2006年04月12日

悪いコトとはわかっちゃいるが‥‥

おはようございます。

喫煙が体に悪いという研究が発表されたのは、ネット、新聞各社などで報道されてますので、皆さんも御承知かと思います。

心筋梗塞などの虚血性心疾患になるリスクは、非喫煙者と比べ男性で2.9倍、女性で3.1倍。喫煙本数が多ければ多いほど、病気に近付くコトは判ってきています。禁煙は効果があり、煙による周囲の人の肺へのリスクを考えると、喫煙は≪百害あって一利なし≫なのです。

ここまで本格的ではなくても、喫煙が体に悪いというコトは、昔から言われていました。でも、だからといって、皆が禁煙できるかというと、それは少しムリがあるのでしょう。

数十年前、大学時代に医学部の学生の中に「確かに、喫煙によって死亡する確率は高くなるものの、千人あたりの死亡数はそんなに違わないのだから‥‥」とか、「禁煙は何時でも何回でもできるよ。今は、何十回目の禁煙だ」などと、若さゆえかもしれないですが、ハチャメチャな理論の様なユーモアの様な話をしてくれた人も何人かいました。

悪いと判った、で、悪いコトは皆しないで済むというワケにはいかないのが人間です。

紹介するホドとも思わなかったので書き込みませんでしたが、少し前に「変体」に関する本を読んだ時に、女装したがる人のコトが書かれていて、その人の言によると、「女装するのは、個人の趣味だから構わないではないか。変な目で見ないで欲しい。でも、皆がそれを許容してしまったら、それはそれでつまらない」というようなコトを述べていると書かれているのを読んで、多分、そんなコトなのだろうと思いました。

真に女装がしたいだけなら、世界中の人々が女装を祝福してくれる環境がイチバンなワケです。
でも、そうでないからこそ、そのタブーを破る快感がウレシイのでしょう。

喫煙にも、おそらくそれと似たようなコトがあるだろうと推測されます。「ヤルナ」と言われるとマスマスやりたくなる。「饅頭怖い、お茶が怖い」の世界です。そういう人は、こういう発表があっても、全然平気というか、だからこそ「シタイ!!」と心の中で密かに思うのでしょう。意識的にではなく、深層心理のトコロで。

正しいコトを述べたりしても、受け入れられるとは限りません。でも、おそらく様々な理屈を付けて禁煙できない人も、正常な意識の部分では、禁煙したいのだと思います。そういう屈折した思いを他人に理解して欲しいから、ヤメラレナイだけで‥‥

ともあれ、ワタシのごく身近な人々の中には愛煙家は一人もいません。というコトは、肉体的にも、精神的にもアリガタイことです。
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