2018年12月31日

今年も有難う御座いました

休みに突入しているモノの、昨日から慌ててお節料理に取り組んでいるので疲れました。

それでも、大掃除はホボ主人と子供達がやってくれたので、何とか明日の朝に「蓮根の辛子明太子絡め」という御目出度い紅白の一品を作れば予定した料理は全て完成となります。

今年は、小豆から餡子も作ったりと、結構、頑張りました。

なので、何か書くタメに読もうと思ってたのですが、一寝入りしてしまい、加えて寝起きなので、あまり上手い話が出て来ません。

それでも、今年からは無理せずに書こうとしてましたが、ホボ毎日ブログを更新出来たのも、皆様の応援あればこそです。

今年の最後に、改めて感謝申し上げます。

年々、パワーが落ちて来ているのを感じます。

若い頃では考えられないコトが増えて来てますが、生きている中で今日が一番若い日と思って、これからも気をしっかり持ちつつ行きたいと思っています。

ともあれ、ネットを見ていたら「平成最後の年末年始「突然、路上生活を強いられる人々」の厳しい現実というページが目に入りました。

もし、何かの流れで、このブログを読まれている方で、お困りの方は

■全国

よりそいホットライン (24時間365日の何でも電話相談)

一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

TEL 0120-279-338

というコトです。

そういう活動をされている方々が、日本に存在しているというコトを知ると、マダマダ日本も捨てたモノではナイと思いますが、本当は公的な機関が為すべきコトではないかと思います‥‥

ともあれ、仕事が休みになって、気が緩んだのか、疲れがドッと出て来ている上に、お正月のタメに色々と動いたので、早いですが、もう休みたいと思います。

皆様、良いお年をお迎え下さいませ。  

Posted by seitaisikoyuri at 21:31Comments(2)

2018年12月30日

ある意味驚きの一致

昨日の本で、アンケートの答えは思い通りの結論に導きやすくなっているという話があったが、正にそんな感じのアンケートがあるという話題がネットに載っていた。

問題視されている裁量労働制実態調査の場合、多くの調査において、選択肢があると「どちらとも言えない」に〇がつく割合が高くなりかねないという。

そのため、「どちらとも言えない」という選択肢をあえて設けない工夫が多くの調査において行われているというのに、あえて、「どちらとも言えない」を選択肢に加えているという。

先行調査では「満足」「やや満足」「やや不満」「不満」の四択だったというのに、「とても満足している」「満足している」、「不満である」「とても不満である」と、「どちらとも言えない」の五択になっているので、「どちらとも言えない」に誘導されてしまう可能性が高いと。

そして、「どちらとも言えない」に回答した者は、満足の理由も不満の理由も答えない調査設計となっているため、このままでは、多くの回答者が「効率的に働くことで、労働時間を減らすことができる」といったメリットの項目も、「仕事に裁量がない」「業務量が過大である」「業務の期限設定が短い」「労働時間が長い」といったデメリットの項目にも、回答しない結果となってしまう と。

そして、何より、「制度廃止という項目を入れることには反対」との意見が表明され、「廃止」については回答の選択肢にも設けられないこととなった


つまり、どうでも裁量労働制にしたくてたまらないという方針の上での、アンケートなのだという。

今でも、超ブラック企業で働いて、過労死する人は一定割合存在する。

今後、移民ではナイと言いつつの外国人労働者の増大によって、日本の労働者の地位は危うくなりかねないだけではナク、正社員だなどと持ち上げられて働けるだけ目一杯働かされる人が増えて行く可能性が高い。

ヨーロッパで起きている移民との軋轢は、やがて日本でも起こりうるに違いない。

楽観的な考え方は、人生では必要ではあるモノの、将来起きかねない不安の種は早目に摘み取っておかないと、苦痛の日々を生きる必要が生まれかねない。

実際に大変なコトになってから、意識の変換だけで、「下見て暮らしているばかり」では、封建時代の「生かさず殺さず」の人生に成りかねないと知っておいた方が良いだろう。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:45Comments(0)

2018年12月29日

マーケテイングを知る

読んで楽しかったのが、こちらの本。


経済学の基本が書かれている。
 
そして、各章にまとめとしてポイントだけを、改めて書いてあるので、理解しやすい。

ともあれ、一番気になったのが、アンケートの正当性。

調査データは、選択肢を合算した値のみが公表されるけれど、どのような質問文・選択肢で調査したか、必ず確認しないと、選択肢の立て方によっては、同じ質問でも回答の割合が違う。

そのワケを知りたい方は、詳しい説明を読んでみて下さい。

世の中には、嘘ではナイけれど、中間層をどの位置に誘導するかよって、詐欺まがいの結果を発表する場合もあるので、注意が必要だと気付きます。

日本人は、はっきり立場を表明しない場合も多いので、どちらかというとという選択肢を利用すると、結果が恣意的になるのだというコトなのですが。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:49Comments(2)

