ともあれ、独身時代もアレルギーは続いていました。
イトコが薬局を始めたので、そんな話をすると、「漢方薬」がイイよとススめてくれたので、1ビン買ってみました。
でも、どうも合わなかったので、その時は『漢方薬は‥‥』と思ってしまったのでした。
しかし、そんな時、別の薬局で買った鼻炎用の薬を飲んだら、顔にブツブツが出始めました。TVで広告しているような薬だったのです。びっくりして、買った薬局に電話すると、「お風呂に入ってヨク洗っていただけば‥‥」ナドと言われて、そうしたトコロ、顔が真っ赤に腫れてしまったのです。その旨、電話したら、すぐにお医者さんに行って欲しいと言われて、注射していただいてコト無きを得ました。薬疹です。
「ヤッパリ、お医者さんがイチバン!」と思ったのは言うまでもありません。
その後、結婚して子供を産んだ時も、お医者さんが出す薬はバンバン飲んでいました。風邪薬も‥‥
子供が産まれるとしょっちゅう病院に行くような気分になりました。
産まれてスグは大したコトありませんが、外に出るようになると、子供は免疫が少ないので、熱を出したり、吐いたり、クダシタリと親はメチャメチャ大変なのです。
小児科の先生がとてもイイ方だったので、その先生を信頼しきってました。
ただ、ある時、緊急で病院に行った時、内科の先生が当番医でした。
先生は、お腹の調子が悪いと言うと、
「五令散を出しましょう」とおっしゃいました。
「何時もいただいている薬でいいんですが‥‥」
と申し上げますと、
「そうですか。なら、そうしましょうか。でも、ヨク効くんですけどね」
と、寂しそうにおっしゃるので、
「なら、いいです。先生のおっしゃる薬で!!」
思わずそう答えてました。
家に帰って、何時もの薬の方が良かったかなとか思いながら、子供が飲みやすいように細かくなった「五令散」を水でマトメテ、無理やり子供の口に入れました。
子供用の薬の様に甘くなかったので、子供は変な顔をしましたが、ナントか飲ませました。
でも、予想を裏切って、一服飲んだだけで、見事に下痢は止まってしまったのです。
イツモの薬だったら、数日かかるハズなのに‥‥
「中国、三千年の歴史?‥‥」
まるで狐につままれたような思いでした‥‥