さて、お待たせしました。本日、御紹介したいのは「柿」です。モチロン、出典は「日本農業新聞」の「アンドユー」の「くだもの図鑑」から。
昔から、「酔いざましに効く」とは言われていましたが、最近の研究によると、ポリフエノールの一つ、タンニンの働きが関係しているそうです。
飲酒後に柿を一個食べた人は、食べなかった人より血液中のアルコール濃度が40%、二日酔い物質のアセトアルデヒドが30%減少したという。
飲酒すると尿と一緒にミネラルやビタミン類が排出されてしまうので、カリウム、ビタミン類を多く含む柿やリンゴ、ミカンなどは飲酒後にもってこいの果物。
特に多いのがビタミンCとA。ビタミンCは、柿を一個食べるだけで一日の必要量が取れる。
脳卒中などの循環器系疾患やがんなど生活習慣病の予防のほか、しみ、そばかす、しわにも効果があるという。
温州ミカンに多いといわれるβ−クリプトキサンチンが多く、これは体内でビタミンAに変わる。体の器官が酸化するのを防ぐ抗酸化作用があり、がんや心臓病予防、コレステロールの低減に効果がある。
食物繊維も多く、カロリー単位で比較すると、サツマイモを上回る量が含まれている。
柿は甘いというイメージがあるが、実はカロリーも低く、ダイエットにも最適な果物。
生活習慣病や美容に、心強い味方になってくれます。
とはいえ、アルコールの取り過ぎや、飲酒運転は御法度ですから、その辺はヨロシクお願いしますね(笑)