2018年12月28日

利他の精神で

人は、利他の精神を持っている事が大事だという対談の結論が、とても素晴らしい一冊がこちら。


京セラ、KDDIを創業、JALを再建し、 平成の“経営の神様"といわれる稲盛和夫氏と、iPS細胞を開発し、京都賞並びにノーベル賞を受賞した山中伸弥氏の対談。

個人的には、人の上に立ってなどというのは苦手で、どちらかというと独りで地味に働く方が性に合っているタイプなので、とても真似は出来ない生き方ではあるが、基本的に仕事というのは結果として、人に喜んで貰うというのが第一に来ないと駄目だと思っている。

謙虚に、慢心するコト無く、他者に感謝しつつ、ベスト尽くそうとするコトの大切さを教えてくれる本。

簡単には、真似が出来そうにナイ生き方ではあるけれど、良く生きようとする努力があってこそだと教えられる。

倫理観に裏付けられた研究の大切さとか、畑違いでも読んで感じるコトは多いと思います。

自らの成長のタメに、読んで欲しい一冊です。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:42Comments(2)

2018年12月27日

身の丈に合った暮らしをする

今後、マスマス高齢化社会になるので、著者の生活よりも大変になるだろうとは思うけれど、それでも人生の基本は背伸びをしないコトに尽きる。


少なくとも、我々夫婦は国民年金なので、とても二人で15万円の年金生活など無理だとは、最初から判っているので、当然、そのつもりで生活設計をしている。

そもそも、年金自体がこの先、ドンドン縮小傾向にあるのは間違いナイので、出来る限り働ける内は働くつもりだし、と言って身体を壊すほど無理をしては本末転倒になりかねないので、その辺は自重するつもり。

この本には、本は図書館でというのは既に実践してるし‥‥というのも、本を読むペースが速いので、本を買っていたら、財布にも厳しいだけでナク、家が本で傾きかねない。

既にかなりの蔵書があり、もうコレ以上は無理ということもあるので、例えガソリン代が掛かろうと、本を買うより安く、借りたモノは返せば良いので、置く場所の心配がゼロ。

タダ、「リサイクル本」などがタダだったり、遠くに行った時に暇を持て余したりした時には、ブックオフなどで本を少しは買ってしまうので、ペースは若い頃と比べると激減してはいるのだけれど、ほんの少しはマダ増殖してたりします。

ともあれ、何はともあれ老人になって、何が一番困るかというと、自分だけで生活を完結出来なくなるコトではないかと。

どうやっても、九十歳以上になると、マズ全てを自分でこなすというのは無理。

母親みたいに若くして突然死すれば簡単だけれど、父親みたいに長生きすればそれは無理。

一番は、「人に好かれる年寄りになって、なるべく無理をしない程度の仕事をし、ピンピンコロリを目指す」というのが、良いのでは。

我が家に来てらっしゃる方々の中には、年金が少ないから働かざるを得ないという人も居るけれども、逆にだから身体を動かさざるを得ないので、廃用性萎縮を逃れているという方も。

健康のタメに運動と言われても、中々、面倒なので出来ないというのが、大半の方の正直な感じだと思うので、高齢者になったら、目指すのは「身体を痛めない程度の仕事をし、どうしてもダメージを受けてしまったら、ケアする」というシンプルな考え方で良いのではとも思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 20:57Comments(4)

戦争とは何なのか

というコトを、圧倒的なパワーで書かれた長編を読んでいたら、ブログを書くのが昨日では間に合いませんでした。

日付が変わったので、一昨日に書いた本ですが‥‥


正直、戦争小説として名高いトルストイの「戦争と平和」などと比べても、引けを取らないと思います。

タダ、おそらく世界的には評価されないでしょう。

戦争の原因となる、誰もが持つ愛国心という名に覆われた、自国民優先の間違った考え方に対して、鋭く警鐘を鳴らしている小説だからです。

特に、有色人種を差別している白人、そしてアジア人の中で優越だと自負している日本人などなど、誰もが自尊心が低いが故に、他者を見くびるコトでしか感じられない優越感というモノに囚われているというコトを、如実に炙り出しているから。

戦争という極限状態に置かれた中での、人間の醜さと、それでも曲げないプライドとのぶつかり合いが、最大のテーマだと思います。

もし、何か歯ごたえがある本を読みたいという方は、是非とも読んで頂きたい作品です。

戦争の裏側に有る、圧倒的な格差とか、利益を求めるタメに手段を選ばない上層部の醜さとか‥‥

我々の大多数が戦争の大変さを身を持って痛感してない世代になっているが故に、戦争という実に一般庶民にとって全く益のナイ、馬鹿げた行為をもう一度しないタメにも。  
Posted by seitaisikoyuri at 00:21Comments(0)

