2005年11月28日

徒然草‥‥

さて、そんな時に急に読みたくなった本で、つい最近子供と図書館に行ったら子供向きの少年少女古典文学館というシリーズがあり、思わず借りてきました。
徒然草;方丈記

何だかあのウツウツとした日々に読みたくなって買ったのは、文法がバッチリ載っていた本だったのですが、とにかく「徒然草」をしっかり読みたくなったのです。その時は‥‥昔から「方丈記」の方が好きだったんですけど、何故かどうしても「徒然草」だったのです。
今回、そのコロのことを思い出して上の本を読んで、当時買った「徒然草」も一緒に読み返してみました。現代語だけでは、何だか少し物足りなかったりもしたので‥‥そこで、気付きました。「徒然草」は本当に人間クサイ書物だったコトに!!
受験のタメに勉強してしまうので、あんまりオモシロイ本と思わない人が多いかと思いますが、歳をするとヨサが判る本なのでしょう。

自己矛盾がイッパイなんだけど、そこが魅力なんだと思いました。今回読んでイチオシと思ったのは、第百四十二段 心なしと見ゆる者も(上の本では 子をもってわかる、人の情 と題名が書かれています)
ぬすっとをしばったり、罪人を罰することよりも、人が飢え死にしない政治をやらなければならない。孟子がいったように、人間は生業がないと良心もなくなる。貧しいからぬすむ。政治が悪く、飢えと寒さのあるかぎり犯罪はなくならない。人々を苦しめて法を犯させておいて罰するとはとんでもないことだな。

では、どうしたらよいのか。上にたつ者がぜいたくをせず、人々を大切にし、農業を奨励すれば、おのずと人々に利益がもたらされる。衣食がたりているのに、それでもなお悪事をはたらく人をほんとうのぬすっとというのである。

特に最後の部分なんか、耳の痛い人がイッパイいそうだと思いませんか?
トップニュースの人々全員にあてはまりそうだと思って、無理やり本日割り込みいたしました〜!!
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