再び、日本農業新聞の「四季」というコラム(朝日新聞の「天声人語」に同じ)によると、結果を自分で負うことを前提にすることだが、結果が自分の範囲に収まればいいが、往々にして、時には知らないうちに他人に迷惑を掛けてしまう。
そのいい例として、受動喫煙が挙げられていて、ほぼ毎日受動喫煙状態の人は、まったくない人の血中ニコチン濃度が3倍も高かった。
そして、喫煙は医療費を1兆3000億円も増やしているという研究結果もあるそうだ。
米国産牛肉で、問題の狂牛病に感染した場合、血液検査で感染の有無がしらべられないとなると、献血からの伝染の可能性もあるらしい。
「自己責任」とは言うものの、ダブルスタンダードだってあります。
バブルの時代に高騰した地価のタメに相続税が心配でしょうと変額保険に入らされた人々は土地を失い、借金を得たが、ダマした銀行の責任はウヤムヤ。過剰融資で困った銀行の多くは、税金を投入され、超低金利でコト無きを得たのは、記憶に新しいと思います。
例えば、みずほ証券の損失だって、結局、証券会社の顧客とか、ダメならグループの関連の銀行とかそしてその顧客が支えるのでしょう。東証も不具合があったと認めた様ですが、大きいトコロの多くは責任がアイマイで終わってしまいます。
イラクで殺されたり、アフガニスタンで殺された人は自己責任だと言われているのですが、ハイジャック犯の要求で赤軍派を超法規的措置で釈放し、その人が殺傷した責任は誰が取ったのでしょうか?
お願いだから、自己責任と言うのなら、ちゃんと皆平等にしっかり責任を取って欲しいのです。
そうでないなら、社会で弱者を守るコトも大切です。
場当たり的な対応がイチバン頭に来るのですが‥‥