2010年12月31日

疲労回復にアスパラギン酸

いよいよ今年も終わりですね。

何とか、大掃除もある程度の形になり、黒豆を煮ながら、隣室の紅白の音を聞きつつ、ブログを書いてます。

ブログも何年も書いていると、似た話も増えて来ますが、お読み頂いている皆様方、本当に有難うございます。

御蔭様で、今年も何とか毎日の更新を続けるコトが出来ました。

さて、本年締めくくりは「食べ物が作る健康」で。

アスパラギン酸はアスパラガスから発見され、この名がつきました。

体内でも合成される必須アミノ酸ですが、エネルギーをつくり出す働きに関与しているため、十分にとっていると疲労しにくくなり、スタミナが増します。

アスパラギン酸入りのスポーツドリンクで、スポーツ選手がスタミナを増やした例もあり、疲れやすい人はアスパラギン酸を含む食品を積極的にとりましょう。

これがおすすめ食材

●大豆もやし‥‥植物性タンパク質の宝庫、大豆から発芽したもやしは、ひ弱な見かけとは異なり、すぐれた健康食材。アスパラギン酸をはじめとするアミノ酸が豊富で、大豆にはないビタミン類も豊富。

●アスパラガス‥‥野菜としてはタンパク質が多く、特にアスパラギン酸を豊富に含むため、昔から疲労回復効果の高い野菜として食べられてきた。種類はグリーンとホワイトがある。

●牛肉‥‥牛肉の良質なタンパク質は、スタミナや抵抗力をつけるのに適している。赤身肉のほうがタンパク質が豊富でアスパラギン酸もここに含まれる。脂肪が多い部位は食べるときに工夫を。

食べ方ひとつで効果倍増

じつは、疲労に対しては、カリウム、マグネシウムの補給が必要です。アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムの吸収を高めね体内でのバランスを正常にします。

さらに、食品の味の決め手はアミノ酸。アスパラギン酸はうま味・酸味のもとです。アスパラギン酸は熱に弱いため、調理の際には加熱しすぎないように注意しましょう。

ちなみに、アスパラギン酸はカリウムマグネシウムの補給剤、スタミナドリンクに使用されています。また、皮膚の代謝を活発にするといわれ、化粧品にも使われています。

というコトで、本年最後のブログを書かせて頂きました。

来年も、皆様のコメントなどをお待ち申し上げております。

では、良いお年を!  

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2010年12月30日

休みに読みたい大作

本日から冬休みに入る予定だったのですが、どうしてもという方がいらしたので、結局、午前中だけはお仕事させて頂きました。

そして、午後からは大掃除。

まだ、完全に終わってませんが、疲れました‥‥黒豆も煮ないとイケナイし。

さて、速読するタイプの方だと別に休みでナクとも構わないのですが、のんびりした時に読みたいと思うのであれば、オススメがこちら。

仮想儀礼〈上〉仮想儀礼〈上〉


人間にとって、宗教ってなんなのだろうという気持ちが少しでもあったら、まずは一読して欲しい本ですね。

何となく、宗教家になってしまった二人の男性の栄光と破滅が、現実とリンクする様な登場人物と共に、リアルに描かれています。

山口県出身の大政治家の家に産まれた兄と妹のスキャンダルが、どう世間に受け止められ、そして、真実が葬られて行くかというのも、読みどころ。

中々、宗教というモノの真実について書かれない、今の日本社会に産まれた傑作でしょう。

裏がありまくりの日本の社会の仕組みが、かなり理解出来ると思います。  
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2010年12月29日

少子化の弊害の中には

当然、学力の低下も含まれるのだろうと思います。

中でも、「ゆとり教育」が悪いと言われてましたが、おそらくそんなコトよりも、入試が人口減少で楽になったというコトが最大の原因ではないかと。

第二次ベビー・ブームで高校や大学の入学枠が拡大すると、当然ながらそれに伴って学校が増えます。

でも、少子化になったからといって、校舎が自然と減るハズも無いので、結果的に入学するコトに「ゆとり」が生まれて来る。

中には、何がなんでも良い学校へという親や子供も存在するとは思いますが、別にそんなに頑張らなくてもという人も存在すると思いますし、当然ながら、その傾向は楽な高校や大学になればなるほど強まるというのは、当然のコトかと。

AO入試合格者の就職が大変という話もありますが、基本的に筆記試験は行わず、面接やディスカッション、小論文などで合否を判断するというだけでナク、合格の時期も問題ではないかと。

真面目に受験しようと、国立大学の後期試験まで考えた場合、高校三年という時期はホトンド勉強で埋め尽くされると言っても過言ではナイと思います。

しかし、もしAO入試で合格というコトを目指すのであれば、早ければ夏休み前に、どんなに遅くても冬休み前に、合格になっているワケで、しかも、合格した場合に辞退というのは、まず許されません。

合格が決まってしまってから、必死に勉強するというのは無理な話。

でも、そうでもしなければ入学者に欠員が出てしまうので、学校の経営に響くのは当然のコト。

要するに、子供の数が減って志願者も相対的に減少したというコトが、最大の原因だろうと思います。

家庭でも、子供の数が減っているので、生存競争もホトンド無いし、最終学校が終わった途端に、社会の荒波で揉まれるのは、かなり大変だろうと。

今の若者は、結婚したがらない人も多いので、ますますの少子化は将来的に避けられないと思いますが、将来の先行きが不透明だから、子供が生まれないのと、子供が少なくなったから、将来が不透明というのが、鶏と卵の関係みたいになってます。

人口が縮小すれば、不動産が動かないのも当然のコトですし、やはり少しでも子供が多く生まれる社会にするコトこそが、日本の喫緊の課題なのではないでしょうか。  
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2010年12月28日

こういう人生があってもイイのに

男尊女卑が、まだ世間一般だろうと思う今、こういう話を読むと実に笑える。

百年の恋 (朝日文庫)百年の恋 (朝日文庫)


ちなみに、読んだのは単行本で10年前に出ている本なのですが‥‥

結婚生活というのは、本当に大変だというコトが判ってから読むと、よりリアルに感じられます。

ともあれ、本当に女の人が自分の仕事をバリバリとしようと思ったら、旦那さんに理解がナイとダメかと。

これから結婚しようという方々は、読んで参考にすべきかもしれませんね。

今は不況で、専業主婦志向もあるみたいですが、旦那さんのリストラもある時代。

やはり、様々なコトを考えておいた方が良いかと。

笑って読めるだけでナク、結構しみじみと人生について考えさせられる本です。  
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2010年12月27日

制限ばかりが増える世の中

自由の国と呼ばれるアメリカだけれど、米空軍は、大量の公文書を暴露した告発サイト「ウィキリークス」と、その情報を掲載したニューヨーク・タイムズなど一部報道機関サイトの閲覧を禁止していることを明らかにした。

法律専門家からは、一般に公開された文書へのアクセスを禁止しても意味がないと指摘する声が出ている
そうだが、軍隊はなるべく情報をシャットアウトして、上官の指令が全てというコトを徹底したいのだろう。