2018年12月25日

知るという行為は面白い

世の中には、知っているつもりで知らないというコトが、結構、存在する。

だから、『チコちゃんに叱られる』というのが、人気番組になるのだろうが。

こちらの本も、タメになる。


江戸時代は、火事防止のタメに、天ぷらは屋台で売られていた。

というのも、屋内で油を加熱するのは危険というコトで、幕府が厳しく禁じていたという。

などなど、色々な知識が身に付く。

小ネタ好きな人には、オススメです。

ちなみに、今読んでいるのは


上下巻のかなり厚い長編小説です。

今年が最後の現天皇のお言葉の中に、平成が戦争が行われることなく終わりそうで嬉しいという趣旨の発言がありましたが、読んでいると本当にそう思います。

パールハーバーによって、日系人の人々が、どんな目に遭わされたかというコトを知るのも、こんな時代になったからこそ、大事ではないかと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:34Comments(2)

2018年12月24日

勇気が出る本

お笑い芸人としては知ってましたが、IT企業の役員としても働いているだけあって、実にストレートな物言いだけど、グッと来る本がこちら。


人付き合いにストレスを感じるという人へのアドバイスとして、「ストレスを感じながら人と付き合える方法を見につければいい」というのは、凄い。

友人関係にしても、「ニセモノの仲間はいらない。本音で付き合える人だけで良い」という趣旨の発言をしてます。

個人的に、ストレスを感じたくナイので、友人が少ないタイプなので、正に同じ事を考えているのだなと思います。

「自分で考える人間」になって欲しいと書かれてますが、本当にそう。

自分の人生を誰かの発言に左右されてばかりでは、生きている意味が無いと思うから。

他人の意見を全く聞く必要はナイとは言いませんが、他人の意見は参考としてチャンと聞いても、最後の決断は自分ですべきです。

読んでいると勇気がドンドン湧いて来る本だと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:35Comments(2)

2018年12月23日

本当に暖かい冬

例年なら、雪になるハズなのに、気温が高いので雨。

時間が取れる休みの日は、主人の母を大きな湯船でしっかり入浴させるタメに、家族で日帰り温泉に行くのですが、何時もなら雪道になるので近くしか行けないのですが、大丈夫そうなので大町温泉郷に行きました。

途中、少し前に降った道路の雪が除雪車によって、道端にドカされたであろう雪の片鱗が残っているきりで、路面は雨に濡れているだけ。

本来なら白くなっているハズのアルプスも3000m級の山々の上部は雲に隠れているけれど、おおよそ1500mあたりまでは霧が立ち上っているだけで、雪の気配が感じられず‥‥

本当に標高が高いスキー場以外は、まだ滑走不可なのかも。

帰りの自宅近くの道路沿いの温度表示は、午後五時を過ぎて真っ暗だというのに7℃。

暖かいのは嬉しいけれど、観光県の人間としては、喜んで良いのかどうかと思ってしまいます。

さて、昨日書こうとした本がこちら。


三人による対談集というのは、あまり多くはナイと思いますが、二人の時よりも思わぬ展開があったりして、中々、面白いと思いました。

シリーズになっているというのは、知りませんでしたがチャンスがあったら、他の本も読んでみたいかも。

「悩み力」をつけようというのが、個人的に一番面白かったのですが、ヤクルトで活躍された荒木投手の話はかなり意外でした。

そもそも、野球選手というのは、現役時代は注目されても、その後は目立たないままという方がホトンド。

対話の中でも、カウンセラーの方の話で、特に頷けるモノが多く。

一生懸命にやって壁にぶつかると、初めて自分の力を確認できます。

困難や逆境こそ、新たな自分に生まれ変わるチャンス。

という二つの言葉を知るだけでも、この本を読んだ甲斐がありました。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:18Comments(4)

2018年12月22日

息子とアニメを見ています

本日は、結構忙しく‥‥

本のコトを書こうとは思うのですが、中々集中出来ません。

息子が帰って来て、「中間管理録トネガワ」のアニメを見ているので、タマに横から見ながら笑ってストレス解消しています。

明日からは、久々の連休ですので、頑張って書こうと思いますので、本日はコレで失礼します。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:40Comments(0)

2018年12月21日

年末の日々

年の暮れというのは、何かと気忙しいですね。

今日は、仕事の合間を見て、年賀状を制作してました。

ともあれ、一年なんて過ぎてしまえばアッという間。

歳と共に、その速さに加速度がついている感じです。


柳原白蓮の伝記は既に読んだコトがありますが、子供の頃からの伝記好きとしては、読みたくなって一気に読んでしまいました。

過去に読んだ本は、駆け落ちして後の話に重点が置かれてましたが、こちらは二度目の結婚のコトについてに、重点が置かれていて、又、違った意味で面白かったです。

九条武子さんの話も書かれていて、少し驚きましたが、そういうコトもあったのかもしれませんね。

興味の有る方は、お読み頂くと良いかもしれません。

そちらは、実を言うと数日前に読んだのですが、本日は忙しくてあまり読書の時間も取れなかったので、書くつもりは無かった小説の話になりました。

年末というコトで、お許し下さい。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:41Comments(2)

