぶ時間やお金があるのかしら‥‥』と思っていた。

普通の感覚さえあれば、ストップ出来たハズだと思う。でも、夢を見ていた人が多過ぎたのだと思う。

こういうのを読んでいると、前の「ロズウェルなんか知らない」という本の話の方が、よっぽどマトモだと思ったり‥‥

滋賀県知事が新幹線の駅を建設中止しようとしても、ナカナカ大変そうだったり‥‥

長野の県知事選挙で、「一時的に借金が増えても、返す道はいくらもあります」とおっしゃる候補もいらっしゃるそうですが、借金を返すというのは、そんなに生易しいコトなのでしょうか?

借金を作っても、返せなくても、政治家や公務員の方はホトンド責任を取らずに、次の方に職を譲ればそれで終わりです。でも、我々、庶民はそれを返し続けなければならないのです‥‥  
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2006年07月23日

若気の至り‥‥

何というか、フッと浮かんだので、このタイトルにしてしまったのですが、本とはそんなに関係がナイのかもしれません。
久しぶりに南木佳士さんの本を読みたくなって、読んだのですが、
急な青空
その中に、太宰治や三島由紀夫の名前があり、その二人の小説家を思い出すと、「若気の至り」というタイトルが浮かんで来てしまったのです。

今の若者には、そんなに読まれない作家なのかもしれませんが、ワタシが若かりし頃は、本が好きという人で、この二人の小説を両方読んだコトのナイ人は居ないというか、読んでて当然なのがこの二人だったかと思います。あと、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外‥‥

無論、流行作家の五木寛之さんとか、デビューしたての村上龍さん達も、それなりに読んでいるのが一般的だったのですが‥‥

しかし、大半のあんなに読み漁った小説のあらすじの大半は、忘却の彼方‥‥

『小説家の休暇』という三島由紀夫の書いた、太宰治批判の文を何十年振りかで読み直してみると、昔は、その出だしをただその通りだと思ったのに(不思議とそんなコトは覚えている)、まったく忘れていた後半で肉体改造を良しとすべきだと書き込まれているコトに対して、そういえばナルシスティクなまでに貧弱だった肉体をボディビルで改造しようとしていたのだったよなと三島由紀夫の壮絶な最期へと続く道を、どうしても思い出さずにはいられなくなってみたり‥‥

昨夜の本に引き続き、どうしても作家になろうという人の多くは、心理学でいう「限定的承認」をしたがる親に育てられている人が多く、そこから抜け出したいがタメに書いている人があまりに多いと思ってみたり‥‥

それにしても、一世を風靡した作家も、死後何年覚えていてもらえるのかという、恐ろしい質問を自分でしてしまったら、ある意味アリ地獄の様なものなんだろうと思ってもみたり‥‥

『徒然草』が引用されているのを読んでは、どんなにツマラナイと思われても、『万葉』・『古今』・『新古今』そして『源氏物語』に『枕草子』・『徒然草』・『方丈記』・『奥の細道』だけは、日本の国が続く限りは読み継がれていくんだろうと、本とは全く違うコトを考えたりしました。

それにしても、やっぱりあまり元気過ぎる医師は、病気の人の心は判らない人が多いと思うので、うつ病になられたコトは、本人はお辛いコトかと思いますが、診察して頂く方にしては、正直、歓迎すべきコトなのだろうと思いました。

高校一年生の模試の題材になっている自分のエッセイに関する問いと答えについて、著者が解けない問題と指摘されているが、昔から国語の試験は、本当の読書好きを怜悧な分析家に変えてしまうと思っていたけれど、こういう耳の痛い話を読んでくれる試験作成者はいないであろうし、それがある意味若者を不幸にしているのだろうななどと、考えさせてくれるエッセイでした。  
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糖尿病予防にはタマネギ!!

おそようございます。しっかり朝寝坊しておりました。長野は久々の晴れ。しかし、明日から、再び雨の可能性も‥‥

小中学校の宿泊学習も、雨のタメに通常授業になったり、散策を中止して行なわれたりと、今年の登山は散々の様です。

他県ではそんなコトはしないのだろうと思いますが‥‥

さて、日曜朝の定番、「日本農業新聞」の「アンドユー」の「やさい図鑑」よりタマネギです。

ネギ類は、無臭に近いイオウとアミノ酸で出来た硫化物を含み、切って細胞を壊すと分解されて特有の香りと辛味の成分が外に出る。この成分は揮発性の含硫化物・スルフィド類などで、これが涙が出るもと。

この刺激的な催涙成分は過熱することで甘味の強い成分に変化するという説は、近年、否定する論も発表され、実のところはヨク判らないそうだが、ワタシの経験則では、多分そうだと思う。

さて、そのスルフィド類には血小板が固まるのを抑え、血栓を防ぐ働きがある。ほかにも、高血圧、動脈硬化などを予防するといわれる。最近の研究結果で、血糖値を正常に保つ働きが明らかになった。

ただ、あまりタマネギを長く水にさらすと、この強力な成分が水に溶け出してしまうので注意。

涙を流さないタメには、切る前に冷蔵庫に入れて揮発とないようにするのがコツだとか。

食用になる球の部分は、実は「葉」だ。栄養分の貯蔵庫の役目を果たし、光合成はしないので白い。うろこになる「葉」の外側ほど、フラボノイド色素の一種で抗酸化物質のケルセチンが多い。

これからの時期、冷やし中華に生のタマネギのスライスを追加すると美味しいと、個人的には思います。ぜひ、お試しあれ!!  
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2006年07月22日

第4の神話か‥‥

マタマタ、篠田節子さんの本です。前の本があまりに面白かったので、借りてきました。
第4の神話
一応、最後にフィクションですという但し書きが書かれているのですが、本のレビューにはしっかり森瑤子さんのお名前がありますので、あえて伏せずに書きます。家族構成とかは微妙に変えてありますけど‥‥

ともあれ、この本の図書館の検索結果が前に読んだ本の中に挟まっていたので、借りる気になったのですから、偶然と言うべきなのかもしれませんが、借りるべくして借りたというか、神の啓示(大げさな‥‥)と言っても過言ではない気持ちでした。

レビューを読むまでもナク、スグに森さんのコトを思い浮かべました。かなりのファンだったので、というのも、彼女のどこか共依存的なトコに引っ掛かっていたファンだったからかもしれませんが‥‥

無論、彼女のお嬢さんが書いたという「母の伝記本」も過去に読みました。

小説のあらすじを書き込むのは、本意ではないので書き込みませんが、一言で述べると西村京太郎さんがお書きになられた「女流作家」という本を思い出させる本です。

今日、娘にせがまれて、古本屋(無論、娘の目当てはマンガですが)に行った時、森さんと山村さんの本を眺めて思いました。なんと膨大な量を書いて、二人とも早死になさったのだろうかと‥‥

壮絶な戦死だったのだと思いました。二人とも‥‥物書きでいるコトの性(サガ)と、物書きにならざるを得なかった人のバックボーンを書いた、どちらも素敵な本です。

昔から、歴史小説や伝記小説の好きなワタシには、タマラナイ本なので、一日で読み終わってしまいました‥‥  
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メタボリック症候群に寒天!!

御仕事していて、午前の更新が遅くなりました。

本日付けの「週刊長野」という超ローカル新聞の記事からです。

≪高血糖、高脂血症、高血圧、肥満を改善する≫と爆発的なブームを起こしている寒天。それでも、去年あたりは在庫がゼロのスーパーもかなり見受けられましたが、最近は欠品しているトコは見当たらないので、逆にやや下火になった今だからこそ、試してみるのもイイかもしれませんね。

一番最初に火をつけたのは、「みのもんたのおもいっきりテレビ」だったかと思いますが、味噌汁に糸寒天を入れて食べればイイという話でしたが、大体そういう時には、ホトンドの店は品揃えしてナイもので‥‥今は、品揃えも豊富になってますし。

ともあれ、美味しく食べようと砂糖を入れ過ぎれば、肥満解消には難しくなる可能性もあるとは思います。

しかし、今回驚いたのは、冷めても固まらなくて失敗作だと思われていたものが、逆に抗がん作用があると注目されているコト。酸の強い果汁と一緒に煮ると、酸によって網目構造が分解されるので、寒天は沸騰して火を止めてアラ熱を取ってから、果汁を入れるものだと家庭科で教わったコトを未だに覚えているワタシはビックリ!!

従来の食物繊維としての働きがなくなると、腸から体内へ吸収され、それをがん細胞に加えた動物実験で、細胞核が壊れ、がんが抑制されたというのですから‥‥

ともあれ、砂糖の量により、ゲルになる時の強度や粘度が左右され、寒天濃度が一定の時は、砂糖の濃度が高いほど、ゲル強度は高まるのだそうです。

現在はバイオテクノロジー向けのハイテク素材としても活用されているとか、時代の変遷を実感した話でした。ともあれ、市民検診ヤバそうなので(忙しくてまだ結果を聞きに行ってませんけど)、寒天、試してみるべきはマズ、ワタシからかもしれません‥‥  
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2006年07月21日

日本も階層分化社会になる?

