2007年07月17日

頑張らずに生きる

我々は、つい頑張り過ぎて生きては、疲れて精神的に滅入るコトが多い様です。これを簡単に取り除くには、「まあ、いいか」療法が効くみたいです。
心の治癒力をうまく引きだす―病気が回復する力とは何か。「まあ、いいか」療法はなぜ効くのか。
ココでは、原因を探求するよりも、現時的対応がとても大事で、「完全なる治癒」を目指すのではナク、「ホドホドの治癒」を説いていらっしゃいます。

患者さんとの会話など、興味のある方々はしっかり本を読んで頂くとして、マニュアルっぼく、とても簡単にだけ「まあ、いいか」療法を書き込みます。
人間はなにかしらの『ねばならない』思考や『べき』思考を持っている。

だが、これはあなたが思っているのではなく、脳の神経回路が作り出したものなんです。

いったん神経回路が形成されてしまうと、これは自分の意思とは無関係に、いつもいつもそんな思いが出てきてしまい、いつの間にかそれは自分が思っていることであるかのように思わせられてしまっているんです。
つまり、どうも落ち込んだ気分になりそうだと思ったら、すぐに「まあ、いいか」という言葉をつぶやくのが有効だというのです。
実はこの言葉が、脳の形成した『べき』思考や『ねばならない』思考の神経回路を切るための、とても有効な言葉なんです。ただお経のように、心の中で、『まあ、いいか、まあ、いいか』と呟けばいいだけです。最初は、言っている言葉にまったく実感が伴わないし、こんなこと何の意味があるんだろうと思うかもしれませんが、何度もやっているうちに、ある時ふと『まあ、いいか』という言葉に、実感が伴うようになります。

これが脳の神経回路をうまく切断できた瞬間です
「死にたい」とか「もう、ダメだ」とか、色々と否定的な考えが浮かびやすくなるコトは、時には誰もがありえます。でも、それを脳の神経回路だと割り切って、脳に新たに回路を作り、「落ち込み」とは無縁にするコトで、沈んだ気分にならないで済むならば、それに越したコトはナイと思います。

気分が沈みがちな方は、一度ゼヒお試しくださいね。
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この記事へのコメント
まさに鈍感力でしょうね。

これは得意です。

「まあいいか」・・これで全て乗り越えてきました。
Posted by 松じゅん at 2007年07月17日 14:31
松じゅんさん、これからも全て乗り越えて行ってください(笑)

イイ意味の開き直りが、生きていく上に一番大事なのかもしれませんね。

Posted by koyuri at 2007年07月17日 21:00
あれやらなきゃ、これやらなきゃと思っている私には
「まあ、いいか」にも練習がいりそう。
ニュートラルにストンと入れる感じでしょうか。
Posted by セサミ at 2007年07月17日 23:03
「まあ、いいか」って簡単そうで意外と難しいんですよね。
性格的に、頑張る必要のない時でも頑張っちゃったり、
ここで手を抜いたら先に進めなくなってしまうんではないかと思ったり・・・

一日に上がってくる伝票を手分けして処理するウチのような職場だと、
少し「まあ、いいか」にならないと、自分にばっかり負担がかかるかもしれないです。

明日、早速試してみようかなって思います。
上手く行くように祈ってて下さい。
Posted by BOOちん at 2007年07月17日 23:17
なかなか難しそうですね^^;
「まぁいいか」と思えることが少ないもので。
今はそう思うしかないからなしくずし的に思っちゃいますが昔はよく困ってる人とかの手助けできないで通り過ぎるしかなかっただけで一日落ち込んで過ごすことなどよくありましたし。
けっしていい人とかじゃないけど持って生まれた性格とかは治りきらないんですよね;;
「なんとかなる」って思うことが苦手というか(苦笑)
「なんとかする・したい」って思いたくなるんですよ、強欲ですよね^^;

生きていくにはある意味邪魔な思いですね、ほんと。
Posted by 小太郎 at 2007年07月17日 23:34
セサミさん、上手い表現ですね。

>ニュートラルにストンと入れる感じ

確かにそうかもしれません。ニュートラルでも、惰性(悪い意味ではなく、物理の運動力学の用語として)で動くのですから、無理に力まないコトが大切なのかもしれませんね。
Posted by koyuri at 2007年07月18日 08:08
BOOちんさん、祈ってますよ!!

ともあれ、整体院にも、他の人がダラダラやっているので、『頑張らなくては!』と張り切って御仕事されて、身体を壊された方や、その方を支えようと無理して体調を崩される家族の方などが、とても多いです。

イイ人は、他人に頼られ、それにドンドン応え過ぎるがゆえに、疲れ果ててしまうというパターンも見受けられます。

「明日出来るコトは、今日しない」という位に、少し図太くなるのもイイかもしれませんね。
Posted by koyuri at 2007年07月18日 08:14
小太郎さん、ワタシもそうです。

ともあれ、親切も「自分の出来る範囲で」という限定付きにした方がイイのかもしれませんね。

無理という字は、「理(ことわり)が無い」と書くのですから、なるべく無理しない様にするしかナイですね。
Posted by koyuri at 2007年07月18日 08:24
私、仲間うちから「終電オジサン」と最近呼ばれているんです。
タクシーの売上はいつも腹八分。
無理しない。終電になったら帰りましょうが信念。

そしていい言葉ですね。
    『まあ、いいか』
   早速つかわしていただきます。
Posted by takachan at 2007年07月18日 11:32
takachanさん、腹八分こそ、長生きの秘訣。

食べるコトだけではナク、全てホドホドが大切ですね。
Posted by koyuri at 2007年07月18日 19:33
「まぁ、いいかっ!」、大切な考え方だと思います。人間も自然も極みまで行ってしまうと、爆発したり、消えてしまったりとにかく、発散してしまうものですから。
しかし、うちの母親なんぞは連発していますが、それはそれで、問題かなって思うこともありますが…(苦笑)
Posted by 鍼医K at 2007年07月20日 01:22
鍼医Kさん、それでも母上が、そうとは思わずに、何時までも心中深く貯められても、それはそれでかえって困ると思うので、「ま、それでもいいか」と思ってあげてください。(笑)
Posted by koyuri at 2007年07月20日 11:32
 
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