2018年12月20日

心地よい息抜きに

かなり前に、一世を風靡した感があるのが、「生協の白石さん」でしたが、その続編になる本を発見。


肩ひじはらずに読めるというのは、素晴らしいですね。

時には、こういう柔らかい感じの本も読みたくなります。

思えば、このブログも既に長年やって来たのだなと、改めて思います。

あまり面白い話よりも、硬い話が多かったと思いますが‥‥

最近は、何年も前に読んだハズだと思った本でも、読み返してみると、全くストーリーを覚えてナクて、確かに読んでいるという確信は得られても、結局、改めて読み返しなんてコトが増えて来てます。

人間、歳は取りたくないモノではありますが、コレばかりはどうしようもありません。

今年も、もう残すのも十日余り。

皆さんにとって、どんな一年でしたでしょう。

まだ、年賀状もやってませんし、コレからバタバタして更新が大変になるかもしれませんが、もうしばし今年もお付き合い下さいませ。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:18Comments(4)

2018年12月19日

恐るべき一致

少し前に、驚きの近未来小説として「スノウ・エンジェル」を紹介したが、その後日談ともいうべき作品(実際には、こちらが先に書かれている)を読んでみた。


五年前に出版されている本で、2023年の話を書いているのだが、ズバリとカジノ法案の成立を今年だと明記していた。

加えて、昨日書いた超高齢化社会解消の切り札として、カジノが提示されていて、とてもビックリ。

決して、それはカジノが素晴らしいという話ではナク、老人からどうやればお金が毟り取れるかという悪意の話。

お金を持っている人が、必ずしも善人とは限らないというのは、「南青山に建設される予定の児童相談所が近隣住民に対して行った説明会での紛糾騒動」を見れば理解されよう。

劣悪な環境で生まれたとしても、善人になれるか悪人になれるかは、その人次第だというコトの裏返しとして、良い環境に生まれたとしても、同様の可能性は存在する。

それにしても、上記の本の推察する通りのカジノ運営が行われるとしたら、実に日本は唾棄すべき国になりかねない。

世界的には、パチンコすらもギャンブル機であり、その内世界中の約6割が日本に存在し、売り上げはアメリカのカジノの約五倍以上。

一人あたりに換算すれば、アメリカ人の約十倍以上になるという、ギャンブル依存症が多い、日本という国でカジノが解禁されたというコトの代償は、とてつもなく大きいのではないかという警鐘を、五年も前に鳴らした著者の慧眼に脱帽する。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:35Comments(0)

2018年12月18日

超々高齢化社会に向けて

日本は、世界各国より、一気に高齢化社会から、超高齢化社会になったという。

高齢化社会とは人口の7%、超高齢化社会は人口の14%が、65歳以上の場合に言うのだとか。


フランスでは、114年必要だったのに、わが国ではたったの24年と聞いて驚かない人は居ないのではないか。

故に、2030年には予想によると、総人口1億1522万人の内、15歳未満は1115万人、15〜64歳は6740万人で、65歳以上は3667万人だという。

つまり、人口の三割以上が65歳以上の高齢者になると推定されているのである。

超高齢化社会の割合が、倍増するのだから、超々高齢化社会と言うしかナイ。

そんな時代に、国防に多額の出費をしても、どうにもなるまい。

そもそも、戦う兵士が充足出来るかどうか。

若者は、低賃金故もあって、結婚もせず、子供も産まずという人達が増えている。

2030年に生まれるだろう子供の数は、たったの69.5万人。

団塊の世代と比べると、その少なさが際立つというモノ。

そして、その団塊の世代が2030年には、後期高齢者になっている。

たった3〜4%しか出来ないというピンピンコロリとなると、どんな社会になるのか、少し想像力を働かせてみれば、判るのではないか。

社会予算を、しっかり福祉に振り向け、社会を拡大するよりも、上手に縮小する以外に、この先の未来は描けない。

小手先だけの改革など、数十年後には無意味になりかねないというコトを、この本は教えてくれる。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:26Comments(4)

2018年12月17日

ユーミンの唄

こんなに遅く更新になってしまったのは、こちらの本を読んでいたからです。


というのも、歌詞が書かれていても、曲名は覚えているのに、メロディが浮かんで来ない。

CDを探してかけようかとも思ったけれど、それよりネットで捜して聴いてみようなどと思ったのが、間違いの元。

ついつい、思い出せなかった曲を次々と聞いてしまいました。

聴けばスグに思い出せるのだけれど、どうしてもゴチャゴチャになってしまうのは、曲調が似ているのと、CDを通して聴いてたので、一曲一曲をしっかり思い出せなかったりするタメ。(無論、老化しているというのもあるとは思いますが‥‥)

ともあれ、この本を書いた方は、「負け犬の遠吠え」を書いた方なので、「罪」と書いたのでしょうが、我々の世代だと若かりし日を思い出すだけという気もしなくもナイ。

そもそも、ユーミン自身が、年代的に若くして結婚された方ですし。

我々の一世代上の方ですから、それも当然かもしれません。

著者は、逆に我々の一世代下の方ですから、かなり影響を受けられたのかもしれませんが。

今日は遅くなったので、CDを探す元気は出ませんでしたが、明日にでも、チャンと探し出して聴いてみようと思いました。

やはり、ネットで聴くよりも、チャンとした音源は有るのですから、そちらで聴いた方が絶対に良いでしょうし。

というコトで、本日は全く何時もと違った話で終わってしまいましたが、お許し下さいませ。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:14Comments(2)

