おはようございます。
「ビンテージ楽器」の売買が全面禁止にはならずに済みそうな気配にはなってきましたが、では、『〈希少値が高い〉と誰が判断するのか?』という疑問も生まれます。
グレーゾーンが多いというコトは、汚職とかの余地が生まれる可能性もあるワケで。
この法律は、民間の自主検査による製品の安全確保が狙いで、粗悪な輸入品が中古品として流通するコトを阻止したいという趣旨から出来たらしいのですが、国産品の中古も一律にこの規制を受けるのだとすると、趣旨から明らかに逸脱していると思います。
リサイクルに巨額な費用をかけてペットボトルとかを回収してますが、リサイクルで最も有効なのは、使えるものは使うというコトではないでしょうか?
家族数の変化とか、引越しとかで使えなくなったけど、でもまだ十分に使えるモノに、変にお役所が関与するコトは、行政改革と一致するのでしょうか?
〈電気用品安全法〉なるモノの存在を我々は何年もの周知期間があったというのに、ホトンド知らなかったというコトは、意図的ではなかったのでしょうか?
PSEマークを取得していない古い新品が売れなくなると困るという配慮があったからではないかとカンぐりたくもなります。
検査体制も確立しないままに、貸し出せる検査機器も少ないのに、どうやってスムーズな法律の施行が可能なのか不思議でなりません。
周知期間のウチに、マークの取得をどうしてすすめようとしてこなかったのかも疑問です。マークを取得した方が安全性をアピール出来ると考えた人だっていたかもしれないのに。
運用をアイマイにするという手法は、昔から日本は得意でした。
特に憲法九条とかの絡みの自衛隊の変遷を見れば明白です。
「法治国家」を名のる以上、法律の運用は厳格なルールが必要だし、政治の風向きによって右往左往すべきではありません。そして、その法律の根っこには、国民を愛し、守る気持ちがなければ、その法律には血が通わないタダの役人や政治家の権力闘争の具になってしまいます。
「悪法も法なり」です。より良き法になるべく監視してないと、トンデモナイと気付いてからでは遅過ぎると思います!!