2006年11月14日

耐震偽装に似ている‥‥

おはようございます。昨夜の本の話に戻りつつ別の話になりますが、この本は、
失われた九州王朝
という本を古田武彦さんが出したのですが、その説に対して有力な歴史学者はシカトしていたのに、埼玉稲荷山古墳に出た鉄剣によって、「倭の五王」の中の「武」が雄略天皇であり、古田説は間違いだとマスコミ等々を上手く丸め込んで、大騒ぎしたコトに対して丁寧に反論した本なのです。

難しい話をしても理解し難いでしょうから、興味のある方は本を実際に読んで頂くとして、極めつけは、中国史料に存在する「武」王の年と、雄略天皇との在位した年が合わないという、誰でも理解出来る単純な話なのですが‥‥

それでも「中国が間違えた」ことで処理しようと思う人々が、日本の歴史学者の中枢なのです。

無論、そうするにはワケがあります。大和朝廷が、日本を全国統一した時代をなるべく早くしたコトにしたいから‥‥天皇家が、万世一系だと思わせたいから‥‥というコトに尽きるでしょう。

政治的配慮というモノです。ちなみに、日本だけでないのかもしれません。現代の中国の歴史教科書を読んでみると(図書館にはそんなモノもあるのです)、確かに黄河文明が栄えた国ではありますが、「わが国は世界で初めて‥‥をした」式の記述が多様され、「中華思想」満載です。脱線ついでに書くと、同じ中国でも「黄河文明」よりも、「長江文明」の方が古いのではないかというのが、現在の考古学の主流になりつつあります。まだ、確定されてはナイみたいですけど‥‥

というのを考えると、今、ネットを騒がせている「きっこの日記」による耐震偽装事件の藤田社長の存在と似ているなと思いましたが、今、リンク貼るタメに飛んだら、本日の日記には校長のいじめで無くなった先生の遺書が載っていました。それもスゴイ話です。

ともあれ、今の長野県の教育長は「教科未履修問題」の学校の校長を八月までやっていて、横滑りして教育長になったと前に書きましたが、地元紙によると、その欠員になった県高校長会長にやはり「未履修」だった上田高校の校長が、副会長から繰り上がって就任したそうです。

先生と呼ばれていても、イヤだからかもしれないけど‥‥世の中の常識とは、全然違う方々なんだと思っておいた方が良さそうですね。

というコトで、肩書きを信用すると、とっても危ないという見本の様な話になってしまいました。皆様も、どうぞお気を付けてくださいね。真実は勝つとは限りませんが、真実は消すコトは出来ないのですから‥‥
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