2006年05月24日

人間心理の分析は損失を回避できる

おはようございます。グッスリ寝ました。晴れ晴れとした気持ちです。では、続きを

第四計は、「逸を以って労を待つ」相手に勢いがある時は、味方は余裕を持って守りを固め、敵の疲れを待って戦うというコトである。タダ、運を天に任せて待っているだけではダメで、敵に攻撃の糸口を与えぬ様に、打つべき手はキチンと打ち、味方の鋭気を養っておいて、イザという時には、スグ動ける状態にしておくコトは言うまでもナイ。

第五計は、「火に付け込んで押し込みを働く」浮き足立っている時は、一気に攻めよというコトで、火事場泥棒のようにしろというコトである。相手の隙に付け込んで攻めれば、息の根を止めやすい。負けてもイイと思うなら、カッコをつけてろというコトです。

第六計は、「東に声して西を撃つ」。ココかと思わせといて、アチラを攻める。だが、相手もこっちも少なからず兵力が分断するので、決まれば上手くいくが、裏の裏をかかれると全滅の危険もある。常道とは違う方法である。

ここまでで、「勝戦の計」は終わり、次は「敵戦の計」です。

第七計は、「無の中に有を生ず」つまり、初めにウソで相手をダマし、ウソと真を変えて裏をかく。虚々実々の戦いです。城内で、矢も尽き果ててしまった時に、千体ものワラ人形を作らせて、それを夜中に縄で城壁に下ろし、敵と勘違いさせて、ワラ人形に刺さった矢をせしめ、しかる後に、本物の守備兵を縄で下ろして、ワラ人形で矢をせしめると思わせておいて、無傷で相手方を急襲して打ち破る。有名な「安禄山の反乱」を鎮圧した手法です。

人間の心理をよく読んで策略を巡らせば、最小の犠牲を払うだけで、勝利を手にいれられるというワケです。

現在は、とりあえず日本では今のトコロ戦争がナイから何の役に立つのと思うのもゴモットモなのですが、些細な感情のもつれによる心理戦はそこかしこに存在します。もつれを大きくして、激戦とするのか、もつれをほぐして打ち解けるのか、全然違ってきます。無駄なトコロでエネルギーを浪費してもつまりません。自分を活かす最大のチャンスのタメに、エネルギーは温存すべきなのです。争わなければ、精神的にもくつろいで充実して、イザという時に実力を発揮できます。我々は、全ての事柄から、自分に有益なモノを見つけ出して、人生の糧にするコトは出来ます。

野に咲く一輪の花から優しさを貰うだけでナク、兵法書からも争わぬコトによる精神の鍛錬や集中力そして人に対する思いやりの大切さや真の優しさを学ぶコトすら出来るのです。優しさも、度を過ぎれば、単なる優柔不断になってしまいます。確固とした核があってコソという場合もあるのです。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

 
にほんブログ村 健康ブログへ