2006年09月21日

病気になっても、病人になるな

読むクスリみたいな本です。
養生のお手本―あの人このかた72例
タイトルの言葉は、女優の木暮実千代さんの言葉。「病気のデパート」と自称しつつ、この言葉。ナカナカ言えるものではありません。

同じように大病を患いつつも、米寿まで生きた作家の白州正子さんは、「人間の命なんて自分の力ではどうにもならない。そう思い定めてしまうと、案外この世は生きやすいものである。死はいつも私の隣にいる。いや、私の中に在る。度重なる病気の体験は、私にそういうことを教えてくれたようである」

早稲田大学の創立者として有名な大隈重信さんの「長寿は努力してかちとるもの」なんてのも、イイ言葉ですね。その精神的健康法は、

一、怒らないこと
二、ぐちをこぼさないこと
三、過去をふり返らぬこと
四、望みを将来に持つこつ
五、人のために善をなすこと


画家の東山魁夷さんは、軍隊での体験から、「私は人を見るのに、才能、富、地位というものを洗い去って、その後に残るもので見るようにしている。また、自分にもそれを反省の糧とするようになった」と。

六代目、尾上菊五郎さんは、「ご先祖さまに礼。天に対する礼。火、水に対する礼。何事も無我。何事も職業第一。何事も正しく。何事も親切に。何事もまっすぐに。何事も忘れずに。取り越し苦労はやめ、明日の事は今日思うべからず。今日一日をただ朗らかに暮らすべし。一、二、三、腹から大声で笑うべし」だそうです。
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この記事へのコメント
生きて行く上でとっても勉強になります。
世の中の人々が、このような心であれば、それこそ
  「美しい国、日本」
になりますよね。そしてこのkoyuriさんのブログを政治家やお役人に是非読んでもらいたいものです。
今、私たちに必要なものは、このような心がけと思うのです。
素晴らしいテーマありがとうございます。
Posted by takachan at 2006年09月22日 06:56
takachanさん、おっしゃる通りですね。

正しい心がけこそが、真の素晴らしい祖国を作るのだと思います。強制されるコトなく、自分から‥‥
Posted by koyuri at 2006年09月22日 09:56
 
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