2018年12月16日

ブロッコリーがピロリ菌を殺す

胃がんの発生を防ぐには、ピロリ菌を死滅させるコトが有効と見られてますが、兄は薬で除菌する途中でとても具合が悪くなったと聞いて、その方法を試したコトはありません。

この本にも、その方法を勧めてはいるのですが、その他に違ったピロリ菌の死滅方法が載ってました。


それは、本日のタイトルにもなっているブロッコリーの摂取。

それ以外にも、胃炎を抑えるというのですから、普段から食べるべきだと思います。

ブロッコリーの芽にも、「スルフォラファン」という有効成分が入っているというので、どちらでも良いと思います。

発がん物質を解毒し、生体の抗酸化作用を高めるというのですから、薬剤を使った除菌より良いのではないかと思います。

それ以外にも、色々とタメになりそうな話題がありますので、お読み頂くと良いのではないかと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 20:48Comments(6)

2018年12月15日

毒と人間の深い関係

今週は、気候の変化に伴い、体調不良の方々が多く、とても疲れております。

故に、サラッと紹介だけさせて頂きます。


広範囲にわたって、様々な毒について紹介されている。

放射能の毒についても、しかり。

ともあれ、人間の手で取扱い不可能な毒については、なるべく近付かない方が良いに違いない。

悪用するなど、もっての外である。

過去から、薬も毒をもって毒を制してきたのだから、本当に有害なだけの毒と、利用次第で大丈夫な毒に別れる可能性が大。

簡単に扱える毒と、まだ本当の意味では判ってナイ毒も多く。

人間が神にとって代わるコトなど不可能であるならば、毒に対して敬虔であって欲しい。

さて、本当に眠くて纏まりのある文章が書けそうもナイので、久々に中途半端な感じではありますが、本日はコレで失礼します。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:27Comments(0)

2018年12月14日

国を超えて遺体を運ぶ

考えてみると、日本人が外国に行ったり、外国人が日本に来たりしている限り、他国で亡くならないというコトはあり得ない。

故に、そういう時に、遺骨で帰国というのを承知する場合もあるだろうが、一目でイイから遺体と対面したいという遺族も存在するだろう。

それを可能にする仕事があるという。

最初は、小説かと思って本を選び、読み始めてノンフィクションであると気付いて、そういう仕事もあるのだと改めて気付いたのが、こちらの本。


親の遺体と対面したコトがあると、まるで生きて居るみたいに、上手に棺に入っていて驚いたコトがある。

映画になった「おくりびと」を見て、そういう技術を持った人々の御蔭なのだと知ったけれども、遺体が外国から送られて来るとなると、日本で亡くなった時よりも、もっと遺体がダメになっていたりして、上手に棺に収めるのが大変になるという。

それでも、せめて最後にお別れを言うのであれば、悲惨な状態よりも、眠る様な顔で居て欲しい。

それを可能にしている職業なのだ。

この歳になっても、知らないコトというのは世の中に本当に沢山あるのだなと思う。

言われてみれば、棺と共に空輸されている場面を報道で見掛けたりするけれど、その裏側に思いを馳せるというコトも無かったワケで‥‥

海外に行く時には、損害保険を掛けるのが通常だけれど、それがこうした場合にも役立つのだというコトも、全く知らなかった。

日本は島国だったので、こういう会社が出来たのも、まだそんなに昔からというワケではナイという。

それ故の創業時の大変さとか、その仕事の大変さなど、実に克明に描かれている。

人が生きて、死んで、そしてその後も含めて、色々と大変なのだというコトが理解出来る。

俳優は親の死に目に会えないというが、この仕事もそうした可能性がある仕事。

「生きるというコトは、死をも考えるコト」なのだと、改めて感じた一冊。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:08Comments(2)

2018年12月13日

骨や関節を知りたい方に

ある程度の世代になれば、身体のドコも痛くない人の方が珍しい。

タダ、我々の全てが骨や関節について、正しく知っているかどうかというと、難しいのでは。

オールカラーで見やすいので、オススメの一冊がこちら。


暗記に必要な人向けの下敷きも付いているけれど、普通の人なら読み下しておくだけで、充分かと。

知っている様で、知らなかった五十肩のメカニズムなど、一般に生活している人でも、知識として仕入れる価値がある。

特にスポーツをしている人や、お子さんがスポーツをしているならば、怪我をしないで済む様に、知っておいて欲しい知識が満載。

骨などが、図解でとてもリアルで綺麗に描かれているので、とても読みやすい。

身体に痛い場所がある人とか、興味があるなら、そういう構造になっているのかと、感慨深くなるのではないかと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:50Comments(0)