ともあれ、昨日の本によれば徴兵制の韓国でも、徴兵中の「いじめ」はかなりのモノがあるらしく、しかも、金持ちは子供達を留学させて、外国籍を取得させ、兵役を逃れているという話があった。

アメリカも徴兵制を辞めたのは、その辺に理由がありそうだ。

そして、貧しい人々を大勢作り出せば、兵隊にならざるを得ない階層が出来る。

今、日本の自衛隊も、真に防衛を目指す人々だけでナク、生活のタメにという人々も増えている様に聞く。

戦争ほど、儲かる商売はナイというのが、「死の商人」達の共通の意識だし。

その中では、兵隊は人格を持った一個人ではナク、人格など持たないタダの手駒たるコトこそが望ましい。

日本でも、様々な制限がマンガとか、ネットに掛けられようとしている。

そうした制限が全てではナイと思うが、時として真実の暴露サイトを悪として、接続不能にするという可能性は、ゼロとは思えない。

戦前の治安維持法というのは、さほどスゴイ法律では無かったのだが、運用の仕方によって、最大の悪法にもなれたのだから、恐ろしい。

様々な制限の裏には、様々な陰謀が存在しているというコトを念頭に置かなければ、我々は知らぬ間に縮小した社会を、大きな社会と錯覚しかねない。

マスコミの報道の中には、べったりアメリカ寄りの話も多いが、本当にアメリカの後追いだけをしていれば、幸せになれるかというと、現在のアメリカの家族崩壊はスゴイものがあり、最早、アメリカの真似をしていれば、幸せになるというのは幻想に過ぎないのだ‥‥  
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2010年12月26日

本当に問題なのは、こちらの方

公安警察が全てダメとも思わないが、間違いは間違いとして処理すべきだと思うのが、警視庁外事三課資料流出事件で生活を台無しにされた人々の問題

昔から、ワザと転んで逮捕みたいな手法があるが、そういうのはフェアではナイと。

正しい情報に基づいた、正しい分析こそが、大事ではないかと思う。

ちなみに、このシリーズは結構嫌いじゃナイのだが、

中途採用捜査官 逃げるシンカー中途採用捜査官 逃げるシンカー


話の展開は、さておき「冬ソナ」というのは、韓国では単なる純愛物語ではナイというのは、「冬ソナ」に全くハマってなかったので知らなかった。

しかも、韓国の若い人々の日本に対する現代の考え方が、数十年前とはかなり違って来ているコトに、驚いたりもする。

我々の若い頃は、在日の人と日本人の結婚は、「ロミオとジュリエット」並みの大変さなので、「恋は可能でも、結婚は無理」と友人の友人が語っているという話を、友人から聞いたコトがある。(ちなみに、その友人の友人という人物は全く誰かは知らないのだが、作り話をする友人ではナイので、当時の実話だと思う)

あくまで作者の主観が入っているとは思うのだが、それでもこういう多角的な考え方というのは、普通に情報に接していたのでは、全く思い付かないコトで。

ともあれ、全く現実を無視して、筋読みすると間違った答えが出てしまうし、といって全く想像力を働かせなければ、物事の本質は見えて来ない。

自分に都合がイイことばかりを追求したのが、検察の今の問題だろうと思うし、謙虚に間違いは認めるべきなのは、多くの役所関係。

人間だから、どんなにエリートでも間違うと思うのだが、とにかく間違えた後の行動や、対処方法によって間違いがより、飛躍への第一歩になる。

上の本の韓国のマスコミ批判は、日本のマスコミ批判とも相通じるモノがある。

我々は、通り一遍な報道で満足せずに、色々と様々な角度から考えなくてはマズイのでは思う。  
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2010年12月25日

他人の不幸は蜜の味

とは良く言ったもので、海老蔵殴打事件の後は大桃・麻木不倫騒動なるものの話ばかりが世の公共電波のかなりの部分を独占している。

正直、「夫婦喧嘩は犬も食わない」という諺もあり、どうでもイイんじゃないのと思うのだが‥‥

いわゆる、やっかみ半分の記事なども多く、「ヒモ」などと書く方もどうかと。

「リーマン・ショック以後、独立系の経営は大変」みたいなコトも言われるが、本当に現場から自分の目で見たニュースを流す人の存在は、とても大きいモノがあると思われ、他社のニュースを買うという行為は、その社のバイアスが掛かっているモノしか見れないというコトを考えると、より多くの選択肢が存在した方が好ましいのでは。

成人した大人なのだから、別に夫婦間で資金提供しようが何しようが勝手だと思うし。

政治を批判する人も多いけれど、この程度の国民だから、この程度の政治で我慢せよと言われているみたいで、正直、馬鹿馬鹿しい話だ。  
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2010年12月24日

間違いを率直に認めるべき

警視庁公安部の捜査対象者らの個人情報がインターネット上に流出した事件の警視庁の対応ほど、馬鹿げた話はナイ。

流出した114点の文書には、米連邦捜査局(FBI)からの協力要請を記載した資料なども含まれており、警視庁はこれまで、「本物と認めると、他国との信頼関係が崩れ、今後の情報収集に大きな影響が出る」(同庁幹部)とはいえ、この世の人で流出した文書は同庁公安部の内部資料だと思わない人が存在するとは思えない。

FBIが、この説明で納得するとも思えないし、一度、落ちた信頼が回復するとは考えられない。

要するに、明確な責任を取りたくないがゆえの詭弁としか思えない。

過去の歴史を含めて、日本の一番悪いトコは、物事を曖昧にして結果責任を取りたがらないコトにある。

誰かが流失させたのか、それともハッキングされたのか、白黒をはっきりさせてこそ、次回の失敗を起こさないタメに必要なのに、それすらしない。

徳川幕府を倒しても徳川氏を存続させるとか、日本と言う国は島国ゆえに寛容を持って是として来たからか、太平洋戦争の終戦時も戦犯に対する意識が曖昧だからこそ、靖国神社に合祠したりしているのだが、禊さえすれば許されるというのは、日本独特の考え方であって、絶対にグローバル・スタンダードではナイ。

失敗は素直に認めて、真摯に反省してこそ、再発防止策も得られるというのに、第二自民党になりさがった今の政府みたいで、本当にイヤだ。  
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2010年12月23日

シュレック・フォーエバーで‥‥

ほのぼのとした気分になって来ました。

シュレック フォーエバー アフター [DVD]シュレック フォーエバー アフター [DVD]


何だか、先行き不透明で、毎日がつまらない感じの昨今、せめて映画でだけでも、心温まる話が必要かも。

息子を連れてさほど期待しないで見るコトにしたのですが、ラストは読めていても、充分に楽しめる映画でした。

日本は未曽有の人口減少社会に突入しているという警告もありますが、マジで子育ては大変でも、しなければおそらく未来は確実に崩壊してしまうかも。

ソレが日本の宿命と諦められる人は、ソレでも構いませんが。

「子ども手当て」の本質は、子供が増える社会を作り出すコトにあるハズなのに、右往左往している今の政治では、先が見えない。

例え、日本が沈没しても、日本民族が世界で生き抜けばイイのだからと開き直って、自分の子供を産むという選択肢もあるのかもしれませんね。  
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2010年12月22日

