おはようございます。何時もの感じに戻って書きますね。ちょっと、どう書くべきか迷った本だったりするので、ミステリーなのですが、カテゴリーは別にしました。
受精
かなり読者サービスの様なセクシー部分が多いので、そちらを期待した方が、ミステリーとして読むより楽しめると思います。ミステリーとして読むとかなり苦しいので‥‥
ブラジル移民(政府にとっては棄民?)の大変さは良く判りましたけど。
それにしても、ただ「詫びる」だけで「嵐を通り過ぎさせよう」としている政治家の方々の姿を見ていると、根っこにある「優性志向」的な考え方こそが、この本を書かせるテーマだったのだろうなと思います。
人間には、当然ですが能力差はあります。今は、能力第一主義みたいになっていますが、でも、スポーツとかで勝ち負けが明白なモノならば、大体誰でも納得がいくでしょうが、現実に生きているとなれば、そんなに明確になるものでしょうか?
仕事が速ければイイという単純作業のものならば別ですが、成果が出るか出ないかは、その人の資質だけで決められないものもあります。
強者に弱者が奉仕するのが正しい社会のあり方なのでしょうか?
第二次世界大戦の亡霊が、現代の世の中を覆いつくそうとしている。そんな感じが、この本からは伝わって来ます。
愛情という感情を国家という意思の枠組みで考え出すと、とても危険だというコトを教えて貰っているような、そんな気分になります。
それにしても、一般大衆は加齢と共に、動かしにくくなる身体を引きずってでも、過酷なノルマに耐えなければならない時代になったのに、ダラダラと高給な日当を、堂々めぐりの質疑に費やせる政治家の皆さんを見ていると、不毛だなと思います。
どんなに集中砲火を浴びようと、本当に福利厚生を心から願う気持ちがあるのだとしたら、持論をはっきり展開するべきで、そうした持論すらナイのであれば、「任にはあらず」と辞められた方がイイのだろうと、問題発言よりも「逃げてばっかりの答弁」の方に、マスマス驚きました。
子供を増やしたかったらフランスの政策を踏襲すればイイだけのコトです。良いモノは取り入れ、実態に合わない部分を修正した方が、ズッと効率的だと思うのですが、政策の立案にこそ、スピードが求められているので、技術革新並みの発想の転換こそを期待したいモノです。