ナカナカ面白い本を見つけました。
下流上等―キレない子が病む格差教育
かなり今まで読んだ本とは違った切り口で、若者について書いてます。
ただ、本とは少しズレますが、一番に思ったのが、今の時代のギズキスした感じ。
例えば、こんな事件。中学2年生が、昼食の時間前、教卓に置いてあったやかんの口から2つに折ったチョークを入れ、「やかんからチョークが出たらみんなが驚くと思った。大きな騒ぎになるとは思わなかった」と思ってたのに、実際は(おそらくチョークが融けたのだろうと思われるが)そのお茶を飲んだクラスメートが12人、腹痛で入院した。そして、警察に補導されたという話。
まず、中学2年になって、こうした幼稚なコトをしようとするコトに驚くが、『それにしても、警察が出て来て、補導するホドのコトなのか?』という疑問が残る。
昔だったら、こんなコトは「駄目じゃないか」と先生から大目玉は喰らうだろうが、単なるイタズラで終わってしまう程度のコトじゃないのかと‥‥他にも、線路で置き石するのは良くないコトではあるが、十代のテロなんて大層なものなのか?
小学校の高学年になって置き石しただの、電車の窓ガラスに石を投げるだのというコトにまずアキれはててはしまうのだが、それにしても、そんなコトは昔からドコにでもあったコトではなかったのか?(無論、悪いコトだから、警察が捕まえるのは無理ナイことなのだが、昔だったら、子供のイタズラとして大目に見て貰えたであろうコトが、事件になっている気が‥‥)
今の子供の幼稚なコトは、実際にあったコトを色々聞いているので知っている。中学1年にもなって、イヤガラセしようとした子のカバンに、石や雑巾を入れたとか‥‥その子は転校したらしいが、まるでガキで話にナラナイと、まず思った。『そういうコトは、小学校の低学年ならするかもしれないが、中学生になってまでするコト?』て感じ。
身体だけ大人になっていても、精神的にガキな10代に振り回され過ぎているんじゃないのだろうか?
と思うと、ある特定の子供がクラスをかき回しているとPTAの学級懇談会で話題になったら、その親がキレて、子供を転校させたそうな。しかも、一つ目の中学には、その子の素行が知られていたらしく断られたので、全然知らない中学に潜り込ませて貰ったらしいとか‥‥
親も子も、昔と比べれば年齢の割に幼いままの人々が増加しているコトが背景にあるのだけは、間違いナイ。しかし、世間もそれに過剰反応してないだろうか? そして、それが事態を悪化させているんじゃないだろうか?ともあれ、ホトンド本の内容に触れてませんので、続きは明日。