2006年02月26日

学力の沙汰も金次第?

裏口入学の話をしようとしているワケではありません。

共同通信社が全国の小中学校教員を対象に実施したアンケートの結果で、日本がものスゴイことになっていると判ります。多分に予想されたコトではありますが、衝撃的です。

既に一流大学の親の平均年収が高いコトは、皆さん御承知だと思いますが、今回の調査はその逆です。

家庭の経済格差拡大の影響が子供の学力に及び、成績の下位層が増えたと教員の半数近くが考えているそうです。

平均程度の学力の子が減って下位層が増え、上位層との二極化傾向が進んでいるとされることについて、家計の格差が影響しているかという問いに、多分という人も入れると48%がYESとの回答でした。

さらに、この十年間に保護者の経済格差が進んでいると思う人は、29%が「強く感じる」で、48%が「やや感じる」だそうです。

格差拡大の広がりは、現実になってます。構造改革の旗印の下で、大事な学力がドンドン低下しています。そして、それは教育基本法が悪いのではナイと思われるのに、それが悪者になっています。

何故なら、格差拡大を感じる人にどんな親が増えたかと聞くと、「親が勉強の面倒をみる余裕がない」が70%、「給食費を出せない」が32%、「生活自体が成り立たない」26%、「親が成績に関心を持たない」24%、「塾や参考書などに費用をかけない」18%(複数回答)だそうです。

要するに、「ナイ袖は振れない」というコトなのでしょう。

勉強の遅れた子への学校の対応については、「十分できている」は3%、「不十分」は79%、「ほとんどできていない」が15%です。

基本法を変えようと、どうしようと、教育にお金を出さないとダメなのに、教科書を有償にしようとしたりしているのでは、どうしようもないでしょう。国の骨格は国民です。国民によりヨイ教育をするコトは、未来の国造りに役立つのです。

無知の人間をお国にタメと洗脳して教育すれば済む話じゃナイのです。

学力アップは、お役所のムダを廃して、勉強が判らない子供に無償で補習などをするコト、これに尽きます。精神論でヨクなるなんて、アリエナイ話だとワタシは思うのですが‥‥
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