久々の本の話題。本日は軽めの本を。
てのひらの迷路
原稿用紙10枚のショート・ショートの連続。
著者による解説らしきモノも在って、心休まる一冊です。
タダ、「売れなくても、何度も読み返される小説を書きたい」というニュアンスのトコで、本当にそういう作家というのは少なくなってしまった様な。
明治時代は、寡作でも充分な生活が出来たらしいのだが、今みたいに新刊を買って読む人が少なくなった時代に生きる作家の方というのも楽じゃなかろうという気が‥‥
楽じゃないと言えば、 恒例の貯蓄調査。
2割の家庭は貯蓄がゼロだという。イザという時はどうするのだろうか?
再び餓死する人が、「飽食の国」と言われて久しい日本に再登場しないコトを期待したい。
ちょっと心が疲れた時に読むには、上の本は丁度イイかもしれない。
短い作品の方が、失敗を取り返せないので大変だと思うのだが、それなりに粒が揃っているので楽しめる。
人生のエアポケットにはまってしまった人にオススメの一冊だと思う。