おはようございます。
さて、昨日読み終えましたので、その本の中から、読んでるだけで薬になりそうな部分を御紹介いたします。
くらしに活かす東洋医学入門
の最終章 禅からの引用です。抜粋で‥‥
「俺は積極的に生きたい」と願う人たちで,ほんとうに何度も困難にぶつかってそのつど必ず立ち直れると,確信をもっていい切れる人が何人いましょうか。
積極性というのは,都合のいいときだけのものではないはずです。自分に都合のいいときだけのものであるならば,それは一種の“こころのシコリ”ではないでしょうか。だいたいが,調子のいいときは人間は強気になれます。しかし一度不調になったとき,ズルズルと弱気の渦に呑みこまれてしまうのが,つねではありませんか。‥‥初めから八百長で勝負が談合されたゲームに勝ったとしても,うれしくはないでしょう。それよりも,勝つか負けるかわからないが,勝つためには,これだけの準備をしてこんな作戦で……と,一生懸命に用意した戦略や戦術が,見事に当たったとき,ほんとうの達成感にひたれるのではありませんか。
困難が大きければ大きいほど,克服したときの喜びは大きいのです。
全て宗教的な人の御話はとても心を打ちます。ただし、その方がそれを実践なさってらっしゃる方ばかりとはかぎりません。
この章の最後の近くにこうも書かれています。
今日,“宗教”という言葉にまともに反応しない人が多く見うけられます。それは巷に溢れる“宗教者”たちにも責任の一端があります。彼らのなかには奇妙な特権意識をもって自分の与(くみ)する教団のみをまつりあげ,主役をないがしろにして,個人のプライバシーにズカズカと土足で踏み入るようなガサツな行動に出る人たちが,いないとはいいきれません。
と書いてあります。様々な宗教であれ、主義であれ、なるべくタクサン見たり聞いたり読んだりしてみる。その中から、自分にフィットしそうなモノは取り入れて、のめりこまず、自分を大切に生きるのがいいのではないかとワタシは考えております‥‥