2018年12月12日

あまりに悲惨な

としか思えない、子供達のルポ。

日本が如何に人権に対して、酷薄かという気にさせられる本。

その中で、奮闘努力している方々は尊いけれど、そんな個人の努力だけにおんぶに抱っこしていて良いのかと思ってしまう本がこちら。


産まれて来る親を選べないのに、最悪の親の元に生まれると、最悪の人生の幕開けになる。

それでも、そんな親でも親と慕う子供のいじらしさ。

そして、その子達を何とかしようとする社会の心ある人々のノンフィクション。

虐待の連鎖とは言うけれど、少子化の時代にせっかく生まれて来て、幸せになれず、そのまま不幸な人生を歩まなくてはナラナイのだとしたら、あまりにも勿体ない。

ファミリーホームにおいて、人生を再生出来る子供も居れば、実の親の御蔭で台無しになってしまう子供も居る。

軍備などに掛けようとしている巨額の税金のほんの一部で良いから、こうした子供達の生活の再建に使えたとしたら、もっと未来に有益な人材がと思うのだけれど、外国人は人材として、日本語教育に力を入れるみたいだけれど、『日本人として生まれた子供達には?』と考えてしまう。

親だというだけで、良い親に成れるハズも無く、親だからこそ良い親になる努力が必要なのだけれど、日本の教育の中に、そうした視点がさほどあるとも思えない。

個人の努力とかは確かに大事だけれども、そうした人々の良心に頼るのではナク、社会の仕組みとして、もう少しシステムを改めて、何とか出きナイものかと、心が痛む。

当たり前だと思っていたコトが、必ずしも当たり前と受け止められない人が存在するとは知っていたけれど、その犠牲に無垢な子供達がなるのは、実に気の毒だし、社会的にも損失である。

世の中の悲惨な現実に、目を背けるのではナク、キチンと見据えて正しい解決策を導き出すという構えを、公的な機関にはして欲しい。

それには、財源的な裏付けも必要だと思うので、予算の配分も、もう少しこの国の未来のタメ、若年層に目配りして欲しいと思うのだけれど‥‥  
Posted by seitaisikoyuri at 22:03Comments(2)

2018年12月11日

やってる感だけでは

南海トラフの一部でマグニチュード8クラスの大規模地震が起きた場合、被害が出ていない地域の住民にも、1週間の避難を呼びかける報告書案をまとめたというけれど、少し前に書いた「東京ブラックアウト」の本にも、全く避難が無理にも関わらず、原発事故の時に避難が可能だと思わせる避難計画を立てて、イザとなった時には全く機能しないのを承知の上で、事故があっても安全と欺く場面が出て来たが、それと二重写しに見える。

なった時の計画だけを立てても、実際にその時になって出来なければ、全く無意味だというのに、取りあえず計画だけは立てたのでというアリバイ作りに用いられそうで怖い。

日露関係にしても、外務大臣ににロシアのラブロフ外相が北方領土問題について「日本が第2次世界大戦の結果を認めなければ、一切議論できない」と発言したことなどへの反応を何度も尋ねても、「次の質問どうぞ」と繰り返すだけで、「交渉に向けての環境をしっかり整えたいと思う」と応えるだけだというのでは、北方領土交渉が上手く行っている感だけで、ロシアにお金を出しているだけとしか思えず、とても外交交渉が上手いとは思えない。

そもそも、アベノミクスだって、本当に成功しているのならば、もっと勤労者の手取りが増えてしかるべきなのに、そういう人達はほんの一握り。

雰囲気作りだけが上手くて、実際に庶民が潤わない政治というのは、如何なものか。

まやかしばかりの煙幕を張られて、それで良しとしている我々国民が駄目なのかもしれないが。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:32Comments(4)

2018年12月10日

絶妙な対談

ザ・フォーク・クルセダーズという、不思議なグループがあったというコトを知る世代は、もうかなり少なくなってしまったと思うけれど、もしかしたら今はネットとかが有るので、リアルタイムでは無くても、その存在を知っているかもしれない。

きたやまさんは、その中のお一人で、解散してから精神科医になられたというコトは、知っていたけれど、その背景などについても対談している本がこちら。


軽妙な会話で、世の中の色々なコトについて、解説している。

特に、今の時代について、少し前の本ではあるものの、今読んでも充分面白い。

特に『夕鶴』についての分析は、かなり考えさせられる。

人には、裏も表もあり、特に日本人は外国人と比べると特殊だという。

東日本大震災の少し後という時期であったというコトもあるのかも。

ともあれ、よしもとばななという作家が好きな方にもオススメかも。

今の時代は、別れをテーマにした歌が生まれ難いのは何故かという話が、とても印象深かった。

確かに、別れを前面に出した曲が大ヒットというのは、少し前の時代だったと改めて思ったのだが、それだけ時代が逼迫しているからなのかもしれない。

そういった感じで、今まで漠然と考えていたコトに、新たな目を開かれる思いがした一冊。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:23Comments(0)

