おはようございます。マトメて書いてしまいます。今朝は「ニラ」。
長野の有名な郷土料理というと、「おやき」とか「信州そば」。でも、本当に懐かしい料理は、「ニラセンベイ」。あまりに庶民的で、お店で売ってはいません(知らないだけかもしれません)が。
作り方はとっても簡単。長野以外でも食べてらっしゃる方はいるかと思いますが、ニラを数センチに切って、中力粉にふくらし粉(ベーキングパウダーとか重曹など)を入れて水で適当な固さにし、好みで塩とか砂糖とか味噌とか醤油とかを複数マタは単数で味をととのえて、フランパンに油を引いて焼くだけです。
あまりに簡単なので、御飯の足りない時とか、幼少期のおやつに食べさせられていたので、歳と共に懐かしい味になるのです。
長野は、夏場に庭先でニラが取れたりしましたから。今は庭が少なくなったり、親が外で働いて忙しがっていたりするので、現在の子供たちには、なつかしい味ではナクなっているかもしれませんが、昔は健康的なおやつだったのだと、今になっては思います。
ともあれ、成分の話にしましょう。昨夜と同じ出典です。ニラの強い香りは、ネギ類に共通するイオウ化合物の一種のアリシン。
アリシンは体内に入ると交感神経を刺激しエネルギー代謝を活発にしてくれる。
また、ビタミンB1の吸収を促進するので、豚肉やハム、魚介類などと一緒にとると、スタミナ効果抜群で、疲労回復に役立つ。
βカロテンも多く、体内でビタミンAに変化して、粘膜を保護し、ウイルスや細菌の侵入を防いで、風邪予防に効果が。
他に、カリウムやビタミンCも豊富なので、昨夜の食材と共に、季節の変わり目の弱った体の強い味方。
ただ胃腸の弱い人、アレルギー体質の人は食べ過ぎに注意が必要。体にイイものを少量多種食べるのが、健康の秘訣です。