未然に防ぎようがありそうなのに

取手駅で通り魔事件を起こした斎藤勇太容疑者は、「一生独身そうな人」1位、「ストレスがたまりそうな人」1位と、高校時代の卒業文集でこのように紹介されていたそうで。

性格はおとなしく、物静か。読書が好きで、将来の夢は小説家だったとも。とても粗暴な振る舞いをするタイプではなかったらしいが、「事件を起こしそうな人」の4位にもランクされていたらしい。

高校を卒業して、前途洋洋たるべき時に、こんなアンケート結果の載った卒業文集を貰ったら、どんな気持ちになるだろうか。

しかも、本当にそう思っているのだとしたら、周囲が手を差し伸べるべきなのに、どん底に突き落とす様な振る舞いをしていて許されるのか。

滋賀県の殺人事件でも、犯人は以前からストーカー的な行為をしているのに、殺人を未然に防げないで終わったし、遺族にしたら何とかならなかったのかという気持ちになるだろう。

物事には、大体、何でも前兆がある。

しかし、ソレから類推して、最悪の事態になるコトを避けるのが大事なのに、全く、その後の展開をタダ手をこまねいて見ているというのは、如何なものか。

被害者はモチロンのことだが、加害者だって、そこでフォローして貰っていたら、全く別の人生があっただろうに。

東洋医学は、「未病」という「病の手前で健康に戻す」というコトを第一義としているが、世の中の犯罪も「犯罪の前に抑止力」として動かなくてはダメなのではないだろうか。

現代は、生命の危険というコトが、太古の昔と違って薄れてはいるが、だからこそ、先を見通す力が減っているのかもしれない。

しかし、世の中には新たな危機も芽生えているのだから、やはり物事は些細な兆候を見つけて、即座に対応するという基本を忘れるべきではないと思う。  
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2010年12月21日

学級崩壊もココまで

バラバラにならないんじゃないかと思うのが、今の民主党。

ともあれ、小沢元代表が証人喚問に出たとしても、「裁判で話すので、ココでは話したくナイ」で押し通したらどうするのか。

拷問をして、口を割らせるワケにはいかないので、それで終わりじゃないのかという気がするけど‥‥

おまけに愛知市長選挙だって、おそらく河村たかし市長に勝てるとは思えない。

それでも、衆議院を辞めさせて、公認候補を出すというのは正気なのか。


惨敗したら、執行部は玉砕覚悟というのなら、それはソレで立派だが、まるで太平洋戦争の末期の戦いを見ている様だ。

もし選挙に勝とうとする執行部だったとしたら、最初から、元代表は無罪を主張しているのだからと、民主党内で一致団結するのが普通だろう。

もし、それで裁判で負けたら、その時はスパッと切るという手もあるし。

参議院選挙の時に、消費税増税を口にしてしまう感覚だから、仕方ナイのかもしれないが、勝負というのは勝ってこそ意味があるのであって、負けたら終わり。

昔から、「猿は木から落ちても猿だが、政治家は落ちればタダの人」というではないか。

郵政選挙に自民党が勝った時に、「終わりの始まり」かもしれないと思ったが、昨年の民主党の大勝利も民主党の「終わりの始まり」だったのかもしれない。

全てが壊れて、新しくスッキリと政界が再編されるのであれば、ソレはそれで構わないが‥‥  
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2010年12月20日

言うは易く行うは難し

というべきか、結局、厚生労働省の思惑通りに動いているのか判らないが、75歳以上の後期高齢者医療をどう改革するかとなると、曖昧模糊になりそうで‥‥

要するに、考えるべきコトはまず日本の高齢化は避けられない。

老人医療をどう立て直すかという部分に切り込まないとダメなのだが、現状のまま何とかしようとしても無理な話で。

受益者負担にするのか、全員で等分に分けて負担するのかというコトをまず決めないと結論は出まい。

防災ヘリコプターの出動費用を遭難者に請求できるようにするかどうかという問題もあるのだが、山での汚物の処理費用の問題もあり、ある程度は受益者負担というか、山岳地帯に登山する人には、ただ入山料というよりも、ヘリコプターの費用を保険にしてソレを含めて一定料金を貰うという方向にして、そのお金でバイオ・トイレなどの整備もするべきかと。

命の危険があるかナイかという明確な線引きは無理だと思うので、ココまでは無料で、ココからは有料などという判断は不可能だと思うから、全員、一律で入山するなら、一定額を支払うという方がイイのだろうと。

老人医療について考えるならば、やはり今や外資の保険がTVでバンバン流れているのを考えると、必ずしも消費税でというより、保険についても何種類かの選択を儲けて、医療費の資金を増やすべきではないのかという気がする。

例えば、一定の金額を役所が決めるのではナクて、医療費負担を一割にしたい人は、通常の健康保険料を増額するとか、医療費の負担は二割とか三割で構わないという人には、通常の健康保険料を減額するとか‥‥

要するに、人間は自分で選んだコトならば、我慢出来るのだが、他人に押し付けられると嫌なモノ。

保険会社のノウハウを少し分けて貰って、そうした弾力的な保険料の徴収にでもしなければ、おそらく健康保険システムも、その内に行き詰る可能性が高い。

TVでバンバン広告が打てるというコトは、それだけ外資の保険が儲かっているというコトなのだから、その仕組みを政府が採り入れた方が得。

という感じの、斬新な発想が無ければ、日本という国が閉そく状態のままになるのではないか。

どんな時にも、儲かる会社は存在する。

そうした会社の模倣から始めなければ、行政も先行き不透明になるのでは?  
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2010年12月19日

努力が報われる社会を

昨日のタイトルが「資格がモノを言う時代」と書いておきつつ、何だが、今は努力して資格を手にしても、場合によっては資格が活かせない時代でもある。

歯科医がコンビニよりも増えてしまって競争が激しいとか、弁護士になっても下手すると生活保護という笑えない話もあれば、公認会計士試験の合格者が従来の1千人台から2千~4千人台に急増したので、思うように雇用が進まず、試験に受かっているのに資格が取れない「浪人」が増えているという。

何故なら、志望者は、試験の合格前か後に2年間の実務経験を積む必要があるほか、合格後に1~3年の座学研修(実務補習)を修了して初めて資格が得られるからで、その話は御客様からも聞かされているのだが、そういうコトに伴って中高年の公認会計士のリストラも進んでいるという。

中高年をリストラすれば、若手は三人位雇えるし、若手を雇わないと資格が取れないから仕方ナイのかもしれないが。

そして、ほとんどの開業している人々は、地方では後継ぎか、税務署を退職してというパターンが多いそうで。

何もかも、格差社会という気がする。

最近は、あまり「格差社会」は話題にはナラナイが、報道も格差があるという話もあり。

政治家の中でも、小沢元代表だけが袋叩きになっているという話を読んだりすると、世の中は本当に不公正であるコトを前提に、生きていかないと資格取得貧乏にもなりかねない。

