2007年07月25日

日本の食が危ない!・2

本日、色々と忙しく更新が遅れております。加えて、この後も、もう一仕事ありますので、パパッと。

本で取り上げられているのが、ドイツ。

厳格なドイツ人であっても、やはり不正は行われるかもしれないというコトで、「自主検査」や「抜き打ち検査」があり、一週間に一度は検査があるらしい。それだけでなく、
バーデンビュルテンベルク州では、「MAKA」プログラムを運営している。MAKAは、ドイツ語で「市場負担緩和と農耕景観保全のための調整金プログラム」の略称。除草剤の不使用。肥料量の削減、草地の植物の種類の多様性など、環境への配慮について綿密な基準をつくり、項目ごとに点数を配分し、農家が所得する点数に応じて補助金を出す。農家の参加意欲は高く、約80%の農家が参加する。市民からの支持も高い。

ドイツ政府も農業が環境に与える負担を軽くしようと規制を強めている。例えば「肥料条例」は農地の肥料投入量を規制する法律だ。
農家に作物や畑の条件に適して肥料を使わせることで、生態系への肥料の流入を防ぐのが狙い。散布量の条件、時期、方法などを規定する。農家が補助金を受ける際はこの条例を守っていることが条件になる。農薬にも同種の規制がある。
振り返って我が日本では、農業に従事している人々に補助金を出すの出さないのという話があっても、それは農家の規模とかで議論されるコトが多い。

ワタシには関係がナイので、「日本農業新聞」に補助金を出すの出さないのという、各党の公約みたいなものが載っていても、そんなに注意して読んではいないが、まぁ、簡単に言えばそんなモノである。

安心、安全が担保される農作物をチャンと作ってくれる農家に、補助金を出して、水田などを耕作放棄地にせず、緑のダムとして景観保全を含めて、心と食のオアシスになって貰えるならば、補助金としての税金投入に、「No!」という人は少ないと思う。

最早、ボロボロとなってしまった、「日本の食の安全」を考えるならば、消費者もある程度の出費はするべきだと思う。今までは、個人の理性がかなりそれを支えてくれたけれど、このままの状態が続けば、遅かれ早かれ「日本人の健康」にも影響が出てくるだろう。

学校給食という場所で、この先大人となって、日本の屋台骨を支えるべき若者の、血となり肉となるべき食肉が、「個人の欲望」の前に、ハチャメチャなモノにされてしまったという事実を、我々は決して忘れるべきではナイと思う。
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この記事へのコメント
ドイツすごいですね。
日本は国が介入することにおそらく個人の利益が関係あるんじゃって思うことが多いですが;;
不信感が強いってことでしょうね。

個人のみならず国への不信が強くなるっていうのもどうなんでしょうね。
Posted by 小太郎 at 2007年07月25日 21:47
わがやの畑は完全に無農薬・・除草剤もまいたことありません。

でも葉物は・・春は青虫・・(ピンセットで取る)・・今紫蘇は小さな「ばった」との戦いです・・

生産者となると・・手作業では無理でしょう・・

なるべく回数を減らして・・収穫の何日前は消毒しないが・・精一杯でしょうね。
Posted by 松 じゅん at 2007年07月25日 22:47
「有明産あさり」
スーパーの表示にこう書いてありました。
ところがです、このアサリの出生地がなんと北朝鮮だったのです。頭の良い魚貝業者は北朝鮮から仕入れて一晩か二晩、有明の海で保管したのです。
したがって「有明産」は不当表示にはならないそうでーす。
どうも、このヒント農水省から仕入れたらしいです。

私もやろうかしら、オーストラリアから牛を連れてきて松坂に一晩おいて
  「最高級・松坂牛」100g 1000円
 koyuriさん、買ってくれますか・・・。
                絶対儲かるんですけど。
Posted by takachan at 2007年07月26日 11:54
小太郎さん、役所が不正をしてナイか、監視する部署も必要だったりしてね‥‥

だけど、抜き打ち検査されたら、悪いコトはしにくいでしょう。

抜き打ち検査があると、情報を漏らす人が居なければって問題もあって、何だか堂々巡りになりそうです。

こんなに人間不信になってはイケナイのですが、最近は電話の勧誘なども、信じにくくなってますからね。

Posted by koyuri at 2007年07月26日 12:04
松じゅんさん、昔は市場に無農薬なんて箱もありましたが、最近は有機減農薬あたりに落ち着いてます。

それが本当かどうかも含めて、出来る範囲で、少しでも身体にイイものを供給して欲しいですね。

そして、消費者も将来の自分の病気を防いで貰えるのですから、ある程度は応分の負担をするしかないと思います。

そうでなければ、食料汚染から人間が崩壊する時代が来ると思います。
Posted by koyuri at 2007年07月26日 12:08
takachanさん、一晩も寝かさないで、オーストラリア産の牛肉を国産と偽って給食に納入したと、香川県丸亀市の業者が逮捕されたというニュースが、グッドタイミングで主人が見ているTVニュースで今、流れたところです。

ともかく、生きている牛もある年限だけ日本で飼うと、国産牛になるんです。

もし、そうだとするならば、最低でも日本の以外の地に踏み入れたコトのナイ牛と、途中で入国した牛を別に表示しないと、日本の畜産農家はタマラナイと思うのですが、官僚は個人経営の農家よりも、牛肉を輸入出来る様な大規模会社に目が向いていると思うので、無理なんですよね。

一人一人の生命を大事に考える様、そういう主張をしている政党に、ゼヒとも一票入れて下さい。
Posted by koyuri at 2007年07月26日 12:17
 
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