2006年07月27日

人を殺すというコト

前から読みたいような気はしていましたが、なんとなく読んでなかったのが、
繋がれた明日
という本です。
偶発的に殺してしまった加害者と、その家族、友人、被害者になった家族など、様々な人がそれぞれに苦しむ様子が的確に描かれています。

交通事故だったとしても、死亡事故だと、やっぱり殺人事件になるのですが、業務上過失致死になればそんなに罪は重くなかったり‥‥日本の刑罰は更生するコトを目的にしてますから、そんなに重罰主義ではありません。

だけど、家族が巻き込まれたら、それは理性では抑えられないものもあるでしょう。

とはいえ、殺した者は殺してもイイのだと考える復讐の論理で、世の中の殺人事件は無くなるワケでもなく‥‥

少年法を変えて、厳罰にしたところで、実際には殺人事件は無くなってませんし、下手をすると自殺する勇気のナイ人が、他人を殺すコトで世間の注目を浴びつつ、死刑にして欲しいなどという手前勝手なコトを考える始末。

青少年には、一度ゼヒ読んで欲しい本ですが、活字離れが進んでいるので、かなり難しいコトかもしれませんね。

でも、人生を見つめなおす意味でも、一度は読んで欲しい本だと思います。ともあれ、「君子危うきに近寄らず」というコトなんだろうと思います。後悔は「後から悔いる」と書きますが、そうならないタメにも‥‥
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