2007年07月23日

ココらでホッと一息・2

この本で、とても画期的だと思うのは、宗教についてしっかり触れているコトです。宗教を医学的に分析した本は、そんなにナイので、何故、「宗教にハマりやすいのか」理解すると、変な宗教に洗脳されにくくなると思います。
仏教のお経にかぎらず、イスラム教でも、キリスト教でも、多くの宗教は、を思いきり出します。腹式呼吸で空気を出しきることで酸素の取りこみが多くなり、細胞活動が活性化され、自律神経の働きがスムーズになれば、精神的なストレスが浄化されていくのは当然です。
しかも、その発生を集団で行うのがミソなのです。医師のなかには、人間の3大欲を「性欲、食欲、共感欲」とする人がいます。最後の「共感欲」とは、自分と価値観を共有する仲間とともに、みんなで喜びを分かちあいたいと感じる欲望です。もっとくだいていえば、「居場所」を確保したいという気持ちですね。これは、どんな人間も持っています。
みんなでいっしょにお経を唱えあげれば、自然にこの共感欲が刺激されるわけです。
そして、すべては音楽的です。キリスト教の賛美歌やイスラム教のコーランをはじめ、どれも、頭がドーパミンで満たされるような、恍惚となる旋律にあふれています。
法事にお香が欠かせないように、宗教は嗅覚にも刺激を与えます。

宗教のなかにかならず組みこまれている座禅、瞑想、祈りといった行為も、人間の気持ちを安らかに癒してくれます。基本は、これもまた呼吸法であり、深く、ゆったりとした腹式呼吸をつづけることで、脳波が変化していきます。
瞑想が深まると、脳波は緊張した状態のβ波から、リラックスした状態のα波になり、さらにはその先のθ波にまで達するといわれています。θ波は、没我の脳波、明鏡止水の境地や一種のトランス状態にまで意識が達したときに出る脳波です。
これを読むと、何故優秀な頭脳を持った人々が、オウム真理教の様な邪宗に取り込まれてしまったのかについても、とっても理解しやすくなります。

著者は「出家」をすすめているわけではなく、あなたの周囲に「きみは素晴らしい」と賞賛してくれる人物が居ないと、下手すると「洗脳」される可能性がありますよ、という警告を発しているのです。

身近な人間関係の中に、自分を受け入れ、必要としてくれ、そして誉めてくれる人を見つけられれば、ソレに超したコトはナイし、それが出来にくい人には、危険なカルト集団に入るよりも、いろんな宗教の「いいとこどり」を薦めています。実際、
初詣や合格祈願は神社に行き、法事はお寺、そのくせ、なぜかクリママスをみんなで祝うという日本人一般の宗教観は、外国人から見たら「とんでない無宗教」に映るかもしれません。でも、それでいいじゃないですか。
仏像を眺めて心を落ち着かせ、賛美歌を歌って心を洗われ、神社で安産のお守りをもらって安心して子供を産んで。
あくまで大事なのは、あなた自身の心と体が安らぐこと、救われること<なのですから。
という雑駁な考え方を、ワタシは大好きです。あまりピュアであるコトを求めすぎると、苦しくなります。ワタシの青春時代がそうでした。雑多でイイとか、あるがままでイイという、一種の開き直りこそが、真面目な人間に一番求められているのだと思います。ともあれ、不真面目な人は、そんなにストレスを感じてないでしょうが、不真面目な人のフリを真面目な人がしても、逆にストレスは溜まると思いますから、真面目な人は真面目に、宗教と戯れるという方法を選択するコトは、とても有効だと思います。
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