2006年07月21日

親と子の関係の大切さ

おはようございます。朝一の仕事が入っている日は、更新が乱れがちになります。

昨夜の本以外でも、心理学の本の大半に書かれているコトなのですが、親と子の関係は大変重要です。

短く整理されているので、改めて考えてみましょう。

生まれたばかりの子ザルを母親ザルから隔離した実験です。

母親の模型を二つ用意した部屋に入れます。

一つは毛皮で包まれたサル。一つは針金が剥き出しで、でも哺乳ビンが付いてます。

当然、空腹時には針金ザルから乳を貰いますが、飲み終わるとすぐ毛皮ザルの方に行ってしがみつきます。無論、驚かせると、毛皮ザルにしがみつくのです。

結局、子ザルにとって、食べさせてくれるから大事なのではナク、スキンシップを通した心理的な結び付き(愛着)が大事なのです。

世のお父さん方には、かなり耳の痛い話かもしれません。一生懸命に仕事をして、「誰のお蔭で食ってかれると思ってるんだ!!」と言っても、近くで世話した人のようにはいかないと言うコトです。

幼少期が一番大切と言う人も多いので、これからの育児休業への理論的裏付けになるかもしれませんね。

ともあれ、人間は大切にされた人は、他人も大切にしてあげられるのです。親を真似て育つからです。

だとしても、性格の中核部分(気質的性格)は変えられないと考えて、そこをいじろうとはしないで、気に入らなくても、それこそが自分の個性だと考え、性格を直す(治療方略)よりも、別の得意な分野で勝負したり(特恵方略)、これはと思う人の真似をした方が、より賢い生き方だと思います。

本来、性格には良い悪いという価値判断はナク、状況に対処するのに向き不向きがあると考えた方がイイのかもしれませんね。
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