本日の「日本農業新聞」の「四季」というコラムによると、20日に経済協力開発機構(OECD)が対日経済審査報告書で、「日本の所得格差は先進国の中でも大きい方だ」と発表した。

ナント200ページの報告書にワザワザ一章を設け、その15%以上を割いて「所得不平等」に言及したというのだ。

所得配分の不平等さを表す「ジニ係数」を使い、小泉首相は「大きな格差はない」と国民を説得しようとし、格差があった方が向上心を促すとの弁もあったが、そこをOECDは指摘している。

つまり、「(日本の)ジニ係数は、1980年代半ばに以降大幅に上昇し、OECD平均を上回るまでになった」だけでなく、「貧困率はOECD諸国で最も高い部類」になったというのだ。

格差拡大の動きは20年前から、そして、こんなにも大きくなったのだという。

主因は労働市場での二極化の拡大。10年前、全労働者の19%だった非正規労働者は、今や30%以上で、しかもパートタイム労働者の時給がフルタイム労働者の40%しかなく、この格差が子どもの学力の階層分化を生むとまで心配しているのだという。

幸せの公式」の本のトコには、日本は格差が少なくて幸せな国と紹介されていたのだが、本の出版から現在の状況は違うと思い、その部分は伏せて書いたのだが、やはりそうなのだと判った。

そして、そうした急激な格差社会の到来は、決して「幸せ」への道ではナイと著者が書いたコトをその通りだと思ったからこそ、投稿したのだが‥‥

つまり、世界から「幸せ」な国と思われていた日本が、アッという間に「不幸な国」になろうとしているからこそ、ワザワザOECDが警告してくれるのだろう。

税金を払わない人がいるから、消費税という考え方もあるでしょう。しかし、税金により税の再分配をするコト、特に「子供の福祉」を真剣に考えないと、日本の未来は真っ暗になります。

最高税率が高ければ、日本で儲けて外国で納税するとはいうけれど、そんな人だけでしょうか?

少なくとも外国に籍がある人は、議員にはならないのです。議員さんや高級役人の人達が、お手盛りで自分にイイ様に税制を考えているのでは? などと思ったりします。

階級の固定化は、上流階級の人々にとっては好都合でしょうから‥‥

なのに、そういう人達に都合のイイ政策を推し進める政府を、昨年、承認したのはそんなコトを知らずにいた大半の下流社会(?)の人々なのかもしれないのです。

『何だかな〜』と思うのは、ワタシだけなんでしょうか?  
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親と子の関係の大切さ

おはようございます。朝一の仕事が入っている日は、更新が乱れがちになります。

昨夜の本以外でも、心理学の本の大半に書かれているコトなのですが、親と子の関係は大変重要です。

短く整理されているので、改めて考えてみましょう。

生まれたばかりの子ザルを母親ザルから隔離した実験です。

母親の模型を二つ用意した部屋に入れます。

一つは毛皮で包まれたサル。一つは針金が剥き出しで、でも哺乳ビンが付いてます。

当然、空腹時には針金ザルから乳を貰いますが、飲み終わるとすぐ毛皮ザルの方に行ってしがみつきます。無論、驚かせると、毛皮ザルにしがみつくのです。

結局、子ザルにとって、食べさせてくれるから大事なのではナク、スキンシップを通した心理的な結び付き(愛着)が大事なのです。

世のお父さん方には、かなり耳の痛い話かもしれません。一生懸命に仕事をして、「誰のお蔭で食ってかれると思ってるんだ!!」と言っても、近くで世話した人のようにはいかないと言うコトです。

幼少期が一番大切と言う人も多いので、これからの育児休業への理論的裏付けになるかもしれませんね。

ともあれ、人間は大切にされた人は、他人も大切にしてあげられるのです。親を真似て育つからです。

だとしても、性格の中核部分(気質的性格)は変えられないと考えて、そこをいじろうとはしないで、気に入らなくても、それこそが自分の個性だと考え、性格を直す(治療方略)よりも、別の得意な分野で勝負したり(特恵方略)、これはと思う人の真似をした方が、より賢い生き方だと思います。

本来、性格には良い悪いという価値判断はナク、状況に対処するのに向き不向きがあると考えた方がイイのかもしれませんね。  
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2006年07月20日

依存物質はとっても怖い!!

今、読んでいるのは、「クイズと体験でわかる心理学(福村出版)」です。心理学の教科書になりそうな本なので、短くコンパクトにまとめられています。

少し前の「幸福の公式」という本でも書かれていたオペラント条件づけをラットやサルでやった実験結果はスゴイです。

そのやり方は、サルがレバーを押したら、その背中の静脈に挿入した細い管から一定量の薬液を注入し、最初は一回で一度、強化子である一回分の薬を入れ、その必要回数を徐々に増やすと、薬を得たいと思えば、かなりの労働が必要になります。
依存すればするほど、効率が悪くても、辛い労働に耐えて、レバーを押し続けることになります。

実験結果は、カフェインは100回程度、アルコールやニコチンはせいぜい400回までしか押さないのに、睡眠薬では1600回から3200回、麻薬コカインは6400回、鎮痛薬のモルヒネにいたっては12800回ものレバーを押したのです。

このようなサルに餌を与えても、見向きもせず、餌による満腹感などよりも、薬物の強化子にのみ反応するようになってしまうのだそうです。

ちなみに、ラットはせいぜい400回程度しかレバーを押さないのですから、喜びという報酬を追求する努力は、ラットよりサル、サルより人間というように、高等な動物になるほど強くなっていくのだそうです。ここに麻薬にまつわる犯罪が減少しない理由の一つがあるそうです。

ただ、依存から脱却が全く出来ないワケではナク、整体にいらしている御客様で、他の方より良くなるペースの遅い方が、睡眠薬を医師が減らすにつれて、ペースが上がって来ている方がいらっしゃいます。その方に、この本のこの話をしたら、最高一日四錠だったのに、今は一錠になってらっしゃるのですが、「必ずや睡眠薬をゼロにして貰う様に頑張りたい!!」とおっしゃってました。

結局、本人の強い意志が、自然治癒力を呼び覚まし、何年も苦しんだ原因がよく判らない病気から、健康へと自分を改造していくのだと思います。

そして、これまでも相当努力されていたのだなと、本当に頭の下がる思いです。睡眠薬から手を切るというコトは、とっても大変なコトなのだと、改めて認識させられました。

皆さんも、こういう依存性のある物質には、激しい退薬症状(禁断症状)を起こして、手の震えや、不安やイライラ、脱力感、不眠や吐き気、そして幻覚をも引き起こすコトがあると理解して、最初から手を出さない方が賢明かと思います。  
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人生は掛け替えのないもの

おはようございます。長野県では、未曾有の災害で大きな被害が出ています。

被害に遭われた方にお見舞い申し上げると共に、被害のあった場所をヨク知ってらっしゃる方々の話をお聞きすると、以前の災害でもそうなのですが、「あそこは新興住宅地で、知ってる地元の人は買わないような場所」という様なことをおっしゃいます。偽装建築もそうですが(もうホトンド話題にもなりませんが)、住宅というのは普通の人間にとっては、一生で一番大きな買い物です。安く売るには、手抜き工事をするか、地元の人が見向きもしない様なトコを売るしかないのかもしれませんが、知らないで買った人はイイ迷惑だと思います。過剰な開発というか、無謀な開発は何とかならないのでしょうか?

