計算の知識が役立つ様になるタメには、現実的な応用が大切になると著者は述べる。
車は買うべきか、リースにすべきか。
この本では簡単に述べられているが、日本の現実を織り交ぜて考えるならば、もっと複雑なコトが色々と考えられる。
マズ、少なくとも金利を払わずに済むというコトだけを考えるならば、買うコトが節約につながる。(これを教えるコトが、大事だと著者は述べている。アメリカはクレジットがもてはやされている社会だからであろう)
ただ、もし、それが日本の会社とかであれば、規模にもよるが、会社のキャッシュ&フローの関係や、資産として計上しなければナラナイ問題などが、もっと複雑に加味されるであろう。
個人にしても、金利負担は大変になるのだが、堅実一筋でつまらない人間と思われ、恋人や結婚相手をゲット出来なかった(そんなコトが気になる相手はゴメンだと言い切れるならば、それでも全然構わない、全てはその人の選択なのだから)として、新たに結婚相手を別に見つけるタメに民間の結婚紹介所に登録する費用を考えたりすれば、それはどっちが安いのかは判らない。
タダシ、もっと言えば、イイ車に乗っていたからといって、素敵な恋人に恵まれる可能性は100%ではナイし、捕まえた恋人が浪費家で、アナタに散財させたあげく、スッカラカンになったアナタを捨てる可能性もある。
世の中は、教科書では割り切れる問題だけではナイし、様々なコトが考えられ、色々な問題にぶつかった時に、それに応じて対処出来るコトが、大切なのだと思う。
何時いかなる時も、困難にぶつかった時こそ、自らの思考を停止して、他人まかせの人生にせず、自分の力で困難を打開するコトを目指せる人間になるコト。それが一番「人間として生きる」上で必要なのだと、言いたいのだろうと思います。
どんなに不幸な過去でも、それは過ぎ去ったコト。我々は、過去の失敗を踏まえて、現在の人間関係を良くするタメにこそ、労力を使い、私たちが直接コントロールできる唯一の自分の「行為」と「思考」をより良いものにして、「自信」を持って、幸せな人生を「選択」して生きるべきだと思います。
世の中には、様々な幸せになる方法があります。この理論を選択するかどうかも、アナタの選択に掛かっているコトを最後に書いて、今回の「リアリティセラピー」の紹介は終了します。