2006年07月24日

財政破綻した自治体を想う‥‥

おはようございます。ローカル新聞の記事など、全国の皆さんは読まないと思いますので、あえて小さな村が財政破綻で困っている特集を連載している「信濃毎日新聞」の記事を取り上げたいと思います。全国的にも、似た様なコトがあると思うので‥‥

夕張市ほど騒がれもしませんが、バブルの波でリゾートの夢を見て、バブル崩壊と共に、財政が破綻してしまったのです。

それにしても、『公費となると、本当に平気で多額のお金を支出してしまうのだなぁ』と改めて感じました。

スキー場に魅力を付加させようと入浴施設をスキー場の中心部に作った額は、約六億円。入場者数は初年度から、予想の十一万六千人余りを大きく下回る三万二千人弱。まるで、高速道路に巨大な橋を何本も架けた計画の様な話です。

ちなみに、ワタシの感覚でこういう計画を見ると、約六億を借りたとしたら、金利が1%でも、600万円、そんなに安く貸さないだろうから、それに貸してくれる利率を掛けなければならない。それを年間の営業日数で割るとケッコウな金額になり、元金も返済しなければならない。

予想を大きく下回ったと言うけれど、三万二千人入ったというコトは、一日平均、100人を切る程度。そんなに悪い数字とは思えない。最初の予想が甘かっただけ?

そして、階段を上がらないと入れない施設の写真を見ると、交通のアクセスのヨイ場所で、車でさっと乗り入れて楽に入れる様な場所に、スーパー銭湯みたいに作ったら、もっと利用者は増えただろうにと思う。

「無駄だったと言うのは、結果論」当時の課長さんはこう反論してらっしゃるけれど、『そうかな?』と思う。バブルの絶頂期に、『こんなに儲けていいのかしら』と思いつつ、次々出来る施設の多さに、『そんなに遊ぶ時間やお金があるのかしら‥‥』と思っていた。

普通の感覚さえあれば、ストップ出来たハズだと思う。でも、夢を見ていた人が多過ぎたのだと思う。

こういうのを読んでいると、前の「ロズウェルなんか知らない」という本の話の方が、よっぽどマトモだと思ったり‥‥

滋賀県知事が新幹線の駅を建設中止しようとしても、ナカナカ大変そうだったり‥‥

長野の県知事選挙で、「一時的に借金が増えても、返す道はいくらもあります」とおっしゃる候補もいらっしゃるそうですが、借金を返すというのは、そんなに生易しいコトなのでしょうか?

借金を作っても、返せなくても、政治家や公務員の方はホトンド責任を取らずに、次の方に職を譲ればそれで終わりです。でも、我々、庶民はそれを返し続けなければならないのです‥‥
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この記事へのコメント
文中リンクさせていただきました。いつもありがと〜
Posted by ナミナミ at 2006年07月24日 13:30
こんにちはkoyuriさん。
今回のテーマ本当に怒りを覚えます。結局、お役人は税金は自が汗水流して得たお金でないから、このような予想計画が出来るのです。自分のお金だったら慎重にやると思います。先日、私のブログで紹介したコテージも今回同様の問題を抱えていたのです。ここは町の三セクでして客が余り来ないのです。公社の専務が頭を抱えていたので、このコテージを年間で72万円で借りましょうと私云ったのです。専務は当初喜んだのですが町の議会で条例を変更しなければ出来ないとのことでオワリ。
結局、毎年、町から補助金もらって運営していますが・・・。
お役人サマも三セクサマもそんなことが現実でしょうね。
Posted by takachan at 2006年07月24日 14:15
ナミナミさん、こちらこそ、何時もありがとうございます!!
毎日、楽しませて頂いてます!!!
Posted by koyuri at 2006年07月24日 17:21
takachanさん、そうなのです。
補助金というのは、全て全国民の税金になって回り回ってくるのです。
それを忘れない様にしないと、住みづらくなりますよね。
無駄な事業が無ければ、税金も進んで払うべきだと思いますが、こんな感じばっかりだと‥‥無駄を減らして、税金負けて欲しいですよね。でも、今の莫大な国債の残高を思うと、無理だよな〜。
Posted by koyuri at 2006年07月24日 17:28
 
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