今朝に引き続き、真保裕一さんの作品です。あまりに面白くて一気読みしてしまいました。
誘拐の果実
半分推理は合ってたのですが、結末に大どんでん返しが幾つもあり‥‥参りましたという感じです。
今朝、少し書いていたマスコミの方々も手玉に取られていて、実に痛快なミステリーです。
伏線が至るところに張られていて、とっても感心してしまいます。
ミステリーはネタバレしては、ちっとも面白くナイので、ホトンド書き込めないのがとってもツライのですが‥‥この著者の本を今まで読んだ中では、最高かと思います。これから、もっとスゴイのに出会えるかもしれませんが‥‥
ともあれ、上流階級も楽じゃないとか、様々なコトを思わせてくれる小説です。
何となく、疲れていた気持ちが全部綺麗に吹っ飛んで、心の中が軽くなりました。
随所にスカッとする様な、チクチクとした社会への批判のメッセージも快いですし‥‥
再生への物語も、ベタかもしれませんが、読後感がとってもイイので、沈んだ気持ちを晴れさせるには最高です。