歯科医や弁護士や公認会計士などの資格が取りやすくなったのは、既になっている人々の子息が後継者になりやすくするタメと考えた方が、イイのかもしれない。  
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2010年12月18日

資格がモノを言う時代

大学卒業後に専門学校に入学した学生が増えているのは、専門学校に進むことで、「既卒」ではなく「新卒」扱いとなり、有利に働くのではとの思惑が背景というのも、確かに在るとは思うが、大学の地位の低下というか、即戦力を求める社会の要請があるのだろうと思う。

今年、一番驚いたコトの一つに、娘の学校の知り合いが国立大学の人文学部の推薦入試の面接に行ったら、その設問の一つに「大学を出ても就職は無いかもしれませんが、大丈夫ですか?」というのがあったそうで‥‥

おそらく、今までの想定問題の中には絶対に出て来なかっただろうと思う。

過去の就職氷河期の時にも、同じ大学の工学部を卒業した方も、就職が無かったという時代があるそうで、今は全く畑違いの仕事を自分でやってらっしゃるが‥‥

ともあれ、世間に疎い方が市長になられると、就職先の決まらない学生に対するアドバイスとして、「一番大事なのは反省すること」「社会に文句を言っても何のプラスにもならない」「自ら反省することで、自分は何を求めているか、あらゆる手段を使ったか、いろんなコネを使ったかとか、そういうことがあると思う」と発言してしまうそうで、そんな市長の元で暮らす我々は本当に不幸。

「就職活動をしたことがなく、私が答えるのは不適当」と前置きしたとはいえ、世の中に出て何十年も生きて来て、世の中の何を見て来たのか。

確かに、大学在学中に先代の社長に亡くなられて、急遽、後継ぎというだけで、会社の車に送迎されて社長として会社に通い出した方であれば、就職活動の大変さなど判らなくても無理はナイが、そういう他人の痛みを考えられない人が公職に就くのは如何なものか。

番頭さんが良かったという専らの評判で、社長としてもホトンド苦労を知らないのだから、仕方ナイとは思ってみても、正にあまりの馬鹿馬鹿しさに呆れるばかり。

こういう人々が政治をしている限り、日本が良くなるハズは無い。

マジで自力で頑張るしか、仕方がナイ社会なのだ。  
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2010年12月17日

母校への最後の訪問

になってしまうのかもしれません。

本日、娘の三者懇談に行きましたので、卒業式は前に書いた海堂尊さんの講演会が行われたホールでやるタメ、今後、母校への訪問予定はありません。

将来、孫が生まれたら、マタ何十年か振りに行くコトもあるかもしれませんが‥‥

それにしても、懇談会の日取りは数週間前から決めるとはいえ、ヒマな時を選んでいるハズなのに、何故だか当日はとても忙しくなります。

正に、マーフィーの「思う様に人生は成る」という見本かもしれませんが。

正直、かなり疲れてしまっていて、上手い話が思い付きません。

マタマタ、「自分の人生を終わりにしたかった」という身勝手な理由で無差別傷害事件がありましたが、娘と同じで受験を控えている生徒さんが巻き込まれて無ければ良いがと思います。

「自分の人生の道連れに、見知らぬ他人をする」というのは、本当に卑劣な行動です。

無論、容疑者にはそれなりの背景があってのコトだとは思いますが、自己顕示的な犯罪の陰で、泣かされる人々の人権を思えば、どうしても許せません。

人生は、自分の手で開拓するしかナイのに、壊してしまう人達は気の毒ではあっても、世の中に甘えているのだと思います。

今は、困っている人々に手を差し伸べたいと活動している団体も多く存在する様になったのですから、自分で自分を殻に籠らずに、そういう方々に助けを求めて欲しいという気がします。

とにかく、自分の人生は自分の足で歩くしかナイのですから。  
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2010年12月16日

盗癖は必ずしも治らないと‥‥

万引き事件を繰り返す高齢者の3分の2が「生きがいがない」と感じているそうだが、果たしてそれだけで万引きをするのだろうか。

あまり詳しくは書けないが、店をやっていた経験からすると、時々、「せずにはいられない」というタイプの人が存在する。

別に困っているワケでもナク、歳をしていても自分なりの仕事をしていたとしても、悪癖になっているので、止められない人も確実に存在する。

顔見知りだったりすると、見て見ぬ振りをせざるを得ない場合もあり‥‥

ともあれ、そういう個人商店はドンドン消えて行く運命にあるから、スーパーでは見逃さないと思うが。

少なくとも、以前は多少のコトを許す社会だったりしてたワケで。

今、犯罪の認知件数が増えているのも、人と人との繋がりが減少しているから、誰しも見知らぬ他人を許す気にはならないだろう。

人間というのは、傍から見ると幸せでも、本人の心の持ち方などや周囲の人々の心根の違いで、不幸という場合も多く。

その時のスリルが止められないという人も存在するので、簡単には上手くいかないと思う。

タダ、犯罪者を捕まえれば良しとするのではナク、再犯を防ごうと努力するのは、とても意義があるコトだと思うので、結果が出ても出なくても、しばらくは続けるべきかと。

何事も継続するコトによって、変化が生まれるのであって、簡単に人間が変われると思わない方がイイ。

心理学でも、本人が変わろうと思って努力した場合に、ある程度変われるだけであって、他人を変えようとしても無理な場合が多い。

そのコトを踏まえてやらなければ、一応やってみただけに終わってしまう可能性もあるだろう。

ともあれ、犯罪は芽を摘むコトから始めた方が、凶悪犯罪化しないので、地道にやるしかないんじゃないかという気がする。  
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2010年12月15日

海堂尊講演会・7

さて、講演が終わってから、須坂病院の院長が聴衆を代表してというコトで、「どうして今のペンネームを付けたのか」という質問をしました。

ペンネームは自分で自分の名前を付けられる絶好の機会で、二度とそんなチャンスはナイから、大好きな「海」か「夏」を付けようと考えて、「かいどう」という名前を思い付いた。

字は「海道」にするか、現在の「海堂」にするかを迷ったが、字があまり上手ではナイので、「シンニュウ」の部首を書くのが嫌で、「海堂」にした。

名前は、十個ほど考えて、あれこれ考えてマッチするのを選んだのだけど、締め切りも近付いてたので、最後にババッと決めたという話でした。

何だか、この話って、

ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべてジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて


の本で、読んだ様な気もするのですが‥‥

ともあれ、「須坂新聞」というローカル新聞では、講演会があったコトを報告する記事と共に、本名も書かれていたそうで。

「田口先生のあだ名」というのは、ちょっと実名と被る感じがしましたけど、おそらく院長先生は、本名を知っていたからこそ、ペンネームの由来を知りたかったのかもしれませんね。

一般の質問時間はありませんでしたから、娘からは「どの登場人物に似ているのか」というコトを聞いて欲しいと言われてましたが、聞けずに終わりましたが、おそらくこの人だろうという気持ちになりました。

