2007年03月17日

友情と約束遵守が全ての基本

おはようございます。昨夜の本の衝撃はかなり大きなモノでした。前に読んだ本などからも、著者の考える理想の社会と、ワタシの考える理想の社会には、ズレがあると感じてはいますが、自分の意思を曲げない姿勢というものは、それはそれでスゴイことだと思います。

ともあれ、鈴木宗男さんの人となりはともかく、著者が思い描く国益のタメには、鈴木さんの傍らにいて、日本外交が崩壊しない様に、墓場まで持って行って欲しいコトに関して、黙ってもらえるタメならば、自らが拘束されるコトは必要だとまで、ストイックに思っているコトは理解出来ました。

そして、情報の世界で生きていきたければ、「存在しない」という話は当事者が合意しない限り、最後まで存在しないし、「会っていない」という約束になっている場合は、誰が何を言おうともあくまでも「会っていない」というルールが存在し、それは徹底的に遵守されるべきものであり、それを破った場合、ルールを破った者に対して属人的に責任が追求され、それには時効がないとするならば、「アリバイ」があっても、それを立証するコトは、その社会での地位を失うコトになるので、どうしても出来ないコトだとすれば、この事件を契機に多くの著作を世に問う立場になったコトは、決して著者の不利益になってナイのだろうと思った。

裁判の結果は、2030年になれば何が正しくて、何が間違っていたのかを我々は知るコトになるだろうが、それはともあれ、この事件を契機に、対米関係以外の外交チャンネルを狭めたコトは、おそらく日本の将来に禍根を残すコトになろう。

そういう意味では、この「国策捜査」は意味があったのだろうが、それが日本の国益になったかどうかは、かなり怪しい。

友人関係というモノは、友人が他の人物にも好かれる人物なればこそ、友人を独り占めしたくなるモノだが、完全に自分に隷属し、従順になってしまった様な友人は、やがて飽きられパシリにはされても、大事にはされないだろう。そして、強者である友人の関心が、別の新しいターゲットに向かう時、見捨てられるに違いない。利用価値がありそうだと思われている限りは、徐々に判りにくい感じで距離が遠ざかりつつ、奉仕させられるだろうが‥‥

無論、上記のコトは、ワタシが日米関係を比喩しただけだ。友人は、一人でも多く居た方が、リスクは分散される。八方美人は好かれナイが、忠犬は最後はうっとうしがられるダケ。そのバランスが外交だと思うのだが、人間関係を上手く構築出来ない人々が増えているだけに、日本外交も負のスパイラルに入っているコトだけは、とてもヨク理解出来た。この本を薦めてくれたくになかさんに、ココで改めて感謝の意を表したいと思う。
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この記事へのコメント
俺は鈴木宗雄さんのことをどうこうは思いませんけど人間的には好きなほうだろうなと思ってます、過去に黒い部分もたくさんあったでしょうがそういう部分も含めて。
一部の人間に巨額の利益で大衆にはごく小粒の利益っていうのもありかと思ってますし、金額の大きさで問題も起きるでしょうけどそれが国の利益につながるのならそれはそれでありですよね^^


Posted by 小太郎 at 2007年03月17日 13:58
小太郎さん、ワタシには鈴木さんの本当の姿はよく判りません。判らないコトには、言及しないコトにしているので、パスさせて貰いました。

ともあれ、国益よりも、自己の利益ばかり欲する人間が、世の中のトップに座るコトだけは止めて頂きたいし、戦争にならないタメには、より多くの国々と仲良くすべきだと思います。

世界には、幾つもの国々があるのですから。
Posted by koyuri at 2007年03月17日 20:28
 
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