2006年10月29日

「家庭崩壊」の現状

おはようございます。今週の「食べ物が作る健康」は昨年書いた「リンゴ」なので、略させて頂きます。

で、昨日の話を続けることにして、今朝は『「家庭崩壊」の現状----児童相談所から』というトコからです。三人の方が共著されてます。

子どもと面接しての感想。
「近頃、子どもがギスギスしている感じしない? 疲れているのかなあ」
「そうね。緊張が強い感じ」
「それに、この人はどんな人か、見きわめようとしている感じ。押さえつけられるんじゃないか、それとも味方になってくれるのか、それがわかってから態度を決めようとしているみたい」
「子どもどうしだって簡単には信じられない。バラバラにされているんだなあ」
「一時保護されてくる子どもは、ほとんど学校で勉強がわからないまま置いていかれたようで、教えてひとつでもわかると嬉しそうな顔するね」
「目立ちたがり屋でもあるなあ」
「そうしないと自分の存在が忘れられてしまう、そういう経験をたくさんしているみたい」

そして、実例として「中三の女の子が妊娠二ヶ月、産むつもりなのだが、相手は十七歳のアルバイト。そちらも出産に賛成。女の子の父親も賛成しているが、その家は父子家庭、十八歳の姉は二十一歳の男とそこで同棲している。一軒の家に三世帯といった感じで、父の部屋、姉と同棲している男との部屋、中三の女の子の部屋がバラバラで、互いにあまり干渉せずにそこそこ生活できればいいという感じ。外側から見れば、それほどおかしく見えないが、内部では家庭としての機能が確実崩壊しているのではと受け止められてしまう。

と思うと、姉と弟の小さいときに両親は離婚。母親と三人で暮らしていたが、半年前から、母親は男性のもとへ行き、時々お金を届けるだけで、高一の姉がアルバイトして不足分を埋めて、中二の弟と暮らしている。しかし、最近、弟の姉への暴力が激しくなり、勉強も出来ないのでと助けを求めた。「養護施設」への入所を希望する姉だが、母親が拒否。ならば、家庭裁判所の承認を得て、入所させると母親に連絡すると、弟だけを引き取り、姉の施設入所に同意。姉は養護施設で高校を卒業して、希望の職種に就職し、施設を出たが、就職先も、落ち着いたら自分で連絡するが、母親に教えないでと頼んだとのこと。

などなど、想像し難い現実がある様だ。世の中には、信じられない人が存在しているみたいだが、その子供達が不幸の連鎖から逃れられることを祈りたい。
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