住めば都で、浸水するコトも覚悟の上で住んでらっしゃる方もいるようですが、それはそれで仕方ないのだと思います。でも、お年寄りの方だと、離れた学校まで行くのは大変だからと、二階に上がってそのまま避難しない方もいらっしゃる様ですが、これからより高齢化する時代を迎えるのですから、緊急の時に老人や病人などの方々を安全に避難させる方法なんかも、しっかり考えないと問題があると思います。

昨夜の本は、一回で終わるつもりだったのですが、大事な部分を書き落としていたので、そこだけ書き込みます。

新しい世紀がすぐそこまできているにも拘わらず、私たちを取り巻く周囲は、大気汚染や海洋汚染、オゾン層の破壊、幾多の動植物の絶滅など、地球規模での環境破壊をはじめとして、とても酷い状態にある。
高度な科学技術のお蔭で、コンピュターを中心とする情報メディアの考えられないような発達がもたらされた。その一方で、いじめや無気力や自殺など、子どもたちをめぐる状況は荒廃している。また大人の世界も、国外では度重なる幾多の戦争や紛争、国内ではリストラ、高齢化、政治不信などを背景に、深い人間不信が隅々に至るまで浸透し、巷間には怪しげな宗教がはびこり、時代はまさに世紀末の様相を呈している。人心は不安や苦悩のまっただ中にあるといって過言でない。

その傾向はマスマス続いてますが、どのような境遇にあった人でも、その自己実現の在り方は全て等価であると述べてられます。

そこに「かくあらねばならぬ」というものはまったくなく、すべてがかけがえのない個性化の過程なのである。
一人の人間の生というのは、決して一世代で完結するものではないと考えている。我々の生とは、連綿たる生命の歴史の中で、自分という生命をこの世に送り出した、根源にある自己、大いなる意志の実現の形である。偶然の出会いの中で必然の道を歩んでいく我々の人生というものは、自分一人のかけがえのないものであると同時に、万人に対して開かれたものであると、強く感じてらっしゃるそうです。  
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2006年07月19日

芸術は人を癒す

心理学の本の紹介が増えたので、全般的な本と分けるタメに、ユング心理学も別立てにしました。何度も登場している河合隼雄さんもユング心理学の権威なので、ヒマがありましたらカテゴリーを移しますが、あくまでもヒマがあればなので、その辺は御了承ください。
臨床ユング心理学入門
という本を読んでみました。ユングの人生についても書かれてました。ユングが不登校児であったり、神経症であったりという話を読むと、アドラーの言う様に、やはり人間は欠点を克服しようとしてその部分を強化する方向へ行くのだと、逆に改めて関心したり‥‥

今、映画化されてます宮部みゆき原作の「ブレイブ・ストーリー」を思い浮かべたりしました。
ここで、そのストーリーを述べるワケにはいきませんが、先に小説を読んでいると多分そう思うと思います。

ともあれ、ユング心理学をここで短く述べるコトも出来ませんので、詳しく知りたい方は読んで頂くとして、この本で注目すべきは、絵によって心の中のわだかまりを発散するコトが出来る場合もあるというコトです。

言葉にしようとすると、出て来難いものでも絵であれば、表現出来たり、コラージュ療法を自発的にする患者さんもいたり、実に考えさせられる本です。

ただ、現在の不登校の子供達の中で、取っ掛かり(筆者は「窓」と呼んでいます)のナイ子供の数がますます増えていく可能性を指摘しているのは、かなり心配です。必要な時に外との関係性を持つことが出来る為には、どこか一部穴を開けておかなければならない。それを「窓」と呼んでらっしゃるそうなのですが‥‥

我々の生きる日常の世界では、小さなことから大きなことまで、毎日毎日絶えず新しい出来事が生起している。それが暗澹とするような暗い出来事ではあっても、その背景には何があったのか、それは何故生じてきたのかといった過去思考的な考え方をするだけでなく、未来は我々に何を伝えようとしてこのような出来事が起こってきているのかという考え方をすることで、我々がこれから生きていくべき新しい道が見えてくるのではないか、と著者は述べていらっしゃいますが、正にそう思う方が生きやすい様なコトばかりある毎日ではあります。  
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メチャメチャ笑える本!!

おはようございます。シリアスなんだけど、諷刺が効いていて、とってもオカシクなります。
ロズウェルなんか知らない
大好きな篠田節子さんの本ですが、お役所の体質やマスコミのいいかげんさ、実にありえそうな話ばっかりなので‥‥

ちなみにワタシも「ロズウェル」を知らずに、ネットで調べてしまいました。そういう意味だったのかと後から思いましたけど‥‥一発で教えてくれるので、本当に便利な時代にはなったものだと思います。

今回の話も、ネットが一役かってます。少し話がずれますが、この前ネットで「佐藤立志のマスコミ日記」というのを読んでたら、七月十五日付けのトコに「SBC(信越放送)」のネットの話があり、そこには長野県の知事の支持率が久々に不支持を上回ったと書かれていました。そんな話、新聞には載った覚えがなかったり‥‥だから、現知事の方がよりマシと思う人が増えてるんだと思います。

ともあれ、長野県知事選は明日が告示で、八月六日が投票日です。ちなみに、「安心・安全・正直な温泉」(だったかな?)という知事が推薦している温泉表示問題は、この本の話と絡むのですが、どうも自分を「正直」などということ自体に胡散臭さを感じてしまいます。「私はウソをついたことはありません」(日本ウソクラブ代表とおっしゃる河合隼雄さんの言葉)というユーモアの方が大好きなので、ただ、一つ言えるコトは、昭和の時代にボーリングした温泉を「○○の隠し湯」みたいに堂々と名乗るのは、本当に「○○」という名のある人が訪れた場所の営業妨害になるし、歴史のでっちあげは将来の混乱になるので、ウソもついていい範囲と、ついてはいけない範囲があるとは思いますね。

観光業界の裏をそれなりに見てきたものとしては、何でも多少はウソは存在するかと思いますが、許せる範囲内でのみやって欲しいと思います‥‥こちらとしては、そっちの方が知事が問題にしているコトより問題だと思ったりもします。

皆さんも、業界の裏を垣間見せてくれる本を読んでみてください。現代の馬鹿馬鹿しい時代全般への諷刺もバッチリきいてますから‥‥  
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2006年07月18日

富と幸せのパラドックス

さて、いよいよこの本の最終回になります。

人生の満足度と寿命は社会の公平さに比例するのだそうです。

つまり長生きをする秘訣は絶対的な豊かさではなく、富が分配され、公平に分配されていることにあるのです。不公平がひどくなっているところでは、寿命も短くなっていきます。

豊かさと幸せの間には矛盾する関係があるのです。一定の生活程度が保障された場合、豊かだからといって必ずしも幸せにはならないというのに、豊かさがどのように配分されているかは大きな意味を持つのです。

世界の多くの国々で貧富の差が広がりました。新自由主義的な世界観に従えば、金持ちがさらに金持ちになっても、そうでない人々の収入が減らない限り、問題はないことになります。経済状態だけを尺度にするならそう言えるでしょう。けれども幸せと健康について考えれば、これは間違いです。社会の中で対立が大きくなれば、裕福な人も貧しい人も失うものは大きいのです。

大量の失業も社会に不安を与えます。失業は社会のメンバー全ての幸福感によからぬ影響を与える。これは失業してない人にも、自分も仕事を失うのではないかという不安が蔓延することと、連帯感が失われるためです。

アメリカのペンシルベニア州の小さな町は、イタリア移民の町で仲良く暮らして長生きしていました。しかし、1970年以降、多くの若者が勉学のためにこの地を去り、アメリカ的な価値観を抱いてもどってきました。そして、この町がごく普通のアメリカの小都市に似てくればくるほど、病気になる率や死亡率も平均に近付いていきました。

昔、日本人のホトンドが、中流であると幻想を抱いていた時には、それなりに日本は平和で、共同体は機能し、まぁ幸せ気分で生きてきました。今と比べたら、貧しかったものの、皆貧しかったので、それは気になりませんでした。バブルの到来と、その崩壊、そしてグローバル化という名の下に、貧富の差が拡大している現在、日本は不幸せへの道をまっしぐらに進んでいると言っても間違いないでしょう。

我々は幸せになりたいのか? それとも不幸な金持ちになりたいのか?

足を地につけて、一歩一歩踏みしめながら生きるのも、決して悪いことではないのです。  
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書くから気付ける

おはようございます。梅雨の終わりの様な大雨が続いてます。自然は人間が丁度いいかどうかを考えてくれるワケではなく、昔から人間と自然はある意味戦ってきました。しかし、人間が一方的に自然を支配する様な気持ちになっていれば、必ずや鉄槌がくだると思います。人間は自然の一部であり、自然の恩恵を感謝すべきだと思うのですが‥‥

さて、ロビンソン・クルーソーの行動の何が良かったのでしょうか?

無論、楽観的になったことではありますが、その前のステップとして、紙に書いたことにあります。紙に書けば、未来に対する暗い気持ちと自分はだめだという考えが一目瞭然になります。紙に書かれたものは、ただ頭の中であれこれ考えるより、ずっと検証しやすいのです。立ち直る秘訣は、気が付いたその瞬間に憂鬱な考えを取り除くことにあります。

それには二つのやり方があります。いやな考えからすぐに他のものへ気持ちを向けることができればそれが一番です。けれども、何時もそう出来るとは限りません。繰り返し執拗に意識に入り込んでくる場合も多いからです。こういう時には、ロビンソンを見習って不吉な予想を否定する様なことを書きつけるといいのです。

ペンと紙を手にして待機している必要はありません。書くのが必要なのは最初だけ。憂鬱な考えや感情をコントロールすることはすぐに習慣になります。

不快な情動が起きたら、0.1秒以内にそれを抑えるよう、左側の前頭葉を訓練して、脳に新しいプログラムを作ってしまうのです。上手になるに従って、ツライ気持ちも早く消えていくようになります。

イタリアの精神科医が編み出した「幸せのセラピー」は、幸せ日記をつけること、それだけです。嬉しいと感じた瞬間に日記を書けば、注意力はヘッドライトの様にイイことにばかり向けられます。そして、それに対する否定的な考え(知り合いを訪ねて歓待されたと書いた時に、それは手土産ゆえに喜んだだけだと思う様な)を追い払うことです。ぜひ、お試しください。  
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2006年07月17日

ロビンソン・クルーソーに学ぼう!!

