2006年07月24日

人間はドコを目指すのか‥‥

全く知らない作家の、思いもよらない本に巡り合うのが大好きです。だから、図書館や書店、古本屋巡りはヤメラレナイかも‥‥
神の柩
知ってる人は、知ってるのかもしれませんが‥‥

ミステリーなので、ホトンドあらすじは書き込めません。バイオテクノロジーとその対極にある様な自然農法やら、死後凍結の世界、出生前診断‥‥色々なコトが書かれています。

本筋とは、全く無関係なのですが、驚いたのはロスアンゼルスについての記述。

1920年代まで、世界一という通勤鉄道網が整備されていて、電車も地下鉄もあり、とても便利だったのに、鉄道会社の株が、自動車や石油資本によって買い占められ、自動車を売るために、鉄道を少しずつ廃止して、鉄道線路の跡地を利用して、フリーウェイ網が作られたという話。

自由を最大限に発揮しようとすることが許された経済というのは、そんなコトも出来るのだ。

勝ち組に入れば、やりたい放題、何でもできる王様みたいに暮らせ、人間の欲望は止まるコトを知らない。

アメリカの後追いばかりしてきた日本も、このままアメリカの様になって行くのだろうか‥‥

科学の進歩は、良いコトばかりなのか?

人間は、何処まで自然をコントロールする権利を持っているのか?

実に色々と考えさせてくれる本です。こんな素敵な本に巡り合えてラッキー!!

予想もしてないのに、こんなにイイ本を一気読みできると、本当に至福の気持ちになれます。内容は、手に汗握る感じなんですけどね‥‥
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この記事へのコメント
TBさせていただきます。

僕も図書館で偶然見つけました。予想外に面白いですね。

他にも本岡先生の本が何冊かあるのを見かけたので、次図書館行く時が楽しみです。
Posted by おんもらき at 2006年08月21日 17:28
おんもらきさん、コメントありがとうございます!!

とっても面白いですから、ゼヒ他の本も読んでみてください。

アッという間に、大好きな作家の一人にさせて頂きました。
Posted by koyuri at 2006年08月21日 20:46
 
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