でも、御本人の口から出たワケではナイので、ココには書かないでおきます。

小説家というのは、ある程度神秘のベールに包まれていた方が想像力を働かせられるから良いのであって、あまり色々と知らない方が良いと思っているので。

とにかく、メチャクチャ多作なので、これからも楽しみではあります。

娘も好きな作家ですし、娘の高校の図書館は他の図書館よりも簡単に入手出来るので、今までは楽でしたが、そろそろ卒業するので、来年からは入手が大変だと思ってます。

ともあれ、コレでやっと書き終わりました。

明日からは、普通のブログに戻りますね。  
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2010年12月14日

海堂尊講演会・6

さて、放置していた講演会の続きを書かなくてはイケマセンね。

ちなみに、

死因不明社会 (ブルーバックス)死因不明社会 (ブルーバックス)


こちらの本を読んだコトがある方には、ホトンド知っている話だと思いますが‥‥

医療は患者を治す

医学は死に学ぶ

という違いがありますが、医療は治すというコトで、対価としてお金を貰いやすい。

しかし、医学が進歩するから、医療が良くなるというのに、医学については対価としてのお金を貰い難い。

進歩のタメに、税金とか会社とかからのお金が入らなければ、医学は進まない。

治すのが優先となると、医学にお金が行かないので、医療の質が下がる。

解剖は医学の基礎だけれど、全ての人を解剖するのは物理的に無理。

だから、Aiで死因を確定する努力をしてから、解剖した方が「死因が確定」するコトが出来る。

「心不全」というのは、死因ではナク、心臓は動かなくなったという状態を示しているに過ぎない。

死んでいく人は、死因が不明でも構わないけど、その親族などにとっては知りたい。

医療訴訟にならないタメにも、画像診断は有効である。

何故なら、病理解剖は証拠に認定されないし、警察が入ると遺族に死因は告げられない。

遺族が死因を知りたいとなると、民事の医療裁判が必要になる。

画像診断で、医療事故でないと判れば、双方納得出来るし、医療事故と判った時には医療機関は即座に謝罪も出来る。

原因が不明な時に、解剖が必要でも、受諾して貰うのは難しい。

実際、昨年の十二月にも、長野市で警察が介入しそうになった。

しかし、遺族がAiで死因を確定しようとしたので、不問になった。

さて、かなり駆け足でAiの部分は書いてしまいました。

本当は、海堂さんはこの部分をこそ話したくて、しっかり講演されたのですが、海堂さんの愛読者にとっては、既に知っている話なので、知らない方は、上記の本を読まれた方が、理解出来ると思いますし。

さて、次回ペンネームの話を書いて、講演会の話題は終わりにしたいと思います。  
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2010年12月13日

報道の裏側

やたら市川海老蔵殴打事件の話ばかり、マスコミはしているが、事件当日の服は捨てただの、携帯電話は持たないでお台場の場所に一人で居て警察に捕まるだのとあまりの手際の良さに驚くのだが、当然その陰にチラつくのは、犯罪のプロ集団。

一方、昨日の茨城県会議員選挙でも、無所属で立候補した元自民県議の選挙事務所に保冷車が突っ込み、制止しようとした候補者のおじの会社員をはねて逃走した事件も、あまりの手際の良さに驚いたり、恐ろしかったり。

弘道会についての分析が、読みごたえありリンクの中に書いてあるのだが、「政治とカネ」の問題は、小沢元代表と似たか寄ったかなハズなのに、自民党が綺麗の様に語られている。

東京の銀行についての、最新の話題はもっとスゴイし。

ちなみに、長野県でも弘道会の幹部を詐欺容疑で逮捕したというニュースもあるし‥‥

この前、久々に新しい通帳を作るコトになった時、チャンと暴力団ではありませんという書類に、その店では通帳を始めて作るからというコトで、サインさせられましたけど。(既に何度も入出金に訪れているのにね‥‥)

要するに、我々、一般庶民が知らない部分で、世の中は動いているワケで。

けど、それを知らない人は、確実にTVの報道に思考を左右されてしまう。

本当に正しいコトは、口コミでしか伝わらないというので有名だったのが、かつてのソビエトと、今の北朝鮮。

だけど、今の日本だって、そんなに違っているのだろうか。

さほど売れないかもしれない硬い本を読み、インターネットで囁かれる真の情報に触れなければ、まやかしの情報にコントロールされてしまう。

我々が知るべきものは、報道の裏側なのかもしれない。

日本をKGBの様な集団が跋扈する前に‥‥  
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2010年12月12日

生存するタメに

師走ともなると、色々と雑用が増えているので、休日でも何かと忙しく‥‥

講演会の続きを書くのが遅れてますが、メモを頼りに書くので、疲れているとそういう気分にもならず。

ともあれ、その部分は既に書籍化されているので、慌てるコトもないかと思うと、ダラけてしまうのが悪い癖ですね。

ともあれ、本日は別の本の話を。

ホトンドが図書館から借りているので、書いておかないとマズイので。

対談 生き抜くこと対談 生き抜くこと


上の本と下の本を読むと、日本の格差社会は過去から延々と続いて来ているのだなと感じます。

閨閥の日本史 (文春新書)閨閥の日本史 (文春新書)


片や上流階級が、その周囲で縁戚を増やし繁栄している一方で、貧困にあえいで暮らしている人々が多く存在する。

最低賃金で暮らしながら、将来の希望も持てないままに、日々をやり過ごすだけの人と、生まれた親が良かった故に、一生を乳母日傘で過ごしていける人が居る。

本というのは、あまりに両極端な話を読むコトが可能なだけに、実に不思議な気分になります。

同じ時間を過ごしているというのに、あまりに不平等なものだなと思うし、虐げられているからこそ、日本人という価値に重きをおくしかナイ人々が右翼化したり、おそらく戦争になったら、真っ先に命を落としかねないけれど、ソコに夢を求めたり。

ともあれ、「名誉の戦死」などと言っても、ソコで人生が遮断するコトには変わりなく。

親の世代には、戦争で亡くなった人も多いし、戦争の悲惨さを耳にタコが出来るほど聞かされている世代としては、とても辛い気持ちになります。

大多数が幸せになる政策を打てなければダメなのに、自分達のコトばかり考えている様な政治家の今の現状を思うと、実に不幸なコトだと思ってしまいます。

年明けまでに、希望の持てそうな政治体制は生まれるのでしょうか‥‥  
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2010年12月11日

自分のコトは自分で

今日は、限度以上に働いたので、気の効いた話題も講演会の続きも書く元気はありません。

疲れ果てて、NHKのTVニュースを見るともなしに見ていたら、事業仕訳で清掃への支出が10%減ったら、歩道などが汚くなったという苦情電話が、一杯役所に掛かって来るそうで‥‥

