2007年06月13日

人の絆のモロさ

新潟の高校生の学校での出産ほど、現在の人と人の絆が薄くなっているのだなぁと実感させてくれたコトはありません。

周りの人々の無関心さにとても驚くばかりです。そして、友人と言っても、今の子供達は上辺だけの付き合いをしていると言われて久しいのですが、「本当にそうなんだなぁ〜」と改めて思いました。

死産ではナク、水洗トイレの水で窒息死させたというコトで逮捕されたというコトですが、監督不行き届きで問題視されるのは、親とか学校だったりするのでは?

今、小学校の低学年の子供の問題行動を親の責任と非難するばかりの先生とかも居るみたいですが、兄弟が居たら、一方と他方が全然違うというコトは、二人以上の子供を育てたコトがある方や、兄弟がいた人なら経験済みでしょう。

一年生の時に、「友達と遊べずに、教師(話している当人)にまとわり付いているのは、親が構ってあげなくて淋しいから」と言った教師が、二年生になったら、「隣の子供と授業中におしゃべりし続けるのは、親が子供の話を聞いてあげなくて淋しいから」と言ったそうです。

『うーん、そうかな?』というのが、ワタシの感想。下の息子は、一年生の時に先生にベタベタでしたが、それを何もおっしゃらずに受け入れてくれた先生の御蔭で、今はさしたる問題もナク中学校で生活してますが‥‥

子供を批判ばかりして、寄り添ってあげようとは思わない先生も多いのだろうと思います。あげくに、「似た様なお子さんが居たけれど、不登校になったので、御宅も気を付けた方がイイですよ」とまで言ったそうです。

『ウーン、そんなコト言って親を不安にさせるかな?』というか、『そういう先生に教わったら、不登校になるかも‥‥』と思いました。

その子のお兄ちゃんも知ってますが、その子は全くそんな感じじゃないし、何もかも「勝手に親のせい」にするのは、何か違うんじゃないでしょうかね。

確かに、問題がありそうな子供の親を見てると、『さもありなん』という親も居ますけど、問題がありそうな子供の教師の方に『問題があるんじゃないの?』という場合もあり‥‥

親子、教師と生徒にも相性があるから仕方ナイのかもしれませんが、それにしても問題はイッパイありますよね。そういうコトを少しでも防ぎたいと思ったら、先生の数を増やしたり、先生が画一的な性格にならないコトも必要ではないかと思います。

個性的な先生というのが、昔は結構居たと思いますが、今は、強烈な個性のある先生は少なくなってませんか?

平均的な先生の下で、平均的な生徒ばかり求めて、個性的な子供を無くし、表面的にイイ子ばかり求めた結果が、高校での出産という前代未聞の出来事だとしたら、何だかとても残念です。もっと色々な葛藤が在っても、もっと深い人間関係が在った時代の方が、良かったんじゃないかと思わずにはいられません。
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この記事へのコメント
教師や医者の一言は・・人間を痛めつけるに十分な武器だと
思います。

我が家の長男も小学生のときおとなしい子でした。

そのときの担任が(お宅の○君はいじめられる要素の十分にあるお子さんです)って言われました。

まだいじめられても無いのに・・・

その後中学校でも口数は少なかったですがクラブも熱心に
行って(○君←長男・・はシャイやからな・・)みたいに個性になって一度もいじめられた経験ないです。
その担任は、どういうつもりで私に言ったのだろうと

腹立たしい気持ちでしたよ。
Posted by 松 at 2007年06月14日 07:52
松さん、人間の性格なんて精神科の医師でも変えられないのに、素人の親が変えられるなんて考えているとしたら、大きな間違いだと思います。

少なくとも、「将来、いじめられそう」だと思ったら、教師が教師なりの努力をして「いじめられない」様に努力するのが当然で、親にプレッシャー掛けてどうするんでしょう?

世の中に「評論家」と呼ばれる人が増えて久しいですが、実践すべき教師が、「評論家」になって、現実をタダ眺めて批判してたら、世の中はマスマス悪くなるばかり。

イイ先生の方が数は多いのだと思いますが、そういう先生の方が仕事に疲れて、「評論家」みたいな先生が闊歩するのでは、マスマス変になる方にまっしぐらだと思います。
Posted by koyuri at 2007年06月14日 11:54
私もこのニュース驚きました。
気づかない?見ないふり?
どちらにしても寂しいですね。
赤ちゃんを殺してしまったことは もちろん罪ですが、そうせざるおえなかった環境にも責任大ですね。
Posted by ナミナミ at 2007年06月14日 20:34
ナミナミさん、おっしゃる通りです。

あまりに殺伐としていて、とても寂しい気持ちになりました。「ついに、ココまで?」という感じです。
Posted by koyuri at 2007年06月14日 21:33
 
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