おはようございます。日曜朝の定番通りに「日本農業新聞」の「アンドユー」の「やさい図鑑」より大根です。
ダイコンはお腹にイイというコトは、御存知の方も多いと思いますが、それはでんぷんの消化酵素であるジアスターゼを豊富に含むから。
ジアスターゼは根の部分に多く、でんぷんの消化を助け、腸の調子を整える。胃炎や胃かいようなどの予防に有効といわれ、胸焼けや胃酸過多、二日酔いなどにも効果がある。
食物繊維も豊富なので、便秘や整腸作用がある。
ビタミンCも豊富。ただ、過熱すると分解されてしまうので、ビタミンCを摂取したい時は、サラダやおろしなどの生食がイイ。
ダイコン独特の辛味成分はイソチオネート。特に目立った機能性は確認されていないが、食欲を刺激し、ブリやサンマなど魚類の味の引き立て役。
ダイコンの葉は、ほかの緑黄色野菜に比べても遜色がナイほど、βカロチンをたっぷり含む。伝説のNHKの朝ドラに「おしん」があったが、貧しい子供時代にダイコン飯を食べたのは、健康面から考えると、とても理にかなった食生活だったというコト。
ビタミンCにカルシウムが豊富なので、抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防効果も、葉も捨てずに食べよう。
味噌汁の中に、葉の部分をなるべく細かく刻んで入れると、そんなに気にならずに簡単に食べられる。色取りもキレイなので、お試しください。
冬は、アツアツのおでんで一杯という人も多くなるでしょうが、野菜の代表としておでんに入っているのは、単に煮崩れしにくいというだけでナク、体調を整えてくれるという昔からの知恵だと思われます。