ゴミを捨てても、綺麗にする人が居ると思うから、捨てる人が増えるんじゃないかとも思ったり。

確かに、ゴミが散乱しているのはみっともナイけれど、少し拾わずにいた方が、捨てた人の良心に訴えかけるモノがあるのでは。

住民と国交省の人々で、一月に一回は掃除しているそうですが、それで充分だと。

ちなみに、我が家の駐車場なども、時々、ゴミや犬のフンが放置されてます。

タダ、『アッ!』と思った時に、スグに捨ててしまえば、必ずやマタやると思うので、フンには砂をかけて放置するし、ゴミは一週間ほどしてから拾います。

無論、場所によりけりで、スグ拾う場所もありますが。

タダ、大半は人の目に付き難いトコを選んで捨てるという習性があるみたいなので、ワザとその辺は少し放置してから拾う方が、捨てられる頻度は少なくなると思います。

どうしても、目障りで仕方がナイと思うのであれば、行政に電話をするよりも自分の土地でナクても不快に思う人が拾えばイイのであって、無法な人の尻拭いを行政にさせるのが当然という発想では、税金が幾らあっても足らないでしょう。

そういう部分にこそ、自助努力とか共助努力が必要なのではないかという気がします。  
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2010年12月10日

初めて裁判員裁判で良かったと

思うコトが出来ました。

鹿児島の夫婦殺害事件は、被告が無罪で終わったコトに安堵しています。

日本では、中々「推定無罪」とか「疑わしきは罰せず」が根付かないのは、職業裁判官が検察の意見に異議を唱えると出世し難いからというコトもあり、裁判なのに、検察の追認という部分が際立っていたから。

今日も、講演会の話題を休んでも、どうしてもココについては書きたいと思いました。

裁判員制度は、一般人に負担を強いるので反対でしたが、それでもこの判決を機に、警察や検察の見込み捜査が減るのであれば、良い前例になるのかも。

本日読み終わったのも、上下巻の大作。

夜の終焉 上夜の終焉 上


被害者も加害者も不幸になる現在の報道体制にも問題があるのかもしれません。

世の中の無関係の人々の、野次馬根性に翻弄される死刑囚の息子と娘や、両親を殺された息子と、それを取り巻く人々の物語を読んでいると、色々なコトを考えさせられます。

明確に、殺人を犯した人にもそれなりに背景があるし、されど被害者ともなれば、どうしても犯人の死刑を願ってしまう。

そんなジレンマも感じると共に、実名報道の怖さも感じます。

加害者はともかく、加害者の家族にも人権はあるし‥‥

タダ、未成年というコトで許されてしまったりする事例なども考えると、本当に死刑制度というのは、明確な答えが出難いものなんでしょう。

さて、明日の忙しさを思うと、もう眠くなって来ました。

何だか、尻切れトンボみたいですが、とりあえず本日はコレまでで。  
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2010年12月09日

虫歯と歯周病菌99・99%死滅

海堂さんの講演会の話題を書くつもりでしたが、『エエッ!』と思う話題をネットで拾ったので、今日はちょっと中断。

何と言っても、このニュースを知った時に思ったのが、もしコレが成功したら世の中の歯医者さんの多くは、矯正歯科ぽい仕事以外は、無くなってしまうんじゃないのと。

虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。

 治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。

 菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の 口腔 ( こうくう ) 内細菌と過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。


本当に人体への影響が無いのであれば、多いに利用すれば、歯医者さんに行く人が減少して、医療費の増大はかなり抑えられと思うんだけれど。

でも、そうしたら関連の人々も困るだろうから、どうなるんだろうとか、それこそ、こういう問題を考えていると、際限なくなりそうでツライ。

世の中というモノは、劇的に変化するコトもあるのだなと思う一方、逆にそれに反対する人も困る人も居るだろうし、何だかとっても考えさせられたニュースでした。  
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2010年12月08日

海堂尊講演会・5

再び、書いていた文章が突然消去されました‥‥書き直すのも面倒なのですが。

今日は12月8日。ジョン・レノンの命日ではありますが、日本人として忘れてはイケナイのは、太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃の日というコトでしょう。

講演会の時に読んでいた本が、

ウェルカム トゥ パールハーバー(上)ウェルカム トゥ パールハーバー(上)


上下巻で1100ページを超す大作なのですが、日本が外国の謀略で無理やり、日米戦争に引き込まれるくだりが、とても良く書けています。

加えて、他の小説でも書かれてますが、外務省の不手際で「騙し撃ち」という形になってしまったというコトを考えると、官僚の失政のツケというモノは如何に大きいか、正に、今の日本の医療崩壊にも繋がるコトかもしれません。

ともあれ、再び講演会に戻ります。

実は、本当の処女作というのは子供の頃に書いた長編小説があるんです。

クラスの悪ガキ三人プラス自分を主人公に『三国志』をパクって、『四国志』という小説を書きました。

しかし、その中で一番のガキ大将を殺してしまったら、暴力で無理やり小説を改変させられたのがトラウマとなって、今、どんなに圧力があっても厚労省の悪口は止められません。

そういう意味では、貴重な体験になっているのかもしれませんね。

タダ、登場人物が互いに全て良く知っている人物というコトもあり、クラス内で話題になり、人の手から手へと渡り歩いている内に、散逸してしまったので、「幻の処女作」というコトになります。

大学生の時代にも、何度か小説を書こうとして、五枚ほど原稿を書いてはみたのですが、どうも行き詰ってしまって、「人は誰でも、一生に一冊の本は書ける」という言葉を信じて、無駄な努力はしませんでした。

けれど、どうしてもAiについて書きたいと思ったら書けたのですから、その辺を書いたら「挫折知らずの本」というハウツー本も書けると思います。

皆さんも、「一生に一冊の本は書ける」と信じていれば、自費出版になるかもしれませんが、もしかしたら大ベストセラーになるかもしれません。

その時は、必ず海堂尊さんの言葉を信じて書いたと是非言って下さいね。

その頃、もうベストセラー作家ではなくなっているかもしれませんが、その言葉で再び売れるコトになるやもしれませんから(笑)

さて、ココまでで疲れてしまいました。それにしても、何度も最後近くで書き直しをさせられると、イイ加減イヤになって来ます。

講演の部分と、地の分を上手く書き分けるとイイのだなとは思ってますが、トラブルに見舞われてしまうと、やり直すのが面倒です。

何れ、気が向いたらチャンと編集しますが、ソレまでは御自分で適当に分けて、読んで下さいませ。  
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2010年12月07日

海堂尊講演会・4

本日は、父の手術があったりして、色々と気を揉んだので少し精神的に疲れました。

御蔭様で安定しておりますので心配はナイのですが、やはり肉親が入院しているというのは嫌なモノです。

順調に行けば、明後日退院出来るハズなんですけどね。

さて、昨日の続きです。

実は、「崩壊三部作」というのを書こうと思っていたんです。

「チーム・バチスタの崩壊」「碧翠院桜宮の崩壊」そして「Aiセンターの崩壊」といった感じで。

で、「碧翠院桜宮の崩壊」について書いた小説は、まだ宝島社の受賞が決まらない内に、江戸川乱歩賞に応募しました。

無論、コレが後に「螺鈿迷宮」になったワケですが。

ところが、宝島社のミステリー大賞に輝いた場合は、続けて三作出さなくてはならない、賞金の1200万円を食い逃げしてはダメだというので、本当は食い逃げしたかったのですが、しかも他社に応募した小説はダメだというので、慌てて1200枚の長編小説を書き上げました。

