2006年11月08日

いじめは不安や苛立ちの裏返し

おはようございます。昨夜の続きです。

セク・ハラに対して、マスマス変な話が続いていて、派遣社員を正社員にするからと持ち掛けて、性的関係を強要しようとした部長は、言い逃れの挙句、人事部長と役所が話し合った結果、定年待ちポストで、部下はゼロ、仕方ナク派遣社員を部下がわりにあてがっていたので、渡りに船とばかりに、クビを会社側から宣告されてしまうのです。

と思うと、離婚した女性に虎視眈々としていた社長に対し、間に入った弁護士が、度々のセク・ハラに呆れて、社長が懲りてもうしないようにと、破格の慰謝料を提示したりと、世の中は様々です。

特に、スゴイのが、就職氷河期に人事課長が、入社をエサに「酒にクスリまで入れて」目的を達成し入社させた。新入社員となっても、関係を強要されて精神的にボロボロになったタメ、課長の妻に手紙を書いて助けを求めたが、逆になじられ、最終的に行政に駆け込んだのだが、その妻は、夫を信頼していて、全然耳をかさず、それでも最後に二重生活を続けようとしていた夫の行為には腹を立てて、離婚するに至るのだが‥‥

ともあれ、詳細は本を読んで頂くとして、逃げ口上としては、男性側は、地位を利用して自分で強要しておきながら、誘われたと巧みに物事を自分の都合がイイ様にすり替えてしまっているのです。前に、幼児に対しても性犯罪をする人間は、幼児である子供が誘ったという「倒錯」をしているのだと書かれた本の話をしたコトがありましたが、要するに「錯誤」している自分に気付かず、自分が正しいと思うのです。

結論として、著者は、自らも理解できないであろうその衝動の大きさは、彼らの抱え込んだ閉塞感に比例し、いじめによって他者に転化して、抱え込んだ苦しみから逃れようという行為だから、無意識に近い。相手に対する差別意識の大きさに比例して増大する。将来に向けての不安や苛立ちの裏返しだと述べています。

正に、「事実は小説より奇なり」といったトコでしょうか‥‥
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