長野県のニュースが、全国トップになるコトが今年は結構多かったんじゃないか、それも悪い話で‥‥などと昨日思っていたら、確かにそれが「紀元会」かと聞かれれば自信はナイのだけど、何年か前にある宗教団体の話を聞いたコトを思い出しました。
宗教関係は、どうして意外なホドに力を持っているのかというコトにも繫がると思うので、記憶を整理して書き込むと、さる金融機関のかなりの地位にいた方の話として聞いたのですが、東信(長野県を4ブロックに分けて、群馬県に近い地域をこう呼ぶ)を本部とする神式の宗教団体が、その方のお勤めのトコに、口座を開設してもイイとの話があった。
ついては、一応信者にならないと預けられないというコトで、金融機関のお偉方達が大挙して入会し、その儀式に御布施をした上で、預金を獲得したという話。
その宗教団体名は聞かなかったのだか、忘れてしまったのだが、県外にも多くの信者さんが居てとかいう話が、今回の話とかなり類似している。もしかしたら、違う宗教団体なのかもしれないが。
で、本題はココからなのだが、「どうして、そんなにまでしないとイケナイのですか?」という素朴な疑問な疑問に、「信者が1000人いたとすれば、一人一万円でも御布施の額は一千万円。それが10万円なら、一億だからね」と答えられた。
言われてみれば、確かにそうなんだが、信心してない人間はお賽銭に、はした金しか入れない口なので、ちっとも思い付かなかった。
しかも、税金はゼロなんだから、考えてみればスゴイ御客様だ。加えて、普通の取引の場合は原価が差し引かれるのに、宗教絡みならばホトンド経費はゼロ。信者を取り込む環境を整えるタメに、立派な社だって作れるというワケだ。
ちなみに、これを飲めば難病も治るみたいな水を宗教と関係あるかどうかは知らないが、ワタシの近くでも無理強いする人は存在する様で、何ヶ月か前に御客さんのお仲人さんがガンになられた時に、御客様が近くに親類が居ないからというコトで面倒を見ていらしたら、ある方が、「これを飲めば難病も治る」と一本タダで見本として下さったので、お仲人さんは悪いと思って、一本はその後、購入したのだが、どうも見本の時と味が違う様な気がすると言って、それ以後購入しなかったら、「買わないから、ガンが進む」などと御客様が呼ばれて、なじられたと言う。「そんなコト言われたってね」というから、「相手は、充分に薬事法違反ですよ」と答えておきましたが、世の中には、人の不幸に便乗しようという輩の何と多いコトよ。
宗教に入信した人は、良いコトは教主様の御蔭、悪いコトは自分の信心が足りないからと、どちらに転んでも、セッセと御布施を上げたがるけれど、外部から見たら「とっても変だ」としか思えないのですけどね‥‥