おはようございます。中国の思想家に≪老子≫という人物がいます。少し前にも、そんな感じの記事を書いたかとおもうのですが、ゴールデンウィークは老子関係の本を感動しながら読んでいました。
中でも、一番のオススメは、
老子(全)―自在に生きる81章
この本です。
老子の原文(昔のモノなので限りなく近いように校勘したもの)となるべくシンプルな訳で、主観を出来るだけ抑えて書かれてあります。
その中から、これはというモノをよりコンパクトにして少し、
仁義を求めたくなるのは
既に世の中がオカシクなっているから
革命や改革が叫ばれるのは
巨悪が横行しているから
孝行や慈愛が必要だといわれるのは
家族が崩壊しているから
良い大臣が渇望されるのは
国が混乱しているから
どうですか? 正に今の世の中を完璧に表していませんか? 老子は紀元前五世紀頃の人物なんですけどね。人間の内面は、本当に進化しているのだろうかと、考えさせてくれます。