前にEQという、「幸せに暮らすタメのこころの知能指数」という本の話をしましたが、その続編の本の話です。
SQ生きかたの知能指数
現代は他人に対する感心が稀薄になってきている時代だと言われると、確かにそうだと思います。
ドイツのTVが、自動車事故を仕組み、その後の人々の様子を放映したら大反響があったという。バイクに乗っていた人が、自動車と接触して道路にたたきつけられ、歩道に横たわったまま動かなくなっても、歩行者は何人もそばを通り過ぎて行くだけ。ドライバーたちも、目をやるものの立ち止まって救助しようとはしない。十五分後に一人のドライバーが声をかけるまでは、誰も‥‥
コレを読んで思い出したのが、地下鉄サリン事件と尼崎のJR西日本の脱線死傷事故。あの時、通勤客の多くは何事も無かったかの様に、黙々と仕事場に向かって歩み続けたと話題になったモノだ。
「困った人には、手助けするのが当然」という話は、既に昔話になりそうな勢いに、全世界的になっているのかもしれない。
でも、「それで人間は幸せになれるんですか?」というのが著者の投げ掛けた疑問です。
今回も久々に難解な本なので、ダイジェストにして皆さんに伝えるには、本日は疲れ過ぎです。
明日以降に、じっくりとこの本について語りたいと思います。