面白い話ですよね。
チョツト固い話なんです。ホントは。
ドラマとしての心理療法―心理療法家は詐欺師か
この本の中の話です。
話を聞きながら、急須で新しい湯飲みにお茶をついで飲んでは、ドンドン新しい湯飲みを重ねていく。
家族との面会が終わり、無人の面接室に残されたのは、テーブルの上に二十個以上の湯飲み茶碗が、防波堤のように二本線。
「俺たちが主役だった」と語りかける湯飲み茶碗。
でも、この面接で家族は良い方向へ向かったという。
心理療法家になりたいと思っている方なら、一度は読んでみたらと思ってしまう一冊です。
バイク狂の高校生と母親の話なんて、メチャいい話。