2006年01月24日

お風呂の入り方

さてさて、体温アップには欠かせないお風呂ですが、特に冬場は気を付けないと大変なコトになります。

再び「日本農業新聞」より、浴室事故防止の特集より抜粋します。

冬場は気温と体温との温度差が夏に比べ大きいので、体に大きなストレスとなります。
脱衣場の温度が低いと、寒さというストレスを受けて血管は縮み、血圧は上がり、脈拍は早くなります。
そこで、42度以上の熱い湯に入ると、血管が広がるので血圧は下がり、脈拍はゆっくりするのですが、血圧や脈拍の変化は数秒で起きるので、体への負担は大きい。

急激に血圧が下がると、脳への血液の流れが悪くなり、動脈硬化が多い高齢者は意識障害を起こし、浴槽から出る時に、立ちくらみが生じやすいのです。

脈拍や血圧の変化は、不整脈や数秒間の心停止状態につながる。熱い湯に入ると、発汗して血液から水分が減り、血栓を起こしやすい。心筋梗塞や脳梗塞の誘引となり、いずれの場合も意識を失うので、浴槽に入った状態であればおぼれて、死につながる可能性も。

予防には、脱衣場や浴室の温度を上げ20〜25度に保ち、湯の温度は39〜41度にして、長湯もヤメ、夜遅くの入浴は人間のエネルギーが低下するので避けたい。心臓や肺に持病があったり、高血圧の人は半身浴の方が望ましいかも。

カンタンに出来る対策として、一般的なのは、「浴槽のふたを開けておく」「暖房機で浴室を暖める」「シャワーを出しっ放しにする」

若い人でも、飲酒後の入浴は危険なので、注意が必要です。

健康で衛生的になろうとお風呂に入るのに、様々な注意をしないで悲劇を招いては何にもならないので、頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
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