「百年に一度の不況」と大騒ぎが続いているけれども、結局、どうして起こったのかという点については、良く判る本がこちら。
とはいうものの、結局、どう投資すればイイのかという話題になってしまっているのだが、何はともあれ、最大の投資は自分自身だと思っているので、結論には「ハイ、そうですか」とも思えない部分もあるのだが、一読しておくべき本かと‥‥
日本の金融会社が、如何に甘ちゃんかというコトが理解出来る本。ともかく、農林中金などは、メチャクチャ言われているが、あまりにゆるい経営だつたのだから、それも仕方ナイのだろう。
ちなみに、何年か前に用事で出掛けて、タマタマ農林中金でも用が済むからと、長野支店に入ったコトがあるが、他に御客さんが一人しか居ないにも関わらず、通常の所要時間の何倍もの時間を必要としたので呆れてしまい、それ以降二度と足を踏み入れてナイのでイイのだが‥‥
何事も、ある程度その会社の支店などの雰囲気を掴んでおくと、滅多に失敗はしないのかも‥‥無論、絶対などドコにも存在しないのだし、著者はハイパーインフレに備えて、金などを勧めているが、一番すべき投資は自分自身としかどうしても思えない。
人間、健康で他人に簡単には真似の出来ないスキルを持つコトの方が、確実に大事であって、イザとなったら、日本を見限ってでも世界に行って、自分の力を試すくらいの勢いが必要かと。
他人から必要とされる人間にさえなっておけば、どんな状況が来ようと確実に生き延びては行けるのだから。
それにしても、このまま日本丸がアメリカの言うなりに進んで行って大丈夫なのかというコトは、本当に問題で。アジア諸国にODAをバラ撒けるホド、果たして日本に余裕があるのかと、世界で大風呂敷を広げている首相に対して、かなり心配になります‥‥