2007年02月09日

南京虐殺の恐ろしさ

第二次世界大戦時の、日本のやったコトを正しく検証しようとしたがらないというか、昔から歴史も「うやむや」が好きな国ですが、少なくとも、百年前くらいまでのコトはちゃんと知っておくべきだとは思います。
写らなかった戦後 ヒロシマの嘘
この本の中に、語られている友人との会話の部分から、「大」虐殺だったかはともかくとして、「南京で虐殺は確実にあった」というコトは、確実です。

焼きつくし、殺しつくし、奪いつくす「三光作戦」を日本軍は行ったのだし、「死して囚虜の辱しめを受ける事なかれ」として捕虜になることを最大の恥とし、厳しく罰した日本軍が、他国の捕虜を保護しなかった事案は数限りなくあったハズで、全て殺してしまったのですから、その証拠はそんなに残されていなくとも、残念ながら事実でしょう。

復員し、結婚して可愛い子供の優しい父親が、隠していた過去は凄まじいものがあります。

「俺は一六人やって殺したがまだ少ないほうだ。婆さんも妊娠した女も、子どももやった。明日の命も知れん戦場で考えるのは女のことだけだ。戦闘が終わるとわれ先に、顔に鍋墨を塗って隠れている女を探し出してみんなで輪姦した」。強姦して殺したのは証拠隠滅のためで、「やったら必ず殺せ」と命令されていたからだった。その残虐行為が国際問題になり、軍が急きょ調達して前線に送りこんだのが従軍慰安婦‥‥

というくだりには、驚きました。「従軍慰安婦」に対する問題よりも、もっと下劣なコトをしていたワケで、戦場という場所は日本に帰って来たら、優しい父親になれる人間を獣以下にしてしまうトコなのですね。

戦後六十年以上過ぎても、日本人であるというダケで、恨む人々が世界に数多く存在するのも当然です。

被爆者に冷たい社会の話も衝撃でしたが、そちらはマタ明日。
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この記事へのコメント
たしかに・・
従軍慰安婦どころの衝撃じゃなかったです;;
「顔に鍋墨を」の時点で嫌だ予感はずれろって思いましたが、はずれるはずもなく。
”「やったら必ず殺せ」と命令・・”とか、わかってたけど講じた処置が従軍慰安婦ですもんね。。

”日本は平和を願ってきた国だ・・”なんて聞く耳ももちたくないでしょうね;;
Posted by 小太郎 at 2007年02月10日 20:51
小太郎さん、全くその通りです。しかも、もっとヒドイことも書かれているのですが、ソコまでは書き込むのがイヤなのでかきませんでした。

少なくとも、戦時中にやったコトを反省し、悔い改めるのなら判りますが、「南京の人口」を考えると、「大」虐殺はなかったなどという瑣末な問題ではありません。

「大」虐殺だと、思わせるホドの「虐殺」を行ったコトが問題なので、いわゆる「目クソ鼻クソを笑う」「五十歩百歩」といった問題です。

過去の反省のナイ国は、再び同じコトをやるだろうと、他国が思ったとしても、当然です。少なくとも、北朝鮮の首脳の考えの中には、「拉致なんて、過去の大日本帝国がやったコトに比べれば」という、似た様な発想があるに違いありません。

犯罪が問題になるのは、量の問題だけではナイのですが‥‥
Posted by koyuri at 2007年02月11日 10:25
いいかげん、こんなのプロパガンダだって気づけよ。中国のね
Posted by いいかげん at 2007年11月19日 14:57
いいかげんさんの御蔭で、再びこの話題がトップページに載ったコトを感謝しておきますね。

今の中国が人権を無視しているからと言って、過去の日本が戦争中にしたコトはチャラにはなりません。

アメリカが無視しているけれども、原爆が人類に対する罪であるのと同じです。

戦争だから、何でもやってもイイとなったら、それこそ世界は破滅です。
Posted by koyuri at 2007年11月19日 19:11
 
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