2009年03月17日

“塀の中”も不況とは‥‥

不況で食べられなくて、軽犯罪を冒して刑務所へという話は知っていたし、特に歳老いた人々にその傾向が高いというコトも知ってはいたが、まさか刑務所での1日8時間以内の刑務作業すら、民間企業から請け負う製品組み立てなどの受注件数が激減して困っているとは知らなかった。

受刑者に支給される作業報奨金の月額平均は1人当たり約3000円という破格値だというのに‥‥

高校時代、文学部で冊子を文化祭に出していて、それは必ず刑務所で印刷されていた。

ちなみに、我々の校正も拙かったのだが、かなり誤植が多い出来栄えだったのにも関わらず、安さには勝てずに毎年頼むのが通例になっていた。

しかし、最近は母校の部活動も低迷しているらしく、コピーの普及もあり、手造り感の漂う冊子を無料で配布しているのを文化祭で貰ったりすると、実に若者の活字離れというか、本など読まないだろうなという気分にさせられる。

まして、自分の言いたいコトがあるならば、この様にブログとかで世界中の人々に自らの意見を発信出来るのだから、ソレも仕方ナイことなのかもしれないが‥‥

本を買うのも、既に本で溢れているコトもあり、なるべく阻止しようとして図書館から借りる様に努力している日々だから、本代も少なくて済むのは有難いのだが、良き作家が産まれ難くなっているだろうと残念にもなる。

おそらく「活字離れ」の傾向は、不況でナクても続くのかもしれない。そんなコトを考えると、ネットサーフインで見つけたニュースに、なんだかとても感慨が深くなる。

考えてみれば、日本の遠く離れた地方紙の記事すらも読めてしまうのだから、本当に世の中は便利になり、そして、それが故に廃れるモノもマタ多いのだろう。
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