おはようございます。ローカル新聞の記事など、全国の皆さんは読まないと思いますので、あえて小さな村が財政破綻で困っている特集を連載している「信濃毎日新聞」の記事を取り上げたいと思います。全国的にも、似た様なコトがあると思うので‥‥
夕張市ほど騒がれもしませんが、バブルの波でリゾートの夢を見て、バブル崩壊と共に、財政が破綻してしまったのです。
それにしても、『公費となると、本当に平気で多額のお金を支出してしまうのだなぁ』と改めて感じました。
スキー場に魅力を付加させようと入浴施設をスキー場の中心部に作った額は、約六億円。入場者数は初年度から、予想の十一万六千人余りを大きく下回る三万二千人弱。まるで、高速道路に巨大な橋を何本も架けた計画の様な話です。
ちなみに、ワタシの感覚でこういう計画を見ると、約六億を借りたとしたら、金利が1%でも、600万円、そんなに安く貸さないだろうから、それに貸してくれる利率を掛けなければならない。それを年間の営業日数で割るとケッコウな金額になり、元金も返済しなければならない。
予想を大きく下回ったと言うけれど、三万二千人入ったというコトは、一日平均、100人を切る程度。そんなに悪い数字とは思えない。最初の予想が甘かっただけ?
そして、階段を上がらないと入れない施設の写真を見ると、交通のアクセスのヨイ場所で、車でさっと乗り入れて楽に入れる様な場所に、スーパー銭湯みたいに作ったら、もっと利用者は増えただろうにと思う。
「無駄だったと言うのは、結果論」当時の課長さんはこう反論してらっしゃるけれど、『そうかな?』と思う。バブルの絶頂期に、『こんなに儲けていいのかしら』と思いつつ、次々出来る施設の多さに、『そんなに遊ぶ時間やお金があるのかしら‥‥』と思っていた。
普通の感覚さえあれば、ストップ出来たハズだと思う。でも、夢を見ていた人が多過ぎたのだと思う。
こういうのを読んでいると、前の「ロズウェルなんか知らない」という本の話の方が、よっぽどマトモだと思ったり‥‥
滋賀県知事が新幹線の駅を建設中止しようとしても、ナカナカ大変そうだったり‥‥
長野の県知事選挙で、「一時的に借金が増えても、返す道はいくらもあります」とおっしゃる候補もいらっしゃるそうですが、借金を返すというのは、そんなに生易しいコトなのでしょうか?
借金を作っても、返せなくても、政治家や公務員の方はホトンド責任を取らずに、次の方に職を譲ればそれで終わりです。でも、我々、庶民はそれを返し続けなければならないのです‥‥