2006年12月11日

他人は自分のために存在すると思っている人たち

おはようございます。常習的な犯罪者は、心の中で『他人は自分のために存在する』と思っているそうです。ま、犯罪者でなくても、こういう感じの人は存在してますが‥‥

とにかく、そういう存在なのだと認めるコトからしか、問題は進まないのだそうです。

著者の師である医師は、有名な精神科で成功していたのですが、五十代半ばに名士の座を捨てて、犯罪者の治療を志した時、患者は「犯罪者」ではなく、恵まれない家庭環境や過酷な社会情勢によって、心に悩みを抱えた人たちだと思い、心の葛藤を取り除いてやれば、罪を犯さなくなるだろうと信じていたそうです。

しかし、その方法ではダメだと判り、発想の転換の必要性を悟ったそうです。

犯罪者は何かの犠牲者ではナク、加害者そのものなのだというコトを犯罪者に認めさせることコソが大事なのだというコトを。

正当な理由のない非難すべき違法行為を、筋の通るように理解して、そこから何かを学びとり、同じ悲劇が将来二度と繰り返されることがないようにと願っても、解決にはつながらないのだというコトです。

犯した罪の責任は犯罪者本人にあるということを、自覚させること。

こう聞くと、「エッ!!」と思うかもしれませんが、犯罪者の思考回路には責任感が備わってないのだそうです。

あまりに残忍な事件を起こす人を普通の人は理解出来ません。だから、つい、病気の人間でなければこんなことはできないと考えがちです。

ところが、犯罪者達は、自分からふつうの生き方を拒否し、誰にでも平気でウソをつき、自ら悪い仲間に加わり、とことん学校を嫌い、マジメな仕事を避け(逆に仕事をして自分を良い人間だと偽るコトに利用する場合もあり)、他人は自分ために存在しているので、何をしても許されると誤った考え方をしているのです。

我々も、犯罪者への認識を変えないとイケナイのかもしれません。悪い子供がいたら、気の毒な環境だからと甘やかすと問題は深刻になります。そういう子供達にこそ、確かな教育が必要なのです。その方法に関する話は晩に。
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