2007年01月10日

気持ちが伝わる話し方

おはようございます。「話をしているのに、ちっとも気持ちを理解してもらえない」という不満を抱いている人は、多いと思います。自分の意思を明確に伝えられたら、どんなに状況が好転するか、でも、話し方を工夫すれば、かなり違うと著者は述べてます。

話し方の基本は、「事実、影響、気持ち」という三つのステップを踏むことが大事です。

例えば、子どもがリモコンをいじって、テレビのチャンネルやボリュームを変え続けているという状況があったとします。大体、「やめろ」とだけ言って、トラブルになるのが普通です。本当に止めさせたいと思ったら、どうするか。

まず最初に事実を述べます。

「チャンネルを次々変えているね」とか「テレビの音がうるさいね」とか。

次に影響を述べます。

「落ち着いた気持ちになれない」とか、「ゆっくり新聞が読めない」とか、「電話したいけど、かけられない」とか。

最後に気持ちを述べるのです。

「イライラしてくる」とか、「仕事が出来ずに困っている」とか。

普通の人間は「愛し愛されたい、いい人と思われたい、役に立ちたい」という本能を根源として生きている。誰かに「あなたのおかげで私は嫌な思いをしている」と聞かされて、違和感を覚えない人はホトンド居ません。

褒める時も、「勉強しているのを見ていると、学力がついてきてるんだなと思って、とても安心する」とか「手伝ってくれると、助かるので、とても嬉しい」という言い方の方が望ましいのだそうです。

すると、「こうすると安心」「こうすると嬉しい」のだと心の中にインプットされやすいのだそうです。

言葉の中に、反感や抵抗感、攻撃性などの害を無くし、自分の気持ちを正直に把握し、真っ直ぐに、相手に伝わる表現をとる方が効果的だということです。

ほめすぎの問題は、相手が「ほめられ中毒」になり、「ほめられないと自分は価値がない」と感じるようになり、ほめられることでしか自分の価値を確認できなくなることだそうです。

三ステップの話し方は、行為に対する評価なので、「こういうことがうれしい」「こういうことが助かる」ということなので、満足感を感じるけれども、思いがあとを引かないのだそうです。

これも、スグ出来るとは限りませんが、意識して話してみてください。コミュニケーションが良くなる可能性が大です。
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