2006年09月13日

異質な人を排除しようとする社会

おはようございます。実名報道した新聞や雑誌を図書館が閲覧させなかったり、しにくくしているのは、「言論の自由」の侵害なのかどうかの議論がありますが、一個人の顔や名前を知るコトがそんなに「言論の自由」という大義名文を与えられるモノであるならば、是非ともその矛先を『権力者』に向けて頂きたいというのが、大半の方々の感想ではナイでしょうか?

法律に問題があると思うならば、法律を改正する様にすればイイのであって、マスコミという権力を楯に勝手に法律を解釈し過ぎるのは、いかがなモノかと思います。

社会に再び出るコトもあるのだから、というのであれば結審して有罪が確定してから、しっかり実名と顔写真を出して報道した方が、より社会に出る時期に近付いているハズなのに、何故しないのでしょう。

日本人は穢れと祓い、禊の精神に裏付けられた神道の国なので、犯罪者であろうと死んでしまえば神になれるのですという論を、膨大な死亡者を出した戦犯の方々にする人々が、個人で人を殺した人には、何故その論を展開しないのでしょう?

結局、権力者と権力を持たざる者との間には、ダブルスタンダードが存在するからです。
犯罪被害者のトラウマを見事に書き上げた小説です。

どう主人公が、トラウマを克服しようとするのかは、読んで頂くとして、この言葉だけを抜き書きしておきます。

望んでいた人生を手にできるのは、ほんのひと握りの恵まれた者たちだけなのだろう。でも、人は自分の歩幅で歩いていくしかない。

ほんのひと握りの恵まれた者たちだけが支配する世の中は、イビツでしかナイと思います。
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