2007年02月26日

安楽病棟

おはようございます。人間は、悲しいかな自分の目線でしか世の中が見えない人々が大勢いるので、本を読んでいて、エエッと思うコトがママあり、最近はそういう本は全て排除して書き込みしています(余程、腹に据えかねる場合は別ですが、人生の勝ち組だった人の表面的な社会の話など、論評する価値も時間も勿体ナイと思うので)が、今朝の本は、この著者の本の中で、現在までではイチオシの小説です。
安楽病棟
変に技巧的にならず、淡々と書いているので、逆に読んでいて胸が詰まります。

そして、少なくともこうして病院に入れる方々はシアワセなのだと、昨夜の様に無認可施設にしか入れない人々が増加している現状を思うと、本当に「弱者に冷たい行政」だと思います。

介護絡みの方々がおっしゃるには、世の中の大半の真面目にコツコツと働いた人々が、一番最後まで苦労させられる社会だというコト。

どんなにボロボロの家でも、持ち家があれば、それだけで施設への入所は難しくなったりするそうで、生活が苦しいからと大勢でその家に一緒に暮らしている家族がいれば、その家族が介護出来るという認定になってしまって、施設に入る順番はドンドン遅くされるとか‥‥


幸いなコトに、同居している主人の母も、ワタシの父親も、年齢の割りにはかなり元気な部類なので今は助かっておりますが、そうした話を聞かされる度に、長生きするのだとしたら、元気で達者以外だと、周囲も自分も大変だと気持ちが引き締まる思いです。

そうやって、老後の不安があれば、財布のヒモも締まり、世の中の景気も悪くなるばかりです。本来ならば、福祉行政を充実させて不安を払拭すれば、世の中の景気も回復するのだと思いますが、ハコ物を幾つも作る方が景気が良くなるのだと、事実誤認している人々の方が多いみたいで。

本の中身の話に、全然入れてませんが、休み明けなので、午前の仕事が目白押しです。晩に落ち着いてゆっくり色々と書き込むコトにして、今朝はコレで。
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