2008年10月03日

年金は底なし沼の様相

この前、書いたが「年金特別便」によって、主人もワタシの年金も間違っているコトが判明しているのだから、おそらくそうなのだろうとは思っていたが、ついに厚生年金の記録改ざん問題の総数は100万件超となる可能性が出てきたと報じられた。

まぁ、当然と言えば当然の話で、夫婦の二人共が変なのだから、確率は100%というコトで、ひょっとすると100万件など、はるかに突破するのではないかと思う。

何故なら、この前「年金はドコへ?」というタイトルの日記にコメント下さった、マクミクさんも間違いがあったとおっしゃっていらっしゃるので、1000万件を超えたとしても無理がナイのではナイかとすら思うからだ。

タダ、本来の総数はそれ位でも、気付かない人もいらっしゃると思うので、今後どうなるかは注視してないと判らないが‥‥

長野市では、閉店するトコが劇的に増えている感じがする。勿論、赤字では開店していても困るのだから当然のコトなのだが、スーパーでの人々の買物の仕方も地味になっている様で、これではマスマス内需が冷え込んでしまうと思うのだ。

このブログの読みごたえありサイトでリンクしている「反戦な家づくり」さんのブログに画期的な話題が載せられていた。「国会図書館がまとめた日本の格差の証拠」によると、日本では「上位1割の人が持っている資産の総額は、全体の4割。上位2割で、資産は6割。上位3割で、資産は7割以上。ちなみに、下位1割のひとが持っている資産の総額は、全体の2.8%」であり、アメリカでは「上位1%(1割じゃない!)で、資産の35%くらいを占有し、上位5%で全体の資産の6割をもっている。そして、下から4割を合計しても、全体の0.3%しかもっていない」というコトだ。

アメリカが、格差社会だというコトは、既に何度もこのブログでも書いているし、その本も紹介しているのだが、アメリカの寡占状態は、マスマス進んでいるという気がする。

そして、日本も同じ道を歩んでいるのだ。

ともかく、どんなに大金持ちだとしても、一日に百食を食べるコトはまずナイ。貧しい人々が、一日三食をきっちりと食べたり、その三食がより豪勢になる方が、世の中の景気が良くなるコトは間違いナイ。

こちらも何度も書いたかと思うが、日本の復興には制度的に問題はあったけれども、農地解放というのが、ある程度は貢献していると思っている。富の再分配こそが、内需拡大の最大の要因なのだ。

こういうコトを書くと、マタ嫌がらせのコメントが届く可能性もあるのだが、我が家の両親はどちらも農地解放によって、資産を減らしたのである。故に、制度的に問題があるというコトを知っているのであり、政府から情報を入れていた人々は、地主をダマして、土地を手に入れたとコトがあった、故に損をしたという話を聞いている。

つまり、個人的には農地解放によって、大損をした子孫ではあるものの、どう見ても戦後復興に農地解放が寄与していると思うならば、それが社会のタメであるというコトは、述べざるを得ない。

国会では、「日本の福祉は中負担で中ぐらいを目指す」と総理が述べているが、現実は「中負担で低福祉」なのは間違いナイ。「高福祉」が本当に約束されるのであれば、国民は「高負担」もやむを得ないと思うであろう。しかし、今のママでは「高負担で低福祉への道をまっしぐら」になりそうなので、国民が怒っているのだ。

ソレに気付けないのか、気付こうとしないのか、とても不思議な話なのだが‥‥
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この記事へのコメント
日本は”欧米並みに” 直間比率をデザインしようとしてきましたが、それっておかしい。  
今回の金融危機を機に、米国でも中間層の負担を軽くするプランを押す声が強くなってきていますし。
ターニングポイントになるとよいですね。
Posted by あきこ♪ at 2008年10月03日 23:44
農地改革が戦後復興に寄与してるのですか?

地主でも自分も耕作していた地主は耕作してた分はそのまま
残ったけれどうちのように全て小作の肩に作ってもらって

年貢の管理だけしてたわが家は丸裸になってしまいました

義父の両親も祖父母も一生働いたコトのない人たちでしたので義父が初めて社会に出て働いたのですがそんなアホボンに
勤まるはずが無く義母は売り食いの生活を余儀なくされたみたいです

それでも今までの庄屋としてのプライドは捨て切れなかったので苦労したみたいですね


その義父は今でもアホボンぶりは健在でその義父を残された私は・・・大変です・・・
Posted by 松じゅん at 2008年10月04日 10:38
あきこ♪さん、結局「中間層」の数が増えるコト。コレが一番世界が幸せになる道だと思います。

「貧困への恐怖」が世の中を悪くします。皆でホドホドの幸せを享受するのが、地球のタメにも最良な方法ではないかと‥‥
Posted by koyuri at 2008年10月04日 14:54
松じゅんさん、ソレは大変ですね。

農地解放の場合、政権から情報が流れていた人々は、その年だけ小作を取りやめたり、その年だけ無理やり他人から借りたりしたみたいです。

ともあれ、思わず安い価格で土地を入手した人々が、それを転売などしたので、土地の流動化が進んだり、貧富の格差が解消したりしたのも事実です。

ともあれ、没落したしまった方々の多くは、残りの財産を死守しようとした人が、次世代に生まれたりして、ソレなりに今でも名家でらっとゃる方々も多く、おそらく松じゅんさんの御家庭も御主人などは頑張ってらっしゃるかと‥‥

昔のママで生きようとして、足を引っ張る方もありますが、ソレでも社会の均衡化の一因になって、戦後復興に寄与したのは、事実だと思います。
Posted by koyuri at 2008年10月04日 15:03
どんな制度もすべての人間から不満が消えることはないのですけれども、そういう観点から見てもやはり大多数を占める中流以下(中流といってもいいものか悩みますが・・)の声を聞くことが大事なんでしょうね。

民意を聞くことと民意に流されることは違うとは言え、それさえも出来ないから首相も短命で終わるんだろうなぁ
Posted by こちきん at 2008年10月04日 23:57
こちきんさん、おっしゃる通り「大多数を占める中流以下」が潤わないと、その国は全体的に貧しくなってしまいます。

努力した人が報われるタメにも、国全体が潤わないと、努力してもタメだという虚無感が国を支配するからです。

上流社会の御意向ばかり気にしていては、政権が滅びるというのは、歴史の真実ですからね。
Posted by koyuri at 2008年10月05日 18:46
 
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