2008年12月27日

人間は機械部品ではない

反-貧困の画期的な本と言って間違いナイでしょう。貧困に陥る様々な状況を網羅しています。

もうガマンできない!広がる貧困―人間らしい生活の再生を求めて

シングルマザー、多重債務者、障害者、高齢者、日雇い派遣労働者、過労死被害遺族、外国人DV被害女性などなど、現実の重みを感じさせる証言が満載です。

中でも、雨宮処凛さんに寄せられた読者のメールが一番心を打ちました。
人間は機械部品ではありません。代わりはいくらでもいる、壊れたら交換すればいい……という発想は社員の意欲を削ぎます。人間は使い捨てですか?壊れた部品(人間)はどうなるのでしょう?産業廃棄物としておしまいですか?事情があって働けない人間さえもニートといって叩くのですか?
正社員として働いていて、働き過ぎでおそらく「うつ病」になり、練炭自殺を図り、未遂で精神科に入院。会社から解雇を通告され、実家で静養を余儀なくされている25歳の「ニート」と呼ばれてしまう男性が書いた一部です。

自分なりに精一杯働いていたのにクビにされ、「自分は役に立たない人間」、「二度と働けないのでは?」と思うと死にたくなるとも書かれてます。

成果主義の導入、サービス残業などで、正社員と言えども大変な仕事を押し付けられ、精神的に参ってしまう人々も大勢いらっしゃいます。

お金がナイから、住所を持てず、電話も携帯しか持てず、借りの寝床は日割りでは少額でも、月に換算すると高額だったりして‥‥持たざる者が、マスマス貧困へと追いやられる手口が、コレでもかコレでもかと書かれています。

派遣会社が月収32万円以上などと誇大広告を打ち、実際には手取りが14万程度、週払い制度があると聞かされてたのに、それもナク、「生活支援プラン」と呼ばれる生活侵害プランを呑ませられ、社会保険、年金、所得税が下がるので実際は手取りが多くなるというコトで、時給が1200円から1000円に引き下げられ、寮費や光熱費が無料になると言われて飛び付かせられても、稼働日数が17日を超えると通常のプランの方がお得になり、ソコで生まれた差額は派遣会社の懐に入ってしまうというコトになっているそうです。

そして、不況になれば派遣期間が残っていても打ち切り、退寮を言い渡すなどというのは、全くもって国が公認した派遣業による、大掛かりな労働賃金詐欺とすら思えてきます。

社会の真実を見抜き、ダマされずにチャンとした職に就くコトが、こんなに大変なコトだったとは‥‥ダメなら自力で独立するのも大変な時代ですから、この上、資格商法などにダマされなければイイとすら思います。

こんな不公平な時代を誰が望んだのかと言えば、政治家のまやかしを信じた我々国民の責任です。来るべき来年の選挙で、もう少し血の通った政治に変えないと、国民全部が討ち死にしそうな状況です。

上流階級の方々が、下流社会の儲けを掠め取れなくなったら、やっぱり立ち行かなくなってしまうだろうと思うので‥‥

全ての階級の人々が、ある一定の生活水準で暮らし、互いにお金を回し合うコトこそが、不況から脱却する最良の方法だと思います。
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この記事へのコメント
機械部品というと銀河鉄道999を思い出しますね。
子供心になんとなく空恐ろしい話だなと思いながら見てました。
Posted by あきこ♪ at 2008年12月29日 22:06
あきこ♪さん、正直ワタシも銀河鉄道999は苦手でした。もう少し大人だったらハマったかもしれませんが。

メーテルの綺麗さが、この世の人っぽくない感じでしたね。
Posted by koyuri at 2008年12月29日 22:40
 
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