久々の日本語入力。やっぱり、二回打って一字より、一回一字の方がワタシには便利。

ロビンソン・クルーソーとはモチロン小説の主人公の名前です。実話を元にして書かれた話です。子供のころ、胸をワクワクさせて読んだことを今でも覚えてますが、これが「認知行動療法」と心理学者に名付けられたとは、知りませんでした。

独りで島に打ち上げられたロビンソン・クルーソーは、最初は落ち込むのですが、やがて自分に言い聞かせます。どんな状況にだって望みはある。そして難破船からペンを取ってきて、現実の状況のプラスとマイナスを書き出します。

マイナス
仝錨腓防挫紊掘∈討咾海海ら脱出できる望みはない
△茲蠅砲茲辰涜腓な不幸にあってしまった
C紊襪發里發覆

プラス
,泙誓犬ている。他の乗組員のように溺れずにすんだ
⊂菫醗の中から選び出され、死を免れた
たとえ着るものがあったとしても、着られないほど暑い場所にいる

そう考えた時、この島でも生きていけるだろうと思い始めるのです。そこで勇気を失い、挫けてしまっていたら、孤独のうちに早く死んだことでしょう。フライデーにも会えず、イギリス船に救われることもなかったでしょう。

自分の状況を美化したワケではありません。悲観的に見ていたものを楽観的に見ただけです。コップの水を見て、もう半分と思うか、まだ半分あると思うかだけの違いなのです。どちらがイイかは、時によるとは思いますが、楽観的に見た方が大抵役に立つということです。

「認知行動療法」と名付けられたこの療法で中くらいからかなり重い鬱病の参加者の60%が鬱から立ち直りました。薬物治療を受けた患者と同じ治癒率で、薬物と組み合わせた場合には、治癒率はもっと高くなり、再発する危険も少なくなりました。

精神分析はこのテストにおいて、さほどの効果が無かったのです。高価で時間もかかり、それでも良くなったのは三分の一。砂糖粒を項鬱剤と偽って、プラシボー効果を狙って飲ませた時の治癒率と一緒だったのです。  
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脳を動かす

おそようございます。今晩から、再び日本語入力になりますので、もっとスムーズに書き込み出来ると思います。脳を使ってはいると思いますが、文章の機微にまでは頭が回らなくなります。

今日が、父親の87歳の誕生日なので、お祝いに実家で泊まっています。以前、日本語入力にして帰ったら、兄に怒られてしまったので、「遅すぎ!!」と馬鹿にされつつ、書き込みしております。

では、本論に参りましょう。

脳を動かには、まず行動を起こすことです。知的な活動と情動は大脳の同じ領域で処理されるため、注意力をある目的に向けると、ペシミスティックな考え方や感情のための脳の空間は明らかに少なくなるのです。

もっと、良いのは何かを成し遂げる体験です。落ち込んでいる時は単純作業が向きます。家事や片付け、買い物、郵便物やメールの整理などは、良いトレーニングになります。やらなければと思いつつ、放っておいた簡単な作業を、やる気のない時期に片付けるのです。そして、成果を眺めれば、落ち込んだお蔭でこれがやれたという楽しい経験が出来るでしょう。

調子の悪い時こそ、成功体験は非常に重要です。前頭葉の左側が不活発になっていても、ちょっとした目的を達成しようとするだけで、この部分は再び活動するのです。計画が実行に移されると、ニューロンは信号を送って成功したという感情を生じさせます。私達はこれをゆっくりと味わえばいいのです。

前頭葉の左側が楽しい気持ちを、右側が不愉快な気持ちに係わっていることは、前に書いたと思います。これは、生まれつきなので、どうしようもありません。

大脳皮質の機能を一部取り去る様な、思い切った処置もありますが、ここでその話をしても仕方ないので‥‥  
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2006年07月16日

メランコリーから抜け出すには‥‥

六万ヒット、ありがとうございます!!

まだ、一年にもなってないのに、しかもやたら難しい話なのに、こんなに来て下さって本当に嬉しいです。当初は、もっとヤサシイ話を書くつもりだったのですが、ダンダン専門的な話が増えて来ました。もともと、本を読むのは好きなので、皆さんがあまり読まなそうで、知りたそうな話を選んでたら現在の様な感じになってきました。

先のコトはあまり考えない方なので、どうなるか判りませんが、とりあえずこんな感じでやってくつもりです。本当に、皆様ありがとうございました!!!

さて、鬱になったとして、そのままでは困ります。医師はセロトニンを治療薬として出す方が多い様ですが、バランスの取れた人には何の効果もなく、鬱の人の気分だけを高めるのですが、つまり、不幸な気持ちを除去しても、幸せな気分にはしてくれないのだそうです。

脳を冬眠状態からは、目覚めさせてくれます。重い鬱の時は、薬を使うしかなくても、それだけではシアワセは来ません。

一つは、行動すること。もう一つは、憂鬱な気持ちが居座らないように工夫することです。

心理的プレッシャーが大きすぎると、落ち込みます。身近な人の死、激しい運命、家庭や仕事で過大な要求をされれば疲れます。やる気の無さや悲しみ、疲労感などがあれば、休むのは一定期間なら賢いのですが、憂鬱で自給自足されては困ります。

骨折して、ギブスをはめられていた足だと考えてください。治ったとしても、最初の一歩を踏み出すのは大変です。

休みすぎた脳は、リハビリが必要なのだそうです。

再び活性化するには、努力が必要です。

その方法を、明日から書き込みます。いよいよ、シアワセになる方法に辿り着く時が来ました。今回は、理論からじっくり書いてますから‥‥  
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不機嫌は脳細胞を殺す

おそようございます。雨が降って梅雨らしい天気が続いてます。

落ち込みは、エネルギーを節約するプログラムです。しかし、過ぎるとトンデモナイことになります。

欝の悪循環が始まるからです。

不快な感情は何処から来ているのかから、知ることです。

落ち込むと、左側の前頭葉の活動がひどく衰えます。動機付けや意欲だけでなく、不快な情動も管理しているため、憂鬱な気分は二重にダメージを受けます。単に駆り立てる力が不足するだけでなく、悲しみや恥、将来の不安などがコントロールしにくくなるのです。つまり、鬱は、暗い気持ちだけでなく、意欲が減少した結果でもあるのです。

前頭葉は、色々な神経系を介して長期記憶にも結びついています。憂鬱なとき、悲しい記憶の方を思い出すのはこのためです。心理的実験でも、一度世界を灰色の眼鏡で見始めると、脳はその気分を維持しようとして、それに相応しいものを探し出します。憂鬱な考え、嫌な体験、つらい記憶、それらが優先道路を通り、いたる所の不幸を見て、全身でそれに相応しい反応をするのです。

脅かされているように感じると、私達は普段よりも鋭敏になり、ほんの少しの危険でも、すぐ反応出来るように作られています。

落ち込みの持続は、脳の物質の攻撃を受けます。鬱が神経伝達物質のバランスを崩すだけでなく、ニューロンの結合も弱めます。

脳は変化する力を失い、憂鬱な気持ちが固定し、感受性が衰え、理性も集中力も弱まるのです。

どうするべきかは、晩に。馴れないローマ字入力で苦戦してます。  
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2006年07月15日

ゴーヤーで夏ばて撃退!!

これから仕事に行かなくてはなりません。なので、本日も土曜日ですが、「日本農業新聞」の「アンドユー」の「やさい図鑑」からニガウリ(ゴーヤー)を紹介します。

NHKの「ちゅらさん」で沖縄だけの野菜から、全国区になった感のあるゴーヤーですが、夏野菜の王様と呼ばれているそうです。

ビタミンCがたっぷりで、生の100グラム中に76ミリグラム含まれてます。レモン果汁の1.5倍で、一般的にビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いのですが、ニガウリの場合は加熱料理しても、ほとんど失われません。

果皮が硬く強い細胞壁に守られているためと言われてます。沖縄料理で有名なゴーヤーチャンプルの様な炒め物でも、しっかり取れます。

ビタミンCは、体内で様々な働きをし、コラーゲンの生成を助け、皮膚や骨の健康を保ちます。疲労を回復させるので、夏ばて解消にも効果があります。免疫力を高め、夏風邪の予防も期待できます。

独特の苦味成分はモモルデシン。果肉に含まれるが、内側のわたに近い部分に多く、肝機能を高めたり、胃を丈夫にします。苦味は食欲増進に働き、食欲の落ちる夏場にぴったり。血糖値を下げる効果も。