2018年12月09日

働く意味を考える

以前、カイジについて書かれた本を読んで、ココにも書き込んだ覚えがありますが、その続編とも言うべき本があったので、読んでみました。


仕事に対して、受け身にならず、攻める気持ちが大事というコトでしょうか。

与えられた仕事をノホホンとやっていては、駄目だと。

真剣さが必要だと言ってます。

加えて、先を読む力とかも無ければ、これからは無理でしょう。

何れ、人工知能との戦いになりかねません。

自分を磨き、価値の有る人間になる努力が大事だというコトではナイでしょうか。

詳しく知りたい方は、是非、自分で読んでみて下さいね。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:34Comments(4)

2018年12月08日

最悪のシナリオ

近未来的小説を読んでいると、今、本当にその時代になっているという気がしたりするのだが、


上記の本を読んで、日本が移民大国になったり、薬物汚染されて行くさまを描いた、五條瑛作で全10作完結の〈革命小説〉シリーズを思い出した。

そのシリーズが完結したのが、もう何年も前で、全巻を待ち望んで読んでいた時には、本当にこんな未来がくるのだろうかと思っていたけれど、確かに世の中はそうなりつつある。(長いけれど、面白い長編小説なので、気になる方は読んでみて下さい)

で、その時にも、違法薬物の話があったけれど、その時には本当に日本にカジノが造られるコトになるとも思わなかったが、今や、何でもありの時代になって来た。

「外国人材」などと耳触りの良い言葉を使っているが、日本人を非正規にして、景気の調節弁として雇用して来たけれど、あまりに非人道的処遇によって、次世代の再生産が不可能になったので、新たな景気の調節弁が減少して来たから、それを外国の人々によって埋めて貰おうと思っている様にしか見えない。

結果、それでも国家が潤わないと思えば、何れは薬物を合法化して、その利益を掠め取ろうと国が考える様になったとしても、不思議ではナイと思えるほどに、今の政治は「自分の懐が潤うのであれば、何でもしかねなく」なって来ている。

近未来のコトは、本当に来るかどうかは判らないけれど、それを見越して描かれた小説などを読んで、未来をシュミレーションして無ければ、その時が本当に来た時には、取り返しが付かなくなる可能性が高い。

上記の小説は、今後の日本に警鐘を鳴らす、ハードボイルド小説と言って良いだろう。

我々は、醜悪な社会が現実にならないコトを祈るしかナイのだろうか。

難しいコトは考えなくても、日本は上手く行くという時代は、既に終わっている気がする、今日この頃。  
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2018年12月07日

そんなにお金が大事なのかと

不思議で仕方ナイのが、原子力の闇。


万が一のコトなど、どうでも良く、自分達の利権だけを追求する人達の醜悪さが、次々と描かれている。

そもそも、原発事故が起きたとしても、誰も責任を取らず、机上の空論を押し通そうとする役人の数々。

少なくとも、福島の混乱を思えば、簡単に避難が不可能だと判りつつ、無理やり大丈夫だと思わせる方法など、読んでいて心が痛む。

何かがあった時のタメの補償として、事前に大金を支払っているという感覚にマズ驚く。

上記の本を読んでしまえば、とても安心して枕を高くして寝られまい。

特に、原発の周辺の人々は‥‥

キャリア官僚が書いたリアル告発ノベルというのだから、官僚の人々の思考回路は、単なるフィクションではナイ。

この小説の結末と類似のコトが、将来、起きるかもしれないというコトだけは、知っておいた方が身の為だろう。

そもそも、日本が外国に造ろうとしている原発は、ドンドン中止になっているのを見ても、もう原発は時代遅れ。

それでも、お金欲しさに、自国を廃墟にしてでも、お金を手にしたいという「金の亡者」が、日本中を未だに闊歩しているのだけは、紛れもない事実である。

自分達の祖国をダメにしてまで、お金を手に入れたいとは、普通の人なら絶対に思わないモノだと思うが、強欲資本主義によって、「金こそ全て」になってしまうと、こういうコトが平気で出来るのだろう。

だから、日本の水も、農業も漁業も、他国に売り渡しても平気という考え方にもなるのだろうと、改めて思った一冊。  
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2018年12月06日

信じられるというコト

世の中で生きるには、信頼が大事であって、信じるべき人が信じるに足る人であるのが、とても好ましい。

そういう意味では、特に警察官などが、信頼出来るかどうかというのは、大問題であろう。

小説ではあるけれど、


この本の中にも、信頼に足る警察官と真逆な警察官が描かれている。

ともあれ、少数でも信頼に足る人が居てくれれば、我々も信頼して、安心出来る。

タダ、現実には、必ずしもそうとばかりも言えないらしく。

加えて、政治家の様な人々が、最近は「無理を通せば道理が引っ込む」とばかりに、脱法すれすれの行動をしている。

世の中の上層部がそんなコトでは、とても世の中を信頼出来ないではないか。

上記の本の様な、監察官が存在して、世の中の正義は守られるのだというコトを、信じるコトが可能な国になって欲しい。

他国の批判は出来るけれど、自国の批判が出来ないマスコミなどというのも、本当に残念だったりするけれど‥‥  
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2018年12月05日

