2006年08月12日

日本人の潔さはドコへ?

おはようございます。お盆休み前のタメ、朝から予約が続いていて忙しいので、とても早い書き込みになっております。

長い休みもイイのですが、前後が忙しいのが大変というか、アリガタイと言うべきか‥‥定員制ですので、死ぬホド働くコトはありません。ちなみに、本日も四時には全ての仕事が終わってしまうのですが‥‥同じ人数でもバラッバラッと仕事するとケッコウ楽なのですが、本日は連続するコトが多いので‥‥泣き言です。しかし、一週間に二度のペースでお見えになられている方々は、一週間も間が開くなんて不安‥‥とおっしゃいますので、長い休みも申し訳ない気持ちになります。

さて、話は変わり、昨日の本は批判するタメに書き込んだワケではナク。とても、ウンチクのある話なので紹介したいと思って書き込んだのです。

そこで一番の御紹介したい部分は、新渡戸稲造さんの『武士道』に関する記述。

新渡戸さんの『武士道』のなかで私が一番好きなのが、第五章です。ここは新渡戸さんが、一番力を入れたところだと思っています。「仁」という問題を扱っているんですね。仁は中国の儒教のなかでも、一番重要視された徳目であります。愛といってもいい。その仁ということを、新渡戸流に定義しているところが面白い。
この定義が、「仁とは弱者にたいする同情、敗者に対する思いやり、劣者にたいする共感である。この仁の情が武士道の根源的な徳目である」とというのです。弱き者にたいする負い目を担いつづける、という考え方でしょう。ひょっとすると日本人のモラルの根源は、そこにあったという気がします。

≪勝てば官軍≫は世の習いです。宮本武蔵の『葉隠』武士道と、会津武士道の違いも描かれ、巌流島の決闘に際して、わざと遅れて行った武蔵は卑怯だとも書かれております。ワタシは、命のやりとりの場面で、一流は一流を知ると言いますから、五分五分の勝負と思われる時に、むざむざ策を拒んで負けるのが 正しいとも言い切れないと思います。人間、生きていてこそと思うコトは沢山ありますから‥‥

しかし、勝敗の決した後は、敗者に対する尊敬の念を忘れないというコトもマタ大事なのであり、現在の自民党総裁選挙の様に、あの候補は間違っていると思っていたとしても、数の論理で負けてしまうからと自らの思いを曲げてしまっては、『武士道』でならした日本という国家に対して申し訳ナイと思わない方々が増えているのも、事実です。

「日本を愛するように」と強制したがる方に限って潔くない様な気がするのは、ワタシがオカシイのでしょうか?
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この記事へのコメント
お盆前に スッキリしたい患者さんの気持ち、良くわかります!koyuriさん、自分の体も大切にしてくださいね☆
「日本を愛するように」と強制したがる方に限って潔くない・・・同感です!
Posted by ナミナミ at 2006年08月12日 16:20
ナミナミさん、何時もありがとうございます!!

さすがに四連休の前ともなれば、お馴染みの方を満員ですと断るわけにもいかず、もう一仕事してしまいました‥‥バテバテです。

でも、全員明るい方々だったので、なんとかなりましたけどね。おそらくナミナミさんを担当する人も、ナミナミさんは元気だからやりやすいと思っているのではないかと思います。こちらの気力まで吸っていかれないので、とってもアリガタイのですよ。
Posted by koyuri at 2006年08月12日 21:04
 
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