食物繊維も比較的多く、満腹感を高める効果があるので、余分なカロリー摂取を抑え、ダイエット効果も期待できます。

色素のカロテノイドには抗酸化作用があり、日焼けやしみなどを防ぐ働きがあります。

体内でインスリンに似た働きの物質を含むので、血糖を降下させ、糖尿病の改善や、種子油の共役リノレン酸で体脂肪を燃やしてダイエットや抗がん作用もあるとされています。  
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優しくなでると成長が早くなる

おはようございます。蒸し暑い日が続いております。

孤独に対する不安は、誰の心にも深く根づいています。見捨てられた動物や子供の嘆きには、どんなに冷淡な人でも心を動かさずにはいられません。

自然は私たちを仲間の方へ誘うというより、むしろ駆り立てるのです。動物は置き去りにされると叫び声を上げます。進化論的に見て、哺乳類に見られるかなり古くからある行動なのです。生まれたばかりの目が見えず耳も聞こえず、歩けない赤ん坊に毛が生えてないとなると、母親がいなければ凍えてしまいます。母親が居ないとパニックになります。これは人間も同じなので、似た状況で不安の叫びを発します。

共同体で生きている動物は、孤独になるとパニックになります。犬は吠え、あてもなく地面を掘り、ドアをひっかきます。成人した人間はこれほどはっきりした徴候を示しはしませんが、落ち着かない、心が空虚になる、緊張する、眠れない、食欲がない、自信がないなど、大きな影響を受けます。

逆に、優しくなでられると成長が早くなります。一日に三回、保育器に入れられた未熟児を、なでたり、腕や手をそっと動かしてやると、他の未熟児たちよりずっと早く体重が増え、健康で、平均して一週間ほど先に保育器から出れました。

過去に人間の原始言語を知りたいと思った王様が、外界から遮断した空間で、無言で赤ん坊の世話をさせて育ててみようとしたところ、子供達は死んでしまいました。

「手をたたいたり、色々な身振りをしたり、うれしそうな顔をしたり、あやしたりされなかった為に、子供達は生き延びることは出来なかった」と当時の歴史家は書き残しました。

守られていると感じると孤独ではなくなります。サルが愛撫しあっている時には、≪エンドルフィン≫が出ています。前にも書きましたが、それは望ましい状況のシグナルです。美味しいものを食べるのと同じように、そばにいたいという欲求も司ります。仲間との触れあいは、気持ちの良い安心感をもたらすのです。  
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2006年07月14日

長生きの秘薬は友達

「徒然草」の時代から、友人の大切さは説かれてきましたが、友人に恵まれている人は、ストレスが少なくなるのだそうです。

友情と家族の温もりは、幸せが育つ土壌です。

古代ローマの時代でも、現代でも、それは同じなのです。人と一緒にいることは、健康にプラスに働きます。他人との結びつきは、人生の満足感を高めるあらゆる要素の中で、数少ない外的な要素です。

「友」は長生きに役立ちます。年齢や健康状態、性別に関係なく、孤独な人はそうでない人より二倍以上の確率で死亡率が高いのに対し、たばこのリスクは1.5倍しか高くありません。

乳がん患者を二つに分け、一つのグループには普通の医学的な治療を、もう一つのグループにはその他に一週間に一度、患者同士の語り合いの時間を設けたところ、病状はそれぞれ同じぐらいで、しかも治る見込みもなかったというのに、おしゃべりの機会があったグループの女性達の方が、痛みも少なく、機嫌も良かった上に、平均して倍も長く生きたのです。

人との付き合いが、がん患者に何故良い結果をもたらしたかというと、仲間から心細やかに見守られてプラスになるのはもちろんですが、友人や同病者が気にかけてくれていると思えば、薬をきちんと飲んだりするようになります。

それだけでなく、孤独は私たちを苦しめます。独りで不幸を切り抜けるというコトは、人生の厳しさを絶え難くします。孤独であるというそれ自体が、ストレスを呼び込みます。

≪コーチゾン≫や他の≪グルココルチコイド(副腎皮質ホルモンの一種)≫などのストレスホルモンは、免疫の作用を抑えてしまいます。ストレスは風邪を長引かせるだけでナク、心臓病も悪化させるのです。

ストレスよりも遺伝子ががんの発生に関与するとしても、ストレスにより、腫瘍の成長は早まることがあります。見捨てられたと感じれば、免疫システムが弱くなり、それによって感染症にかかりやすくなります。

孤独は身体に影響します。非常にツライ目にあっても、話し相手がいれば乗り越えられるという結果が出ています。  
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依存症は克服できる

午前の更新、遅くなりました。朝一番から仕事してました。では、続きです。

依存症の人あるいは依存症だった人は、そのため非常に高い確率で別の中毒に陥る危険性があります。ヘロイン中毒者のほとんどが、たばこやアルコールの依存症です。

つまり、中毒は人間をトータルにつかんでしまうのです。そのリスクは、思春期からたばこを吸い始めたり酒を飲み始めたりするとさらに高くなります。若い脳は非常に影響を受けやすいからです。ですから、中毒による予防は、若い時に染まらない様に気をつけるのが一番なのです。

中毒物質が不足すると、悪寒がして震え始めます。けれども肉体的な禁断症状に耐える苦しさは、その後にくるものと比べたらほんの序の口です。震えや悪寒、気分の悪さや幻覚は、治療すれば少しずつ消えていきます。それよりずっと難しいのは、すでに脳に組み込まれたこの欲求のシステムを、その後の人生で抑え続けることなのです。

「欲する」と「楽しむ」という心の動きを、脳は全く違った方法で作り出しているということです。中毒はその両方のメカニズムを害するのです。中毒物質によって、楽しむ能力が傷付けられ、抑えられない欲求が、脳のシステムに中毒物質が忍び込んでプログラムを変えてしまったせいなのです。

依存症が何度もしつこくぶりかえすのは、欲求のメカニズムが強力だからです。学者はこれを《渇望》と呼び、一度でも中毒になった人は、一生それと折り合わなければなりません。私たちが母国語を忘れないように、中毒経験は、永遠に脳のニューロンの機能を変えてしまうからです。それらは退化することがホトンドありません。

だからといって、中毒になったら絶対に救われないというコトではありません。ただ、一生を通じて注意していく必要があります。

中毒患者は、中毒物質の誘惑を避けたり、衝動をコントロールしたりするよう努めればいいのです。ただし、「言うは易し」。全ての中毒物質は、周囲の友達や環境、それらに係わるちょっとした刺激とも結びついています。強固な意志が必要なのです。  
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2006年07月13日

中毒は悪循環が引き起こす

美味しいものをたらふく食べる喜びは食べ過ぎに、スポーツをする楽しみは強制的なジョギングに、勝つことの喜びはギャンブル中毒につながります。そしてこれらの起きるプロセスは非常によく似ています。

それらの行為はドーパミンを放出させます。そして、繰り返す度に、「快楽」との結合が強まっていき、止められなくなるのです。

一億年前、今日の私たちの行動パターンの多くが遺伝子に組み込まれた時には、進化にとって、アルコールもギャンブルもコカインも全くの予想外でした。ほんの10世代前、まだ飢えがはびこっていた頃には、農業の機械化すら想像できず、いわんや食べ物が豊富になって肥満が問題になろうとは思いもつかなかったのです。

簡単にいえば、依存症とは防止策がないためにコントロールできなくなった欲望なのです。アルコールを飲むと、ドーパミンの値はおよそ二倍になり、ニコチンとコカインではなんと三倍にもなります。

それらは美味しいからというよりも、快楽を習得することで、辛さを和らげたいという衝動から始まるのです。ドラッグに依存するのは、その味ではナク、苦しみから逃れたいからだと研究で証明されています。不幸な状況では、ほぼ自動的にドラッグの使用量が増えます。したがって、失業中の間ではアル中が増えますし、ベトナム戦争時のアメリカ人兵士たちの間ではヘロイン中毒が蔓延しました。

馬鹿にされて頭にきたというだけで、飲酒量が増えるというテスト結果もあります。

ストレスの多い状況におかれれば、どんなものであれ、そのトリコになる危険は高まります。遺伝子の影響にしても、スグにひどく酔う様な人は深酒出来ないので、逆に安全です。新しいものや冒険、危険などに強く反応する人は、中毒になる可能性を抱えています。好奇心が強いと危ないのです。

一回では書ききれないし、眠くなってきましたのでこの辺で、オヤスミナサイ‥‥  
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スキンシップは不安を和らげる

おはようございます。苦痛からの脱出や、ストレス発散にβ-エンドルフィンやドーパミンが効くので、食べ過ぎることもあります。なので、無理に食欲を抑制しようとすると、タバコとかに手を伸ばすコトになりかねません。タバコはニコチンが中毒を引き起こしますので、大変危険(中毒に関してはマタ改めて書きます)なのですが、それもストレスで命を落とさないタメの反応なのだと思います。命を落とすよりもマシですが、食べ過ぎやニコチン中毒、アルコール中毒にならないですむ簡単な方法があります。