タダ、今度は「1200枚は多過ぎます」と言われまして、「なら、上下巻でどうですか」と言ったのですが、「大作家の○○先生でも、下巻は売れ残るんです」とはっきり断られました。

その上で、「その小説を二つに分けたらどうですか」と言われたので、最初は「無理だ」と言ったのですが、美女の言葉には弱いので、結局、押し切られました。

それで出来たのが『ナイチンゲールの沈黙』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』なんです。

で、上手く行ったので、つい味をしめてしまって、あっちを書いては、こっちを書きしている内に、「小説に一貫性がナイ」とか「ラストに締りが無い」などという悪評を立てられてしまいました。

やはり、人生は最初が肝心です。そういう意味では、医師としては須坂病院で、みっちり仕込んで頂いたのが良かったのだと思ってます。

と、ここでも持ち上げておきますね。(笑)

やはり、本日は疲れているので、ココまでで‥‥  
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2010年12月06日

海堂尊講演会・3

では、続きです。本日は疲れているのでサクサクまいります。

そんな感じで、楽しい一年間を過ごしましたが、だからといって戸隠の蟻の搭渡りをへっぴり腰で何とか渡ったコトとか、焼額でのスキーなどが小説のネタになるかというと、今の所、その予定は全くありません。

何故なら、作品は「怒り」によって書かれているからです。

だから、何枚でも書けますし、今後、怒りが落ち着いたならば、信州の美しい風景の小説なんかもあるかもしれませんが、今はありえません。

ともあれ、東大などでも話をするのですが、「東大生は頭が良いけれども、賢くはナイ」みたいなコトを言っても、平然と頷いていたりするのですが、人間は馬鹿にされたら怒らなくてはいけない。

売られたケンカは買わなくてはならないんです。

なのに、黙っているから、アングロサクソンなどにイイ様にあしらわれている。

ともあれ、これから日本の人口が減るというのは、間違いのナイ事実で、画期的な対策が打てない今の状態では、人口を劇的に増やす手立てはない。日本の全ての問題がソコにあると言っても、過言ではナイんですけどね。

さて、本日の講演の題名が「Aiと日本の医療とミステリー」ですから、少しはミステリーについて話さないとマズイですね。

この演題ですから、こんなに天気が良い土曜日だというのに、こんなに大勢来て頂いたワケですから。正に「おぉ、釣れた。釣れた」という気がします。(笑)

何しろ、「Ai」についてだと、話が止まらなくなりますので、まずはミステリーから行きます。

『チーム・バチスタの栄光』で、「このミステリーがすごい!大賞」を受賞して、小説の世界に入ったのですが、学術書なども書いてたので、市場調査をしたら、今や小説の持ち込みというのはホトンド無く、新人賞を受賞してデビューというのが一般的というコトが判って、応募するコトにしました。

先にトリックを思い付いたので、小説を書いてから、ドコに応募しようか考えて、時期が良かったので、「このミステリーがすごい!大賞」にしました。

受賞賞金が1200万円というのに、目がくらんだワケではありません。(笑)

最初の応募の時の題名は『チーム・バチスタの崩壊』でして、タダ、これではラストが想像出来てしまって、ミステリーには不向きな題名というコトで変えました。

これを含めて「崩壊三部作」を書こうと思っていたのです。

というコトで、ミステリーのお話の佳境に入って来ましたが、本日は休み明けで疲れたので、続きは明日でお願いします。  
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2010年12月05日

海堂尊講演会・2

昨日は枕ばかりでしたので、ちゃんと本題について書いたたのですが、最近、ライブドアのブログが不調で、突然、書いた全てが違う画面に行き、ブログのバックアップを復元するというボタンを押しても、滅茶苦茶になるという事象が続いているので、書いたばかりの講演会の記事が全部ダメになりました。

なので、もう一度書き直すつもりではありますが、さっき書いた全てを書くのは大変なので、短かくしておきます。尚、録音もしてませんし、全てを書き込むのは無理なので、ダイジェスト版であるコトを始めから、御断りしておきます。

ともあれ、タダで借りているブログなので、仕方ありませんが‥‥(こういう「怒り」を抑え込む態度というのを海堂さんは御嫌いらしく糾弾してました)

本日、ココに来ましたのは、平成元年から一年間、須坂病院に千葉大学から派遣されていたというコトもありまして、過去の行状を知っているトコで講演するというのは、誠に居心地が悪いのですが、御世話になっていた当時の○○(知っているお名前ですがあえて実名はマズイかもしれませんので伏せておきます)院長先生もいらっしゃいますし、かなりプレッシャーではあります。

生まれも育ちも千葉県なら、大学も千葉大学というコトで、初めて生まれたトコから離れた場所で住んだのは、須坂市が初めてというコトで、第二の故郷と呼んでもイイ場所です。

当時、千葉大学の医局からは須坂病院に、二年目と四年目の医師が一年交代で派遣されるコトになっていて、二年目の派遣医として、一番下のランクで来るコトになったのです。

あの頃は、スバルのレックスという軽自動車に乗っていて、派遣が決まってソコに布団など、必要と思われる一切合財を全て詰め込んで走って来たのですが、碓氷峠の坂はキツく、排気ガスは黒々として、ダマしダマしやっとの思いで到着したのを覚えています。

それでも、新築のアパート一棟を病院が借り上げていてくれたので、その一部屋に住めるというのはラッキーだと思いました。

当時は、夏はゴルフで菅平に何度も通ったのですが、全然上手くならなかったので、金輪際ゴルフはしないぞと心に誓うコトになった思い出の地でもあります。

どれだけ下手だったかというと、せめてスコアが2ケタになったら続けるつもりはあったのですが、最高のスコアでも108という、正に人間の煩悩と同じ数だったので、諦めるコトにしたんです。

冬場には、手術が済んで病状が安定していると確認してから、「よませスキー場」に行って、一時間だけナイタースキーをしたりと、遊んでばかりでしたが、ソレを支えてくれるスタッフの存在もあり、幸せな時代にこちらに来るコトが出来て、スクスクと外科医として成長させて頂いたのは、本当に有難いコトでした。

千葉大学では、甲状腺腫の一例だけしかしたコトが無かった手術を、こちらでは色々とさせて頂き、最後には自分で発見した初期ガンを手術するというトコまでになりましたのは、本当に皆様が素晴らしかったからです。

と、こんな感じで持ち上げておくというのが、処世術の最たるものでして、こんな感じで世渡りをして参りました。(一同笑)

もっと、先まで書きましたが、書き直しというのはこの程度ですね。ともあれ、より詳しくなった部分もありますので、この続きはマタ明日。  
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2010年12月04日

