本日、バレンタインデーなのに、甘くない話になってしまいましたが、東京高裁で都知事の外遊の費用についての決定などを見ていると、三権分立とはいうものの、権力者よりの判決が出てないだろうかと思う、今日この頃、話の流れでかけませんでしたが、連休に見た話題作
それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!
の中で、最後の判決がああなる様に持っていった周防監督の伏線が実に見事だったなと思いました。
結局、裁判官が政府の言うコトを聞いていた方が出世するという問題が背景にあるのだろうし、誰でも出世はしたいだろうから、やはり民間人の裁判員制度が必要なのかもしれませんね。面倒でも、皆で公平に出廷する様にしないと、一部の組織の考えが裁判に出かねず、マスマス偏向裁判になる可能性もありますから。
「冤罪」だというコトは、被疑者の立場から見ているから言えるコトで、ああいう判決が出る可能性も、しっかり書き込んでありましたよね。
以前に立木朔さんの「死亡推定時刻」について書き込みした時にも冤罪の恐怖を感じたのですが、そちらは無罪の人が死刑囚にされてしまうのです。淡々と書かれているのが、逆に怖かったりしましたが、映画の方は、まだ微罪だったコトと周囲の人々が優しいので救われました。
ネタばれになるかもしれませんので、色々書き込めナイのが残念ですが、最後のテロップを見てたら、フジテレビの名前が、『バッシングされるんじゃないの』と思いましたね。
「あるある‥‥」などの捏造は問題ではありますが、それをテコにして規制を総務省が強めようとしているのは、もっと問題ではないかと危惧しました。
映画は最後の良心の砦の様なトコがあります。その火を消さないタメにも、こうした佳作がドンドン出るコトを期待したいと思いました。