それはマッサージです。皮膚の接触と言い換えてもイイかもしれません。

何かイイものが与えられると、≪エンドルフィン≫が、良くないと≪ダイノルフィン≫が出ます。進化の結果、私たちは生き延びるために必要なことを(しかも喜んで)するようになりました。

哺乳類の親は子供の面倒をするのは、≪エンドルフィン≫と≪エンケファリン≫のおかげで自分からしようとするだけでなく、より楽にできるのです。強制とか罰に対する不安から何かをするより、報われるとか、楽しいからという方がよりよい動機づけになるからです。

種の保存のために絶対に必要なことが楽しみになるよう、私たちの脳はプログラムされているのです。セックスに於けるオルガスムスの時に、≪エンドルフィン≫が放出されるのは、自然が子孫を残そうとしているからです。

それにも関連しますが、なでられるというコトは素晴らしいコトです。人間だけでなく、サルや猫、モルモットなどもなでてやると落ち着きます。鳥ですら、触れられると≪オピオイド≫が出るのです。興味深いことに、接触によって出る≪オピオイド≫は喜びよりも、むしろ不安を和らげる効果の方が高いのです。

おびえて鳴いていた動物の子供は、なでてもらうとたちまち鳴きやみますが≪オピオイド≫を注入すれば何もしてやらなくてもおとなしくなります。

孤独な時や、落ち込んでいる時のマッサージは、奇跡的な効果をもたらす場合があるのです。

皆さんも、周囲の人をマッサージしたり、されたりしてみてください。上手、下手の問題ではないので、たださすったりさすられたりすればイイのです。より多くをお望みの場合は、用途に応じて我々プロ(笑)にお任せいただいてもイイのですが、自分で自分をマッサージするだけでも、とっても効果がありますので、御客様にはお暇がある時は、ほんの少しでもいいから、自分の身体をさすってくださいと、何時もお願いしてます。それは単に経験則によるものだったのですが、今回、科学的に裏付けられたので、より推奨しようと思いました‥‥  
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2006年07月12日

楽しみの源泉は食べること!!

β-エンドルフィンというアヘンの働きをはるかに超えた高度な作用をする物質の体験は、おいしい食事をすることだけでOKだったりします。

美味しいものを食べると、悲しみは吹き飛びます。

口には、およそ3000の味蕾(みらい)があり、味蕾にはおよそ50の感覚細胞が含まれ、それぞれが様々な味に対応しています。

全部で10万以上の神経線維が二つの束に束ねられ、味の情報を脳に送ります。温かいのか、冷たいのか、柔らかいのか、ブツブツしているのか等々。

そうしたコトが喜びになるのは脳に達してからです。自然が快楽を作り出したのは、私たちに生存のために必要な行為をさせるのが目的です。したがって、美味しさを味わう喜びはまた、エネルギーをきちんととるためにも役立っているのです。

特定のものだけを食べるわけではナイ人間は、知らない食べ物を試すたびに、味覚器官の助けを借りてそれを評価しなければなりません。「おいしい」か、「まずい」かは、それが身体にいいのかどうかを教えてくれます。

塩気のない食べ物を「まずい」と感じるのは、塩は私たちの身体に必須だからです。たんぱく質も同じです。けれども苦さや酸っぱさにはすこししか耐えられません。毒はたいてい苦く、熟れていない果物は往々にして酸っぱいからです。それに対し、甘さのもとである砂糖はエネルギーそのものなので、無条件に受け入れられるのです。痩せたい人たちのジレンマはここです。ダイエットが必要になろうとは、進化は予想だにしていませんでした。ですから飢えることだけを恐れ、出来るだけ多くの栄養素を取り込むように私たちの身体を作ったのです。ケーキやアイスクリームの中毒は、いわば脳に刷り込まれていると言えます。

本日、市民検診をして来ました。体力がいる仕事なので、多少太ってないと大変なのですが、かなり危ない感じです。久々に、ワタシの辞書にも、ダイエットという文字が書き込まれるかもしれません‥‥  
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生きる喜びを感じるのは‥‥

おはようございます。いよいよ梅雨らしくなり、大雨が降ったり止んだりしています。それにしても、諏訪市の放火犯についての記事は、地元の新聞よりも、ネットやTVが大騒ぎしてるのを見ると、劇場型犯罪を作り出しているのは、それを狙う犯人の心理もそうなのですが、マスコミの空騒ぎといった感じが否めません。何時も思うのですが、裁判に於いては推定無罪の原則があるのに、これでは将来に渡って、極少数ではありますが、冤罪(今回の犯人が冤罪かどうかは知りません。それは裁判で明らかにされるコトなのですから)は繰り返されるだろうとは思います。

本来、裁判の後に総括すべきことは総括して犯罪心理を検証し、そうならないタメの理論の確立が大事だと思うのですが、逮捕前後に大騒ぎして、実際の犯行時の心境等が明らかになった時は、ホトンド無関心では、犯罪から何も学ばないまま、単に浪費して終わるだけなんだろうという感じがします。

犯罪は憎むべき行為です。しかし、犯罪者と罪を犯してない我々との違いは、偶然だったり、些細なコトなのかもしれないのです。同じ環境だったら、同じ立場になったかもしれない相手をバッシングすれば、コトは足りるわけではありません。その違いを明確にして、予防するタメの取り組みを、世の中に広めることでしか、犯罪は抑止出来ないのだと思うのですが‥‥

前置きが長くなりました。≪エンドルフィン≫と≪エンケファリン≫が頭の中を流れていると、生きる喜びを全身で感じます。突然私たちはごく普通の食事を素晴らしいごちそうだと思い、食欲が増進します。そしておなかが一杯になっても食欲はなくなりません。これが肥満になる理由の一つです。あらゆるもの、あらゆる人が感じよく思え、世界をまるごと抱きしめたくなります。見知らぬ人も大喜びで迎えます。それは自分が幸せだからというだけではなく、その人たちがとても親しみやすく思えるからです。そして、自分のあふれるばかりの幸福をわけたいと思うのです。

これらの物質が脳に流れていれば悲しむことはできません。

十九世紀には、不安や欝はアヘンで治療するのが一番よいと考えられていました。今は中毒になるので、そう助言する人はいないでしょう。しかし、脳は、β-エンドルフィンという、アヘンの働きをはるかに超えた高度な作用をする物質を自力で作り出しているのです。β-エンドルフィンは脳下垂体で作られます。その話は晩に‥‥  
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2006年07月11日

陶酔の伝達物質

恍惚を呼び起こす≪オピオイド≫は、平和な気持ちにさせてくれると前に書きました。この物質は≪アヘン≫と似た物質なのです。

味わうことは全て陶酔なのです。熱いシャワー(日本人ならお風呂や温泉)、マッサージ、おいしい食事、セックス、みな同じです。これらの快感を味わう時には、同一のメカニズムが働いており、同じ回路が係わっています。また、その時に放出されるのも同じ化学物質、≪オピオイド≫です。

味わい、陶酔すると、時間の流れが変わります。というのも、≪オピオイド≫が時間の感じ方に影響を与えるからです。オルガスムスは時間を止めるように思えます。

あらゆるニューロンはモルヒネやヘロインも含むアヘン剤に対するレセプターを持っています。

脳はモルヒネに似た物質を自分で作り出すことがわかりました。最初の内因性アヘンは≪エンドルフィン≫と名付けられ、≪エンケファリン≫や≪ダイノルフィン≫も見つかりました。≪ダイノルフィン≫には強力な鎮痛作用があり、≪エンドルフィン≫とは逆の作用をします。つまり、≪エンドルフィン≫と≪エンケファリン≫は快感を引きお越しますが、≪ダイノルフィン≫は嫌悪感を作り出すのです。この三つを総称して、≪オピオイド≫と呼びます。≪オピオイド≫はいわゆる神経ペプチドであり、ドーパミンよりもはるかに大きく複雑な構成の物質です。

≪エンドルフィン≫と≪エンケファリン≫が無ければ、世界は驚くほど単調です。≪ナロキソン≫という麻薬患者の治療薬を飲むと、何を食べても味がしませんし、笑ってもうれしくなりません。外から見るとその人はロボットのように思えます。

しかし、もっと怖いのは、≪ダイノルフィン≫に脳が支配されることです。似た物質を飲んだ被験者は、はげしい悪寒がし、狂ったように様々な考えが駆けめぐり、衰弱し、自己をコントロールできなくなると報告しました。その経験は、あまりに恐ろしく、窓から身を投げたくなったと言う人さえいるのだそうです。

と、ココで眠くなりました。睡眠の欲求には、とても勝てそうも無いので、続きは明日にさせてください。睡眠を味わう楽しみは、何ものにも変えがたいとすら思うので‥‥ちっとも、書いてる本人は陶酔してなくて、スミマセン。  
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浮気な人はナゼ居るか?