海堂尊講演会・1

本日は、兄嫁が教えてくれた「海堂尊講演会」に須坂市まで出掛けて来ました。

午後の御客様に、何時もの予約時間を変更して遅い時間にして頂いたりしたので、先着順なので万が一聴けなかったら困ると思い、早々と出掛けました。

で、開演前に実に『エッ!』と思う話を小耳に挟んだのですが、そちらは何れマタ。

さる病院に御勤めのドクター達のお話でしたが、ココで特定して書くと、問題になりそうなので、自重しておきます。

世の中は広い様で狭いですし、ネット時代なのですから、あまり色々と個人情報などを披露したあげくに、様々な悪口を述べるのは如何なものかと思いつつ、諜報活動のコトを書いた長編小説を読みながら、聞き耳を立てておりました。

ともあれ、かなりハードなお仕事でストレスが溜まってそうだったので、「武士の情け」というコトで、ココでは書かないでおきます。

何れ、ドコの誰とも判らない場面で、このブログに書き込む時もあるかもしれませんがと、少々、釘だけは刺しておこうと思います。

その御本人は、このブログなど読まないと思いますが、「世の中広い様で狭い」と書いたばかりですしね‥‥

さて、本題です。

なんと海堂尊さんが、須坂みたいな地方都市によく来たものだと思ったら、平成元年当時、一年だけ須坂病院に千葉大学から派遣されていたそうで。

丁度、その時期、こちらは東京に行っていたので、接点はありませんが、当時、同じ病院に看護婦として、高校の同級生が勤務していたので、色々と過去の話を聞こうと思えば、可能ではあるのだなとも思いました。

しかし、ソレをやると小説が面白くなくなる場合があるので、とりあえずパスしておくつもりです。

実は、大学時代にかなり傾倒していた小説家の方の講演会を、京都府立大学に聴きに行って、ちょっと熱が冷めたというか、やはり小説家というのは、あまり生身の人というよりも、少しベールが掛かっていた方が良いという経験を過去にしているので。

と、枕だけでかなり書き込んでしまいました。

明日から、ちゃんと講演会について書き込みますが、本日は土曜日で忙しいのに、無理して途中抜けて聴いてきたので、疲れております。

これ以上は無理というコトで、申し訳ありませんが、本日はココまでで。  
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2010年12月03日

ネットの破壊力は想像以上

なのだと、改めてウィキリークスの凄さに驚きます。

モスクワのアメリカ大使館からの報告書には「プーチンはしばしば職務をサボっている」というコトで、リーマン・ショックで原油価格が急落したときロシアの国庫への歳入も激減し、プーチンが昔のようなバラマキ政策をすることが困難になり、意気消沈した首相は「もう首相官邸に出勤するのもイヤ」として自宅で執務した、なんて話題は確かにプーチン首相のマッチョなイメージを傷つけると思います。

タダ、逆に人間らしいという気もします。

ちなみに、心理学的にはマッチョになろうとする場合、自分の弱さを克服しようとするという部分もあるので、案外、格闘家の人々は気が小さかったりするもので‥‥

有名なトコでは、自衛隊で演説をして受け入れられないとみるや自殺した作家の三島由紀夫氏など、その典型でしょうしね。

三島の有名な小説の「仮面の告白」は、未だに多くの読者を獲得してますが、人間の根本部分を書いているからかもしれません。

ともあれ、現実には互いに真実ばかりで付き合うというワケにもいかず。

オブラートで、心の声を誤魔化すといいう場合もあるので、今回の真実の暴露というのは、色々と問題もあるでしょうが、ともあれ、おそらく暴かれた方も似た状況にあるのだと思いますから、まぁ、そんなに驚くコトではないのかも。

ともあれ、こう事態になると互いに中々真実の会話というのは、出来なくなる場合もあるので、この先、益々生き辛くなるのかもしれません。

文章というのは、何時までも残りますしね。

本当のコトは、歩きながら直接話すしかナイという時代に戻るのか、それともその声すら拾われてしまう時代になるのか、人間の進歩というのは、必ずしも人間を楽にばかりはしないのだなと改めて感じました。  
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2010年12月02日

親が子供に出来るコト

昨日の本を読んだ関連で、読んだのがこちら。

知らずに子どもを傷つける親たち―チャイルド・マルトリートメントの恐怖知らずに子どもを傷つける親たち―チャイルド・マルトリートメントの恐怖


親の何気ない言動が、子どもの心をズタズタにしていくという例を色々と上げて説明している本ですが、親が子供に良かれと思ってやっているコトでも、子供にとっては虐待だったり、追い込んでいたりして、負担になっている場合が多く、そうした子供の中で、親以外の世界を上手く求めるコトが出来なかった人の多くが、犯罪に走ったり、犯罪予備軍になったりというコトなんだそうで。

おそらく、親だったら少なくとも心当たりの一つや二つは、誰にでもありそうな話です。

子供が小さかったら、まだ間に合うので読むとイイかと。

「しつけ」と称する体罰のホトンドは、子供に悪影響を与えているといって過言ではナイかもしれません。

早期教育なども、無理しない程度に抑えた方がイイかも。

社会的に成功したとしても、私生活で破綻してたのでは仕方ありませんから。

かなり考えさせられる本です。  
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2010年12月01日

誇大自己症候群

同じ著者の二冊の本を読んで、歌舞伎俳優市川海老蔵大けが事件の続報で大騒ぎしているマスコミのニュースを聞いていると、おそらく市川海老蔵という役者も、誇大自己症候群の一人かもと思えてくる。

誇大自己症候群 (ちくま新書)誇大自己症候群 (ちくま新書)


アベンジャー型犯罪―秋葉原事件は警告する (文春新書)アベンジャー型犯罪―秋葉原事件は警告する (文春新書)


一人っ子で大事に育てられたという報道もあり、当然、格式ある家を継ぐ身としては、厳格な稽古は必要だったろうと思うと、「世界の中心にいる自分」という考え方や、破壊性・傷つきやすさ、回避のタメの攻撃など、現代社会が持つ病理なのかもしれないとすら思う。

前に、別のかなり有名な歌舞伎役者の方が、TVなどの快活な姿と、全く違うかなり偏屈な感じの人だったという話を聞いたコトもあり、二面性があるんじゃないかという気がしていたのが、やはりそうだったのかという気分にさせられたコトがありますが‥‥

ともあれ、「落ちた犬を叩く」のが好きなマスコミの格好の餌食にされそうですね。

何というか、日本社会というのは、嫉妬社会なので、成功している時には手出し出来ないのに、一旦、ダメになると叩くという、正に「いじめ社会」の縮図を見る思いがします。

普通の若者だったら、見過ごされる話題も、有名人として勝手気ままに振る舞っていただけに、何倍にもなって帰って来るんでしょう。

ともあれ、こうした挫折体験なくして、人間の器の成長もナイわけで、無謀な人々が互いに争ったという話題が、ここまで大きな話題として取り上げられる方が、逆に変なのでは。

アメリカのダウも大幅に下落したりしているのに、日本という国は平和だなと思ってしまいます。  
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