2007年04月20日

子供でも強制はムリ

大人は子供よりも世間を知っている、だから、「子供をコントロール出来る」と思い込んでいる人は、とても多く、褒美で釣ったり、罰を与える。それをし続けると、子供は良い子供になり、親子関係も上手くいくと考える

しかし、子供を理想地点にまで導くことに成功出来るとは限らないし、思った地点にまで到達させるコトを押し付けたコトで、逆に望んでいた親しい関係を失ってしまう場合も多々ある。

子供が親の願う人生を送ってくれるならば、親しい関係になれなくても構わないというのであれば、それは仕方ナイのだが、互いに成功を分かち合える方が、ズッとイイと思う。

という著者の言葉を考え、現実に目を向けるとこう思う。

問題行動を起こす子供をどなりつけるだけで、あるいは罰を与えるだけで、良い方向に向く子供ばかりならば、どんなに楽だろう。

しかし、そう上手くいくものではナイことを子供とちゃんと向き合った人は知っている。

犯罪を冒した子供たちも、おそらくそうなるまでに一度たりとも叱られたり、罰せられたコトの無かった子供は皆無だと思う。

罰を強化するだけでは、悪への道を止められないコトが判っているのに、今回も「少年法」の対象年齢を引き下げ、重罰主義だけが「犯罪の抑止」になるのだというコトになっている。


公費で弁護士が付くコトに関しては、一歩前進だとは思うが、自分の主張をちゃんと出来ない世代が警察や検察に厳しく詰問され、マスマス人間不信になってしまったとして、社会復帰は出来るのだろうか?

それとも、全ての犯罪者は死刑にすれば問題はナイという、世界的な傾向と逆の方向に突き進むのだろうか?

少年法を改正するのであれば、低年齢の問題を起こした子供の両親を何とかするコトの方が先なんじゃないかと思う。成人してからの親の責任はともかく、犯罪者になってしまった子供の親がどう子供に対処してきたのか、そして、それが適切だったのかを、教え導くコトの方が大事なのではないでしょうか?

環境に問題があるとされる子供が、再び同じ環境に帰って行く場合、再び問題が蒸し返される可能性がとても高い。

であるならば、その親にも自分の子供への対応が正しいか否かを考えてもらう方が、より現実的な選択ではないかと、昨今の身近なトラブルを起こしている子供と親の実話を仕事柄聞いていると、どうしてもそう思ってしまうのですが‥‥
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