おはようございます。仕事に追われてますので、本文だけ。

「もっとよいもの」を探し求める気持ちがあればこそ、我々は学ぼうと思うのです。

サルに褒美としてリンゴをやると、ニューロンが狂ったように動き出し、≪ドーパミン≫などの神経伝達物質を放出し、細胞の隙間を通って次のニューロンへと流れることになります。欲望に火がついた状態です。

そこで、サルに食事に対する心の準備をさせようと、リンゴをやる前に小さなランプをつけるようにして、しばらく様子を見ると、ランプの点灯だけでニューロンが動き出しました。しかし、何分か後に、リンゴを持って近付いても、ニューロンは動きませんでした。つまり、ニューロンを活性化したのは、餌そのものではなく、楽しみにすること、すなわち≪期待≫だったのです。

これを<期待のシステム>と著者は呼びます。よりよいものを望むのは、自然における基本的な原則です。蜂ですら、これに似たシステムを持っています。

ゲームに熱中するのも、バーゲンセールに富裕層であろうと駆けつけるのは、手に入るものなら何でも欲しいと欲するからです。それも、これまでよりもなんらかの意味で勝っていることだけです。勲章をもらうこと、収入が少しでも増えること、少し大きい管理職用の椅子‥‥

<クーリッジの法則>と呼ばれるものは、第30代の米大統領夫妻に由来します。国立農場を別々に案内された二人は、オンドリがメンドリと交尾するのを見ました。
妻は、どの位の頻度で交尾するのかと尋ね、「日に十二回」と言われ、それを夫に伝えてくれと言いました。
夫は、しばらくしてその報告を受けた時に、こう聞きました。「それで? 毎回、相手は一緒なのか?」と。「No」の答えに大統領が頷いて、「それを妻に言ってやってくれ」と。
同じパートナーが相手だと、欲望は減少します。

とはいうものの、カザノヴァの様に色好みをして、逢瀬を重ねたり、手に入る全てのものを手に入れようとしても、幸福は見いだせません。何故なら、快い感情は長続きしません。手に入れるまでが楽しいのであって、手にした瞬間に、それらは全て色あせてしまうからです‥‥  
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2006年07月10日

情欲とともに生きる

アメリカの進化学者曰く、

まだ使われていようといまいと、生きとし生けるものの器官はどれも----組織や化学物質はいうまでもなく----過去の痕跡を無数に抱えている。

ですから、情欲を克服しようとしてすでに多くの禁欲主義者が失敗しています。マハトマ・ガンジーですら、情欲には負けたのです。若いころ、ガンジーは激しい性衝動に負けました。後年、自責の念に苦しめられたガンジーは、ヒンズーの考えに共鳴して禁欲生活をしようとして、高齢になってから、自らを試そうと、裸の女に指一本触れない決心でベッドに行き、耐えました。しかし、それで性衝動が弱まりはしませんでした。トレーニングとしての価値はあったかもしれませんが、欲望を抑える手段としては、有効ではありませんでした。

自分の情動を抑えようとすると、自分と戦う必要に迫られます。

しかし、自分の情動とは共存すればいいのです。進化が私たちに与えたものを受け入れることです。私たちは生まれつきの素質を変えることはできませんし、その必要もないのです。他の動物と違い、私たちは衝動のなすがままではないのですから。どの情熱に身を委ね、どれを避けるかを自分で決めることができ、そうすることで持って生まれた素質と調和して生きることができるのです。

数多くの賢者が中庸(ちゅうよう)の徳を奨励してきました。デカルトがその点を明確に述べています。

(情念は)本来みなよいものである。ただ、それを悪用したり濫用したりしないように気をつけることが大事なのだ。

情動に刃向かうのは無理にせよ、コントロールする方法はたくさんあるのです。

欲望は生物を賢くします。問題は、どうありたいかを考え、そうするタメに何を為すべきなのかを考えるコトです。それには、人間の神経伝達物質の性質や作用も知っておかなければダメなのです。  
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欲望を理解しよう!!

おはようございます。麻薬と似た効果が愛の秘薬である、≪オキシトシン≫と≪バソプレシン≫にあるのは、脳の同じ回路に作用するからです。

両方とも欲望のホルモンである≪ドーパミン≫が重要な役割を果たすシステムに働きかけます。

では、≪ドーパミン≫について考えましょう。ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムスの熱演で話題になった『レナードの朝』という映画を思い出してください。あれは、実話に基づいて作られているのです。

レナードは重い脳炎を患ったがゆえに、生ける屍になってしまい、全く無表情。46歳でも皺一つなく、ほとんど全ての動きが出来ず、四肢は歳月と共に強張っていく毎日でした。レナードは言葉を愛し、唯一の楽しみは読書でした。若き脳神経学者は、≪ドーパミン≫に似た新薬をレナードに処方しました。

二週間後、レナードは別人になり、歩け、車を運転し、「神の恩寵のような薬」と日記に称賛の言葉を書きました。

しかし、それは数週間しか続きませんでした。喜びから苦しいほどの憧憬へ、渇望へ。抑えきれないほどの権力と性衝動に取りつかれ、病棟の看護婦に付きまとい、ものすごく早口になり、たった三週間で数百ページの自伝を書き、自分を絞め殺されるという妄想に支配され、枕で窒息死しようとしたので、投薬は終了しました。数日後、再び硬直し、この後、投薬により、似たような狂気と硬直を繰り返し、十年くらい後に、硬直した状態で世を去りました。

≪ドーパミン≫は私たちが目覚めている(活発でいる)ように作用し、注意深くさせ、好奇心をはじめ、学習能力や創造性、性欲を高めます。

単に興奮させるだけでなく、目標に到達するために必要なシステムをも動かします。筋肉を動かす指令を出します。≪ドーパミン≫の放出は、私たちにやる気を出し、オプティミストにし、自信を持たせてくれます。私たちを駆り立てる物質であり、他のどの物質よりも、私たちを至福の気分にさせる力があります。  
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2006年07月09日

Make love, not war (絶頂感は平和を求める)

さて、交尾している間しか相手に関心を持たない家ネズミの遺伝素質に、貞節なプレーリーハタネズミの遺伝子をひとつ移植しただけで、家ネズミは貞節になったそうです。

これは人間の場合ににも当てはまり、≪バソプレシン≫は男性を貞節な夫にするだけでなく、動物や人間を攻撃的にもするのです。貞節と攻撃性は一見矛盾するかに見えますが、一家の長たるものは、妻子や家をどんなことをしても守らなければならないのです。

男性の、前戯の段階の≪バソプレシン≫濃度は通常の約10倍以上、ただ血液中の濃度であり、脳での含有量は違うかもしれませんが‥‥

実験できるネズミの脳を測定した結果は、性交に近付くほど、≪バソプレシン≫は少なくなり、射精するとほとんど通常値に落ちるそうです。絶頂に近付くほど、他のホルモン、なんと≪オキシトシン≫が男性を支配するのです。

一方、メスネズミの脳の中の≪バソプレシン≫の量を人工的に増やすと、性的な欲求はほとんどゼロになり、愛情を込めて触れ合うと、≪オキシトシン≫の量が増え始めます。反対に≪オキシトシン≫を遮断すると、オスの性的な欲求をはねつけ、それでもねばると、メスネズミは激怒します。

女性もオルガスムスに近付くほど、≪オキシトシン≫が増え、頂点に達すると≪エンドルフィン≫も加わります。

人間だけでなく、ボノボ(ピグミーチンパンジー)にも同性愛があり、受胎期外の交尾があり、ゆえに交尾が単なる生殖だけでなく、対立の解決に役立っていることも研究されているのです。

オルガスムスの時に、両性に分泌される≪オキシトシン≫は、結びつきを強め、攻撃を抑えます。恍惚を呼び起こす≪オピオイド≫は平和な気持ちにさせるのです。つまるところ、幸せな人は争うことが少ないのです。

気が狂いそうなほど恋をしている人の、脳の活動を調べると、恋人のことを考えている時の脳の状態は、コカインやヘロインを吸っている時に似ていることがわかりました。恋をして、うっとりしている時は、麻薬を吸っている状態とホボ一緒なのだそうです。  
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愛の秘薬

おそようございます。生家から戻ってまいりました。では、「幸せの公式」の話に復帰します。

本日は、「エッ!!」と思うような性ホルモンの話です。

≪ルリベリン≫というホルモンがあります。普通これは視床下部で分泌され、性ホルモンの放出を管理しています。このホルモンがわずかでも間脳にあると、激しい欲望がわき起こります。

モルモットの実験だと、オスはすぐ近くのメスとたちまち激しい愛の行為に及び、メスはオスに身を任せる準備ができます。このホルモンは人間にも同じように働きますが、誘惑する道具には使えません。じかに脳に作用させてこそ、効果が出るからです。

