いきなり物騒なタイトルですが、これはフィクションに名を借りて、内部告発的なコトをしている小説の中の言葉からの引用です。
日本錯乱
以前書いた「日本崩壊」の続編です。
年金が危なくなったと話題になっている今の時期に読むと、実にタメになります。ちなみに、略したタイトルを、その前の言葉から前面引用すると、こんな感じです。
健康保険制度も保険料が上がる一方で、国民の健康な生活は崩壊の一歩手前です。高齢者介護は、本来なら健康保険や公費で面倒をみるべくなのに、保険制度にして国民からカネをむしり取っている。健康保険児童手当、生活保護なども削減される一方です。だから、日本人の生活の安定を支えてきた終身雇用制時や年功序列制度をこの二、三年で一気に破壊した第一の責任は財界ですが、その共犯者は厚生労働省です。労働基準法を改悪して働く人々の権利を縮小し、奪い、おまけにサービス残業を野放しにしている。厚生労働省は、国民の生命と生活を標的にした日本最大のテロリスト集団です
ほとんど宣伝されない名著「黄泉の犬」の話の中にもありましたが、「水俣病」に対する対応がココでも問題にされ、1953年の末に発見、1959年7月に熊本大学の研究班がチッソ水俣工場の「有機水銀」と発表。しかし、政府が公害病と認定したのは九年後で、その九年の間に多数の患者が発生し、多数の方々が亡くなった。しかも、1965年には、新潟水俣病まで発生。なおかつ未認定患者の救済は1995年になって、多くの患者がさらに亡くなってから、一人当たり260万円の紛争解決金を「訴訟の放棄と水俣病と認定しないコト」を条件にしたのです。
ゆえに、役人による大量虐殺事件であるとまで、書かれているのですが、昨今の「狂牛病」のアメリカ産牛肉に対する対応を念頭に置くと、今もその体質は何ら変わってない危険性があります。
薬害エイズなど、そうした事柄を挙げれば、数限りなくあると言っても過言ではないかもしれませんね。お昼の時間になりましたので、尻切れトンボみたいですが、本日はココまで。