インドの秘められた可能性

少し前の本だけど、インドという国について、あまり良く知らないと思って、読んでみた本が、こちら。


日本は、表向きには他の国民の支配をホトンド受けてナイ国なのだが、インドはしょっちゅう他国からの干渉を受けて来たので、真逆でもあり、類似の部分もあるという。

少なくとも、日本が衰退しようとしているというのに、インドは世界でも上り坂。

特筆すべきは、若年人口が半分以上だという。

少子高齢化の日本と違って、将来のある国である。

日本にも、見習うべき点が、色々と有りそうな気がする。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:17Comments(2)

2018年12月04日

文学と歴史と政の世界

歌人としての西行と、連歌師の宗祇、そして俳人の芭蕉の、背後を探求した本がこちら。


三人に、共通する背景と、時代の要請。

ともあれ、そうした言葉遣いが、文化的なモノだけであれば良いのだけれど、政治の場面に用いられると厄介になる。

昨日の本でも、中国の政治家の曖昧な指示しかせずに、部下に忖度して行動させ、上手く行けば自分の手柄、失敗したら責任は部下が丸被りという、如何にも、失脚を恐れ、保身に走る上司の姿が描かれていたけれども、日本でもそうだと、こちらの本でも指摘している。

情報伝達や意思表明をする時に、疑問形を使うと、責任を取らずにすむ。

事を荒立てず、相手も傷つけないけれど、自分もはっきり責任を取るつもりはナイ。

森友学園も、加計学園問題も、その結果なのだと。

確かに、そういう意味では、権力に近付けば近付くほど、失脚を恐れて、曖昧な発言で煙に巻く人が多い。

ともあれ、文芸もゆとりのある人達以外は、それだけに耽溺するワケにもいかず、裏があるという考え方は、以前からあるけれど、これだけ理路整然と説明しているのは珍しい。

又、違った目で芭蕉達の、解読を試みる必要があるのかも。

正史の裏側には、ドラマチックな歴史が隠されているのかもしれない。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:51Comments(2)

2018年12月03日

この先の世界は

マスマス、電気自動車へとシフトして行くのかもしれないと思ったのが、こちらの本。


地方では、車が無ければ不便で仕方がナイけれど、都会ならば交通量が激し過ぎて、電車の方が移動は早い。

中国では、既に自転車や自動車のシェアも、かなり進んでいる様だ。

上記の本を読んでいれば、今後の日本の自動車産業も、かなり変わって行くのではないかと思う。

久々に、面白い経済小説を読んだという気がする。

内容は読んで頂くとして、そもそも、国に保護された産業が衰退していくのは、この国の習い。

農業しかり、そして今は製造業しかり‥‥

外国から来た人間を安く使いたいという発想では、前に進めないのではなかろうか。

何とか、知恵を絞って、高給でも雇える様な、産業構造に変えなければ、日本社会は衰退してしまう。

読み終わった時に、そんな読後感を抱いたのだが、デフレという時代が継続し過ぎて、活力が失われつつあるのかもしれない今だからこそ、読んで欲しい一冊。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:21Comments(2)

2018年12月02日

心を変えれば健康になれる

題名にも心惹かれたのですが、何より「アドラー心理学で病気も良くなる」という副題に釣られて読んでみたのが、こちらの本。


アドラー心理学はの教えは、とても明快で、心理学の中では、自分にピッタリと思っているので。

柔軟な考え方こそが、病気から自分を救うのだし、時には、病気に逃げ込むコトで、自分のバランスを取っている人も居るという話には、頷けました。

漢方だけ、西洋医学だけで病気を治そう、という拘りを捨てて、自分に合うのなら、何でも試すべきという考え方にも。

権威を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて自分の責任で治療法を選ぶ。

そうしてこそ、自分の病気に本当に適切な治療法を見つけることができる

というのは、素晴らしい言葉です。

一読する価値のある本だと思いました。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:45Comments(4)

2018年12月01日

時代考証の面白さ

少し考えてみれば、新しい言葉を昔の時代に使っていたら、変。

その辺について、書かれた本がこちら。


吉原には、新旧二つの場所があったというのも知らなかったホドなので、少しビックリ。

特に、江戸時代について、かなり詳しく考証している本です。

特に、最後の吉原についての話が、驚き。

明暦の大火の前の吉原には、没落した武家の娘が多かったのだとか。

確かに、江戸時代初期には、藩の取り潰しなども多く、牢人が多く産まれたというのは知ってましたが。

その牢人という字も、江戸時代中期以降は浪人と書くけれど、最初は牢人という表記が正しいとか、色々な雑学が満載の本。

新しい吉原の場所は辺鄙になったりしたけれど、どう新たに吉原を盛り上げて行ったのかという話など、今まで知らなかった知識が満載。

知らなかったコトを知るというのは、実に気持ちが良いモノです。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:59Comments(2)