≪ルリベリン≫の効果がこれだけだと、性行為は恐ろしく味気ない機械的なものに思われるのですが、それだけではナク重大な結果を生み出します。

≪ルリベリン≫がオスに作用すると神経性脳下垂体ホルモンの≪バソプレシン≫が放出され、メスの場合は≪ルリベリン≫と関係の深い物質である≪オキシトシン≫になります。

実験で使われたプレーリーハタネズミは、思春期に入ると、手近なメスに襲いかかり、一日中休みなく一二回から二四回ほどの交尾をくりかえし、そのあと生涯つれそいます。二匹で巣を作り、オスはよく世話をやく父親になり、別れて何ヶ月たっても相手を見分けて求めあいます。それどころか、一方の死後も貞操を守り、そのまま相手を探すことナク暮らすのです。

これも≪バソプレシン≫と≪オキシトシン≫の影響です。一度もむつみあったことのないネズミたちすら生涯つれそえるのです。逆の証明もあり、これらのホルモンの機能を人工的に遮断すると、熱烈に交尾した後でも、もはや貞操ではありませんでした。

≪バソプレシン≫が機能してないオスネズミは、何度も交尾したメスに対して、初めてあったような態度をとります。それはオスが愚かになったのではなく、メスに対する記憶を失ったのです。パートナーシップには相手とのつながりのある記憶が必要です。≪バソプレシン≫と≪オキシトシン≫が反応する独自の回路が脳にはあるようです。恋人を思うとき、私たちもおそらくほかならぬこのホルモンの影響をうけているはずです。

性生活も科学されるとマジ話になるようです‥‥  
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2006年07月08日

スイートコーンで便秘解消!!

本日、兄嫁の弟さんの結婚式です。おめでとうございます!!

歳の父親を連れて行くのも心配なので、実家で主人と留守番してます。なので、晩御飯を作りにこれから行かなくてはなりません。

で、早いですが午後の書き込みをしてから行こうと思うので、日曜の朝の定番を本日書いてしまいます。

本日付け、「日本農業新聞」の「アンドユー」の「やさい図鑑」からです。

スイートコーンが美味しい季節になりました。おととい、新品種のを食べましたが、ドンドン甘くなっています。昔、食べたモチモロコシと呼ばれていた白いトコに紫色の粒があったのも、それはそれで懐かしい様な気も‥‥甘くて、オイシイにこしたコトはないのではありますが‥‥

スイートコーンに含まれる成分で際立つのは、食物繊維の多さ。生のトウモロコシだと約3%含まれ、サツマイモを上回る。

2週間ほど食べ続けると排便回数・量とも増える、というデータもあるので、「便秘薬」よりも身体にイイと思われます。

その中でも、不水溶性の食物繊維には、血圧やコレステロール値を下げる働きも報告されています。胚芽(はいが)に含まれるリノール酸も、コレステロール値を下げる作用がある。

カロテノイドは、黄色い色素で抗酸化作用があり、缶詰加工されても、冷凍でも、含有量は生とほとんど変わらない。

利尿作用のある、ひげやしんは、むくみの解消に役立つので、お茶や生薬の原料として活用されているので、家庭で、試してみてもイイかもしれませんね。

長期保存はゆでて、粒だけにして冷凍するとOK。  
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神経は育つ

おはようございます。幸せを科学的に考えるのは難しいのですが、それでも単にそうなんじゃないかと思うよりも、『ああ、そうか』と納得した方が、より幸せに近付けると思います。なので、じっくり書き込ませて下さい。

「幸せ」には遺伝子も関係してはいます。「幸福感は少なくともその半分は遺伝子に影響されている」との研究結果もあります。しかし、それが「運命」とは決まりません。大人になってからも脳は変化しますし、外部の影響も受けますし、自分で脳のプログラムを作り直すことすら可能なのです。

唐辛子のようなカプサイシンを含んだモノは、粘膜を刺激し、熱さに反応するレセプター(受容体)を攻撃する、もともとは不快なスパイスも、世界中の10億以上の愛好者がいます。でも、それは脳が訓練によって新しい味覚を学習し、新しい「感情の回路」を作り、ニューロンの網の中で新たな結び目が出来たからに、他なりません。

ささやかな幸せの味わい方だって、これと同じです。ワインの香りがよくわかるようになるとか、単なる知人が友人になるとか、起床してスグ、朝の光に見とれるコトを習慣にするとか‥‥

心理セラピーはこの理論に基づいています。特に行動セラピーは、訓練によってこれまでとは別の感情で反応するように導きます。病的に内気な人をパーティーに行けるようにしたり、クモ嫌いの人の手にクモを乗せて這わせるようにしたり‥‥同じ様に、幸せの感情も強化できます。

朝の光を見て、気分がよくなったらのは、朝の光を楽しめるようになったからなのか、前より調子がよくなったらなのか? 答えは両方「イエス」です。経験と結果が別々であることはめったにありません。全ての体験は自分に再び働きかけるのです。コントロールサイクルと呼ばれるメカニズムで、これを正しく使えば良い方へ向けることが出来ます。

私たちは幸せを学べるのです!!  
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2006年07月07日

ツライ時でも幸せを感じれる

古代の哲学者はこう結論付けしました。

幸せが人間の可能性を実現することにあるなら、幸せを手に入れる普遍的な規則があり、それらの規則に従えば、幸せを学ぶことができるということです。私たちは、気分や環境に対して無力ではないということです。

不幸せでなければ、幸せなのでしょうか? 苦しみがナイ人生こそが、幸せなのでしょうか?

答えはモチロン、「YES」ではありません。何故なら、感情は一つではナイからです。喜びと嫌悪感とは、違うプロセスで生まれます。脳神経学者がそれぞれ独自の回路があると写真撮影しています。その強さは違うにせよ、脳では特定の中枢がいくつか常に働いているのです。

幸せと不幸せが対立しているなら、喜びの瞬間に強い光を放つ場所は、憂鬱なときには暗くならなければならず、またその反対も成り立ちます。しかし、そうはならないのです。

私たちがある感情を味わえば、常に脳の部分がいくつも反応します。喜びや悲しみに対する専用の中枢があるわけではありません。脳の働きはそんなに単純ではないのです。重要なのはチームワークなのです。

不快な感情はどちらかといえば前頭葉の右側、喜びの瞬間はどちらかといえば左側で活発になるということは言えます。

脳の中では、対立する感情がたえずせめぎあっています。毎朝の出勤で渋滞に巻き込まれれば、だれでもうんざりします。しかし、感情をコントロールできることを知っていれば、簡単な手段で気分を上向きにできるのです。

車の中でカセットを聞いたり、語学の練習をしたりして、いらつきや怒りを直接的に和らげる方法。職場についたら最初にカプチーノを飲んで、香りのよいクロワッサンを食べる(著者はドイツ人ですから、日本茶で甘いお菓子と置き換えても可です)習慣をつけるなど、それを楽しみにすると、脳の中で喜びを感じさせる伝達物質が出るからです。喜びとストレスの神経回路はつながっているので、楽しみにする気持ちによって怒りを鎮めることができるのです。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:28Comments(0)TrackBack(0)

「悲劇」により反応してしまうのは‥‥

おはようございます。続きです。

感情が下す判断は、論理的な結論ではなく、過去がモノを言うのです。

一つ目は、遺伝的なプログラム。食べ物があまりに苦い時、まずいと思うコトによって、毒から未然に防いでくれるのです。命を危険にさらすようなものに対しては、自動的に嫌悪感を抱くように作られているからです。

もう一つは経験です。意識よりも脳の情動システムの方にはるかにたくさん蓄えられています。しばしば情動は何千もの思考よりもモノを言います。火のついたライターが近付いている時、それに触ったらどうなるかを、じっくりと考える人は居ないように‥‥

一般的に幸せより不幸せを強く意識するのは、このタメだそうです。

神経心理学の実験で、楽しげな写真よりも悲しそうな写真により強く反応するのは、脳波が示しています。人間は悲劇を選ぶように作られているのです。

何故なら、恐怖や悲しみ、怒りが先立つからこそ、我々の祖先は茂みで音がすれば、せっかくの獲物を放り出しても安全な場所に逃げたから生き延びられたのです。

つまり、人間は幸せよりも不幸せを敏感に感じるようにできてます。進化によるこの特質は、危険な時に必要不可欠とはいえ、数々の悲劇を生んでいます。

というわけで、不幸せは黙っていてもやってきますが、幸せを手に入れるためには努力が必要なのです。恐れや怒り、悲しみが外界の危険に対する反応であるのに対し、嬉しさや気持ちの良さは、生き延びるために必要な状態に私たちを誘いこもうとして自然が用意したものだからです。

古代ギリシャの思想家、アリストテレスの言葉です。

幸せは行為の結果である。幸せは偶然や神の贈り物ではなく、自分の可能性を最大限に活用した人に与えられる。賢い人間は自らの素質と与えられた条件の下で最高のものを作り出す。そのような積極的な人生に歓びと満足の秘訣がある。  
Posted by seitaisikoyuri at 08:20Comments(4)TrackBack(0)